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旧ふるさと銀河線・分線~川上間が撤去中!? 駅舎は既に撤去済みだった

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旧ふるさと銀河線・分線~川上間が撤去中!? 駅舎は既に撤去済みだった 【陸別町】 2006年の廃止以降 保存されてきた、旧ふるさと銀河線・分線駅~川上駅間の鉄道施設が順次撤去されていることがわかった。既に旧・川上駅舎は解体済みで、2014年度までに4つの橋梁も撤去する予定。これにより、鉄路の保存は陸別駅~分線駅間のみとなり、観光鉄道「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」の運行も同区間に限ることとなった。(写真:廃止前の川上駅)

第三セクター鉄道・北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線は、2006年4月21日に池田駅~北見駅間が全線廃止された。廃止後、レールなど鉄道施設は順次撤去されたが、陸別町の陸別駅~川上駅間(9.8km)だけはレールを残して車両が走行できるようにし、2008年4月20日に体験型鉄道公園「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」として生まれ変わった。現在も、当時使われていた車両に乗って運転体験ができるとあって、鉄道ファンや子供たちの人気を得ている。

りくべつ鉄道は、オープン当初は陸別駅構内のみ営業、2012年度以降は陸別駅・寛斎(金沢踏切)~カネラン~百恋(松浦踏切・下勲祢別)間(1.6km)の本線・銀河コースで運行中。陸別町によると、最終的には分線駅を経て川上駅まで整備し運行する計画だったが、分線駅~川上駅(4.1km)間は河川が多い区間で、橋梁の老朽化や護岸の土砂崩れなども確認されており、現状のままでは保線や安全管理が困難と判断、同区間の鉄道設備を順次撤去することを決めたという。りくべつ鉄道の運行目標も陸別駅~川上駅間から陸別駅~分線駅間(5.7km)に変更となる。

撤去作業は2013年1月の旧・川上駅舎解体に始まり、旧・分線駅の待合所とホームも撤去済みで更地になった。さらに、2014年3月までに利別川に架かっている第14利別川鉄橋と第15利別川鉄橋の二つの橋梁、2015年3月までに第16利別川鉄橋と第17利別川鉄橋の二つの橋梁、合計四つの橋梁が撤去される計画になっている。費用面から橋梁の架け替えの予定はなく、旧・分線駅以北へは運行できなくなる。


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▼健在だった頃の川上駅
旧ふるさと銀河線・分線~川上間が撤去中!? 駅舎は既に撤去済みだった 旧ふるさと銀河線・分線~川上間が撤去中!? 駅舎は既に撤去済みだった

▼健在だった頃の分線駅
旧ふるさと銀河線・分線~川上間が撤去中!? 駅舎は既に撤去済みだった 旧ふるさと銀河線・分線~川上間が撤去中!? 駅舎は既に撤去済みだった

旧・川上駅は1920年6月1日に開設され、1962年10月1日に無人駅になった駅。駅舎については当時の資料がないため明言できないが、開業当時から使われていたもので、1919年から1920年に建立されたとされる歴史ある建物だった。廃止当時、周辺は民家がなく乗降客数はほぼゼロ状態だった。一方の旧・分線駅は、1958年9月10日に無人駅として開業した駅だった。

両駅には既に駅舎はないものの、開業以来約100年間使われてきた両駅間の橋梁はまだ現存。いずれも国道242号線沿いからも見れるので、気になった方は見納めで足を運んでみては。(両駅舎はGoogleMapストリートビューで確認可能)

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