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道内初!「日本山岳遺産」に高山植物の宝庫「夕張岳」を認定

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【夕張市・南富良野町】 株式会社山と溪谷社(東京都)と日本山岳遺産基金は、2012年11月15日に「第3回日本山岳遺産サミット」を都内で開催、2012年度の日本山岳遺産認定地を発表した。その中で、夕張岳が道内では初の認定を受けた。

同サミットの第一部で発表された2012年度日本山岳遺産認定地は全国3カ所。北海道の夕張岳、岩手県の七時雨山、広島県の臥龍山が認定された。初開催の2010年度には山梨県3件と愛媛県1件の計4件、2011年度は岩手県と熊本県の計2件が選ばれているが、道内からは認定を受けたことはなかった。2012年の3件を合わせ、全国9カ所が認定を受けたことになる。

日本山岳遺産は、日本山岳遺産基金が地域の自薦に基づき、基金アドバイザリーボードの意見を参考に認定する。認定された場合、それぞれの山岳保護支援団体には助成金が拠出されるほか、媒体での広報支援が得られる仕組みとなっている。

道内初!「日本山岳遺産」に高山植物の宝庫「夕張岳」を認定 今回認定を受けた夕張市・南富良野町にまたがる「夕張岳(1668m)」は、国指定天然記念物・富良野芦別道立自然公園・北海道百名山・日本二百名山・日本の地質百選であり、ユウパリコザクラなど、「ユウバリ(ユウパリ)」の名を頭につける夕張岳固有の高山植物が多く存在することで知られる。そのほとんどが環境省のレッドリストに指定されている。それゆえ一部登山家からは「花の名山」とも呼ばれてきた。しかしながら、1990年代には貴重な植物ゆえに大量盗掘事件も起きてきたのも事実だ。

こうした貴重な高山植物の保護活動を長年行ってきたのが、ユウパリコザクラにちなむ「ユウパリコザクラの会」だ。夕張市に1989年4月発足以来、山岳環境保全のため努力を傾けてきた。また今後は、夕張岳の環境保全、安全に登山ができるよう、老朽化した山小屋「夕張岳ヒュッテ」建て替えを目指している。

今後、登山家等を中心に、貴重な植物を見ることのできる夕張岳が全国的に注目されることになるはずだ。登山に興味のある方は、夕張岳の自然に触れてみるのはいかがだろうか。

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