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街中に大きな砂絵が出現! 札幌の冬を元気にするロードアート開催

街中に大きな砂絵が出現! 札幌の冬を元気にするロードアート開催 【札幌市】 去る2014年1月12日(日)、札幌駅前通りの歩行者天国に大きな砂絵と小さなペンギン達が出現しました。これは「まほうの絵ふで」という、小学生を中心とした子供たちが通うアートスクールによるイベント。歩行者用の滑り止めの砂を使って、イラストレーター大塚いちおさんのイラストを基にした砂絵を描き、完成した砂絵の上をペンギンに扮した子供達が歩くという、大変ほほえましいイベントでした。しかしそこには、雪国北海道ならではの問題と、そんな北海道を元気にさせてくれるようなメッセージが込められていました。

なぜ砂で描くのか

スパイクタイヤの規制後、つるつる路面が頻発し、路上で転倒し救急車で運ばれてしまうといった事故が後を絶ちません。札幌市では砂箱の設置やポスターやチラシでの啓蒙活動をおこなっているもののなかなか減ることはなく、また北海道開発局が独自に行った調査では、9割もの方が「砂箱は利用していいものかわからない」との結果が出ています。

そのため、今回のイベントを通し、砂を利用し安全な冬を過ごしてもらおう、また、砂箱に対して親しみを持ってもらおう、というのが今回の目的です。イベント時には、600gの砂(写真)が実際に歩行者に配布されました。

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大きな砂絵ができるまで

街中に大きな砂絵が出現! 札幌の冬を元気にするロードアート開催 大きな砂絵はどのようにして出来上がったのでしょうか。まずは、大通地区の西4丁目・駅前通りの歩行者天国にトラック4台分の雪が敷き詰められ、その上に、モチーフがくりぬかれた薄くて硬めのフェルト(レッドカーペットのようなイメージ)がのせられたブースが用意されました。

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子供達はそのくりぬかれたところに砂を埋めていきます。子供達は「ペン、ペン、ペン……」という掛け声に合わせてブースに入場しますが、ブース内では後ろ向きに歩くのがポイントです。段差に注意しながら、一歩ずつ慎重に歩いていました。

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街中に大きな砂絵が出現! 札幌の冬を元気にするロードアート開催 絵が完成してくると、できた絵にぶつからないように注意する必要も出てきます。中には転んでしまう子もいました。子供達が後ろ向きで歩くことによって、まるで子供達が磁石のように、砂鉄に見立てた砂に引きつけられたり離れたりするように見えます。

制作の様子は、工事などに使う高所作業車からビデオ撮影されており、随時モニターでチェックできる仕組みです。

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完成後は小さなペンギンたちが登場!

街中に大きな砂絵が出現! 札幌の冬を元気にするロードアート開催 モチーフごとに砂を撒き、ブースから出るということを繰り返し、およそ1時間半後に巨大な砂の絵が完成しました。

今回のイラストはNHK教育テレビ放映されている子供向け番組「みぃつけた」でアートディレクションもされている、イラストレーター大塚いちおさんが特別に書き下ろしたものです。

▼中央・ベージュのフードの方が大塚さん。▼右:原画。(C)大塚さん
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この日は雪が降ったりやんだりと落ち着かない天気だったため、せっかく完成した砂絵が、降っている雪で消されてしまうといったトラブルもありました。その雪を払っている間に、子供達はペンギンの格好に着替え、線の上を歩いていきます。

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ペンギンに扮した子供達の姿をみて「可愛い」の声が上がる等、道行く人の目をひくイベントとなりました。

雪と共に生きる―子供達がくれたメッセージ

この日は雪が降ったりやんだりして落ち着かない天気。その上気温は-6℃と、とても寒い中、子供達は文句を何一つ言わず、一つの絵の完成に向かって頑張っていました。そんな子供達を見守る親御さん、スタッフさんの努力。

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大通で行われた同イベントは、北海道ならではの雪を活かし、雪と共に暮らしていこうというメッセージが込められており、冬本番を迎える前にパワーを与えてくれたイベントとなりました!

雪が降ると憂鬱になることも多いですが、そんな雪も北海道ならでは。砂箱も活用して、安全に楽しく冬を過ごしていきましょう!

冬のロードアート penguin wonderland
2014/1/12(日) 13:00~15:30
札幌市中央区南2条西4丁目 駅前通りの歩行者天国
まほうの絵ふで
イラストレーター 大塚いちおさん

筆者について

山下愛未

山下愛未

1988年1月27日生まれの会社員。札幌市在住、第二の故郷は胆振。モットーは『一度しかない人生だもの。貪欲に、ワガママに、ハッピーに、そして強かに生きる』。年のせいか最近時間の流れがとても短く感じている筆者が、おいしい!っと思ったグルメや、ステキ!っと思った場所、大好きな温泉の事などを綴る。