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2014~2015年は余市町に大注目! 地元でいま話題の「マッサン」とは?

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2014~2015年は余市町に大注目! 地元でいま話題の「マッサン」とは? 【余市町】 今年2014年から来年2015年にかけて、余市町が全国から注目を浴びるかもしれない。そんなこともあり、地元では盛り上がりを見せている模様だ。しかし、そもそもなぜ余市町が?そのキーワードは「マッサン」である。

マッサンって?

2014~2015年は余市町に大注目! 地元でいま話題の「マッサン」とは? 昨年(2013年)11月18日に発表された「マッサン」。NHK平成26年度後期連続テレビ小説のタイトルである。2014年9月29日から翌年3月28日までの間、全150回放送される。「マッサン」というのは、英国人が日本人に嫁ぎ日本語を学ぶ中で、愛情をこめて呼ぶ夫のことだという。

余市町と英国人のつながりといえば、竹鶴リタが思い浮かぶ。そう、余市町のニッカウヰスキー創業者として有名な竹鶴政孝の妻である。連続テレビ小説「マッサン」は、その竹鶴政孝とその妻リタをモデルにした夫婦の奮闘記なのだ。

日本初のウイスキー造りに挑んだ竹鶴政孝

2014~2015年は余市町に大注目! 地元でいま話題の「マッサン」とは? 竹鶴政孝について簡単におさらいしておこう。彼は、純国産のウイスキーを造るため人生を捧げた人物である。1918年からウイスキーの本場であるスコットランド・グラスゴー大学に留学し、ウイスキー製造を学ぶ。帰国後は、大不況の中でウイスキー製造に挑む厳しい時代を迎えた。

現在のサントリーでウイスキー製造に取り組んだ後、1934年にはスコットランドに気候が似ていた北海道に渡り、余市に大日本果汁株式会社を設立、ゼロからウイスキー造りを開始した。ウイスキー出荷までの間は、余市町特産品のリンゴを使ったリンゴジュースを製造していたという。最初のニッカウヰスキーが発売されたのは1940年のことだった。

竹鶴政孝の働きはウイスキー造りだけではない。町内に竹鶴シャンツェと呼ばれるスキージャンプ台を寄贈した。1972年の札幌オリンピックでは、このジャンプ台で練習したニッカウヰスキー社員・笠谷幸生(日の丸飛行隊)を支援したとされる。竹鶴は1965年に余市町名誉町民に選ばれており、1979年に亡くなるまで北海道で多大な貢献をした。

夫を献身的に支え続けた妻リタ

2014~2015年は余市町に大注目! 地元でいま話題の「マッサン」とは? 竹鶴政孝と妻リタとの出会いは、スコットランドに留学していた時である。1920年、反対されながらも国際結婚し、竹鶴とともに日本へやってくる。大阪時代では、日本の文化に翻弄されながらも、大阪弁を身につけたり、日本のおもてなしの心を学んでいく。

太平洋戦争に突入すると、リタの故郷が敵国になったことから、スパイ容疑までかけられるという苦しい時代を過ごした。それでも夫婦ともに支え合いながら幾多の試練・苦難を乗り越えていく姿は感動的。ドラマ中では、フィクションを交えながらも、周囲も仲睦まじいと認めていた夫婦の絆を描く。当然ながらドラマの後半では北海道・余市に舞台が転換することになり、道民としても期待が高まる。(※写真は、余市調ニッカウヰスキー敷地内にある愛称「リタハウス」)

盛り上がりを見せる余市町

余市町では、制作発表を受けて早くも歓迎モード。町内ではマッサンの話題で持ちきりという。また、町内には撮影協力をする応援推進協議会も設立された。余市町図書館では、制作発表後、竹鶴と妻リタに関する書籍の貸し出しが多くなっているようで、特設コーナーでは関連本を集めて紹介している。この機会に、竹鶴夫妻の伝記などを呼んでみてはいかがだろうか。

2014~2015年は余市町に大注目! 地元でいま話題の「マッサン」とは? ウイスキーと私 (1976年)
竹鶴政孝 著
竹鶴の自伝。

2014~2015年は余市町に大注目! 地元でいま話題の「マッサン」とは? 琥珀色の夢を見る―竹鶴政孝とニッカウヰスキー物語
松尾秀助 著

2014~2015年は余市町に大注目! 地元でいま話題の「マッサン」とは? 望郷 (角川文庫)
森瑶子 著

竹鶴夫妻のゆかりの地・余市町を訪れてみよう!

2014~2015年は余市町に大注目! 地元でいま話題の「マッサン」とは? 竹鶴政孝・リタ夫妻のゆかりの地・余市を巡ってみるのもよし。何よりもニッカウヰスキー敷地内には、その名残が随所にみられる。二人が創業直後に建設した旧竹鶴邸(写真)は、郊外の山田町に移転したが、2002年に工場内に復元された。リタ夫人のためにと、洋風の建築様式を交えて建築したもので、リタの庭園も再現している。夫妻の生活を垣間見ることができる場所の一つである。

敷地内には、「リタハウス」という妻の名を冠した建物もあるし、1988年に故郷スコットランドのイースト・ダンバートンシャイア市(当時:ストラスケルビン市)と姉妹都市提携したことにちなみ「リタロード」とした、JR余市駅~ニッカウヰスキー正門~余市町役場までの道路もある。今年は余市を訪ねてみてはいかが。

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