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富良野GROUP公演2011冬「マロース」が始まる!

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富良野GROUP公演2011冬「マロース」が始まる!

 作/演出・倉本聰氏、出演・富良野GROUPによる冬季公演「マロース」が、2011年1月15日から30日までの日程で行われます。この作品は2010年春に富良野塾が閉塾して以降 初めての完全新作で、環境問題への警鐘を鳴らす作品です。(画像は稽古風景)

 富良野市の富良野GROUPは、脚本家・倉本聰が主宰し、芝居作りや創作活動を行っています。2010年には、2010年春に閉塾した富良野塾の現役塾生を含めての最後の公演になった「谷は眠っていた」、再演の「歸國」、女優・三倉茉奈さん、三倉佳奈さんを迎えた「オンディーヌを求めて」の3作品を上演しました。

 そして、2011年冬季公演は「マロース」。2009年冬にNHK-FMで放送されたラジオドラマ「マロース」を舞台化した作品で、富良野塾閉塾後初の完全新作として注目されています。作・演出は倉本聰氏。レイチェル・カーソンの「沈黙の春」をヒントに書き下ろした自然と人間を描く物語です。

富良野GROUP公演2011冬「マロース」が始まる!  物云はぬ弱き者、小さき命にも命の尊厳があるとするなら、人間社会の安全の為にそれら全てを殺戮してしまうという人類の傲慢なこの行為は、ある意味かつてのホロコーストにも匹敵する重大な犯罪ではあるまいか。この作品は、そうした声たてぬ命たちへの、切なる鎮魂の物語である。

【あらすじ】
北海道の中央。
森に覆われたこの一帯の村落で、不審な野鳥の大量死が発見される。 それは何人かの村民への感染まで疑われ、渡り鳥の運んできた鳥インフルエンザと認定される。付近の鶏にもその影響が出て界隈の養鶏所は閉鎖され、 卵の出荷の出来なくなった養鶏業者に自殺者が出る。
 五月、その被害は更に拡大し、音別川上流域にある水鳥たちの越冬地ペンケ沼でも鳥の死体が確認され、それ以上の拡大を恐れた町は、 ペンケ沼一帯に棲息するマガモ、ハクチョウなどを全て一斉に殺してしまう。
 そんな五月の珍しい猛吹雪の夜、森の奥にあるコーヒー店「ブナの森」 に、一人の年老いた遭難者がころがりこむ。老人は記憶を全く失ってしまっている。 「ブナの森」の女主人・みどりは、この老人を手厚く介護し何とか一命はとりとめるが、老人は記憶をとり戻さない。
 口さがない店の常連客たちは老人について色々噂するが、 心やさしい女主人・みどりは、老人を庇い店に置いてやる。
 周囲の町には春がとっくに訪れているというのに不思議なことにこの一帯だけ は冬が完全に居坐ったままである。
 そんな時一つの風評が流れる。 鳥たちの死はインフルエンザ=バード・ウイルスの為ではなく、全く別の原 因によるものではないのか、という風評。

富良野GROUP公演2011冬「マロース」が始まる!

 富良野GROUP広報によると、「これまで来場者は地元富良野の方が中心で、札幌や旭川で走る人ぞ知る公演でしたが、札幌市に北海道四季劇場ができたことをプラスに作用させ、演劇を見る文化をもった方々の目に触れる機会を増やしたい」としています。札幌の方も、道内の方も、全国の方も、是非演劇を見に富良野に行ってみることをお勧めします。

 「マロース」公演は2011年1月15日(土)~30日(日)。15・29日は14:00・19:30の2回公演。16・22・30日は14:00開演、20・21・25~28日は19:30開演(いずれも開場は開演30分前)。場所は富良野市中御料の富良野演劇工場で、シアターバスが無料運行されます。

 チケットは座席が限られているため要予約で、一般3500円、小学生1500円。予約やお問い合わせは富良野演劇工場(0167-39-0333)まで。チケットはJR北海道各駅みどりの窓口でも取り扱っています。公演詳細は富良野GROUP公式サイト参照

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