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天塩町の牧場が生んだ新食感スイーツ「トロケッテ・ウーノ」とは?

天塩町のとある牧場で、まったく新しいスイーツが誕生しました。その名も「トロケッテ・ウーノ」。新鮮なミルクを使ったスイーツということですが、プリンとも違う、ヨーグルトとも違う、このトロケッテ・ウーノでしか味わえないものなのです。一体どんな味でどんな食感なのか、そしてどうして牧場でスイーツを作ろうということになったのか、気になるところを聞いてきました。

ヒントになったのは牛乳豆腐

▼放牧によって自由に過ごす牛たち
天塩町の牧場が生んだ新食感スイーツ「トロケッテ・ウーノ」とは?

トロケッテ・ウーノを作っているのは、天塩町サラキシの宇野牧場です。1945年から続く牧場で、現在は3代目の宇野剛司さんが経営しています。現在は110頭もの牛を育て、剛司さんの代から完全な放牧に切り替えました。

「牛が牛舎に入るのは、ほぼミルクを絞る時だけ。放牧するために、まずは土づくりから始め、牧草も無農薬で薬品や化学肥料を一切使わないようにしました。土が変化し、草が変化すると、牛が健康になってミルクの味もどんどん変化していくんです」(宇野さん)

▼牧場主の宇野剛司さん
天塩町の牧場が生んだ新食感スイーツ「トロケッテ・ウーノ」とは?

おいしいミルクができたら、それを少しでも多くの人に知ってもらいたいと思うのが人情というもの。そこで思いついたのが、牛乳豆腐でした。牛乳豆腐とは、温めたミルクに酢を入れて固め、水分を切ったまさに豆腐のようなもので、もともと酪農家では当たり前のように食べられていたものでした。そんな牛乳豆腐をヒントに、もっと滑らかに、ストローで飲めるようにしたものがトロケッテ・ウーノなのです。

▼左から、あずき、抹茶、プレーン、いちご、ハスカップ(税込各380円)
天塩町の牧場が生んだ新食感スイーツ「トロケッテ・ウーノ」とは?

牧場に併設した工場で絞りたての生乳をすぐに加工することができ、新鮮なミルクならではの濃厚な味わいが、トロケッテ・ウーノに生かされています。飲んでみるとほのかに甘く、とろみがあって、今までになかったまさに新感覚のスイーツ。2013年の新発売から、売り上げをどんどん伸ばしています。ちなみにインターネット通販でも購入でき、道内で人気なのはいちごと抹茶、道外で人気なのはプレーンとハスカップなのだとか。

牧場の横にカフェもオープン!

宇野牧場で作られている製品は、トロケッテ・ウーノの他にもいろいろあります。

▼左から、牛乳(200ml税込250円)、パンナコッタ・ウーノ(税込480円)、とろっとプレーンヨーグルト(税込972円)、とろっとスイーツヨーグルト(税込1,080円)
天塩町の牧場が生んだ新食感スイーツ「トロケッテ・ウーノ」とは?

どれもミルクの味わいを生かした製品で、一度食べたり飲んだりしたらやみつきになりそうです。さらには、2017年9月にカフェ「uno CAFE」もオープンしました。

▼牧場のすぐ横に建つ「uno CAFE」
天塩町の牧場が生んだ新食感スイーツ「トロケッテ・ウーノ」とは?

トロケッテ・ウーノなどの説明をしていると、実際にどんな様子で放牧されているのか見てみたいという声も多く、それがカフェを併設するきっかけになりました。

「なかなか目的がないと来ない場所ですし、お客さんに休んでもらう場所があればいいな、と。それに、せっかく牛の姿を見に来たんだから、牛乳やヨーグルトをこの場で味わってみたいと仰る方も多かったので」(宇野さん)

▼かわいらしい店内
天塩町の牧場が生んだ新食感スイーツ「トロケッテ・ウーノ」とは?

ここでは、トロケッテ・ウーノはもちろん、ソフトクリームや牛乳豆腐なども食べることができます。タイミングが良ければ、遠くの方で草をはむ牛の姿が見られることもあります。牛がのびのび自由に過ごしている風景を見れば、ミルクの味わいもより深く感じられるかもしれません。

▼ホルスタインの他、ジャージー牛の姿も
天塩町の牧場が生んだ新食感スイーツ「トロケッテ・ウーノ」とは?

新しいスイーツを生み出したのは、牧場主の「おいしいミルクを知ってほしい!」という熱い思いと、そんな牧場主の元でのんびり暮らす牛たち。そのおかげでおいしいスイーツが味わえる私たちもうれしい気持ちになって、結果、みんなハッピー。トロケッテ・ウーノは、みんなを幸せにしてくれるスイーツなのでした。

【動画】トロケッテ・ウーノを飲んでみた(出演:三村遙佳)

宇野牧場
所在地:北海道天塩郡天塩町字サラキシ2015番地の2
電話:01632-2-3218
営業時間:平日10時~16時
公式サイト
Facebookページ
取材協力
天塩町役場&天塩町町おこし協力隊
所在地:北海道天塩郡天塩町新栄通8丁目
電話:01632-2-1001(代表)
公式サイト

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】