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「あいうえおつまみ表」で魅力再発見―100人で作った北海道版完成

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「あいうえおつまみ表」で魅力再発見―100人で作った北海道版完成 【中札内村】 「あ」はアスパラベーコン、「い」はいくら醤油漬け、「う」はうに丼、「え」は枝豆、「お」はおかず豆―。このように北海道の名物でひらがな五十音を覚えていく「あいうえおつまみ表」北海道版がこのたび完成した。道内外の北海道が好きな人たち100人ほどが参加し、約1年かけて作り上げた力作だ。

何を並べるか考える楽しみを共有したかった

企画・製作したのは、中札内村在住の編集デザインユニット・チームヤムヤムの山本学さん・山本えり奈さん。もともと、当時3歳の娘が文字を覚えるために、大人でも楽しめるイラスト付き「あいうえおつまみ表」を製作したのがはじまり。今回はその第二弾で、初の地域版となる。

今回完成した北海道版は、北海道に移住して3年目になる山本さんが、北海道の食べ物のおいしさにいつも感動していることから製作を思い立ったという。そこで、2012年10月以降、北海道が好きな人やおつまみが好きそうな人たちに回覧板を渡して協力を依頼、「北海道ならでは」「北海道だとよりおいしい」と思うおつまみを書き込んでもらった。

参加者の中には、道内の農家、ユースホステル、レストラン・カフェ、菓子メーカー勤務の人、地元の雑誌編集者、ミュージシャン、陶芸家のほか、東京・京都など本州各地の人々が含まれており、合わせると全国100名ほどにのぼった。

「あいうえおつまみ表」で魅力再発見―100人で作った北海道版完成 回覧板方式で様々な方々に参加してもらったのには、主に二つの理由がある。(1) 名産品や名物グルメだけではなく、地元にひっそり伝わる食べ方や手軽な家庭のお惣菜など、暮らしの中にあるものを集めたかったこと、(2) どんなおつまみを並べようか考える作業も楽しいので、参加してもらうことでその楽しみを多くの人と共有したかったから、と山本さんは話す。

おつまみ選出で気付いた北海道の食に対する人々のイメージ

回覧板を回収したあとは選出作業に取り組んだ。『五十音埋める大変さより、どれにするか選ぶほうが悩みました。どっちも捨てがたいというのがあったりして』と山本さんは振り返る。一例として、「こ」は「こまい」と「こにく」どちらも捨てがたく、そこに「子和え」も浮上して悩み、最終的にはそれら三つすべてを併記することになった。そのあたりはゆるく決めたそうだ。

今回の製作を通して山本さんは、北海道の食に対する人々のイメージの傾向を知ることができたという。例えば、枝豆やとうきびなどの野菜は特に多かった。また、旬のときしか食べられないものや冬の寒い時期限定のものもあり、おつまみにも季節感がはっきり表れていたことがわかった。道外からの回答では、ラーメン、海産物、乳製品、ラベンダーなどのイメージが多かったという。

「あいうえおつまみ表」で魅力再発見―100人で作った北海道版完成 ▼完成したあいうえお表全図。「く」=クラシック、「さ」=さけとば、「ち」=ちゃんちゃん、「は」=花咲がに、「ふ」=フレンチドッグ、「ほ」=ホッケ・ホタテ、「ら」=ラーメンサラダなど北海道らしい食がいっぱい揃った。中には十勝らしい「ろ」=六花亭、「せ」=セイコーマートの焼きそば、なんていうものも。

壁に貼って北海道の話で盛り上がってくれたら嬉しい

100人の協力を得て1年がかりで完成させた「北海道版あいうえおつまみ表」。北海道が好きな人はもちろん、言葉を覚えようとしている子供を持つ親や、日本語を学ぶ外国人の人にもプレゼントしたら喜ばれるかもしれない。

山本さんは、『壁に貼った表をみんなで眺めながら、おつまみや北海道の話で盛り上がってもらえたら嬉しい。メニュー表のようにして子供と居酒屋ごっこをしてもいいし、今晩のおつまみを決めるのに使ってもいいかも』と、その活用法について教えてくれた。道民の皆さんも、そうでない皆さんも、この新しい「あいうえおつまみ表」で北海道を再発見してみてはいかが。

誕生した「北海道版あいうえおつまみ表」は、2013年10月27日(日)に帯広の森・市民農園サラダ館(帯広市)で開催される「スロウ村の仲間たち2013」で初披露される。なお、「北海道版あいうえおつまみ表」は1部350円(送料別途)で全国発送も行う。チームヤムヤム公式ウェブサイトからメールで問い合わせのこと。
チームヤムヤムウェブサイト:http://www.tyy.co.jp/
ヤムヤム旅新聞:http://www.facebook.com/teamyumyum
※写真提供:チームヤムヤム

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