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札幌初の尺玉打ち上げが実現!「モエレ沼芸術花火2014」9月開催決定

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札幌初の尺玉打ち上げが実現!「モエレ沼芸術花火2014」9月開催決定

【札幌市】 2012年と2013年に札幌のモエレ沼公園で行われた花火打ち上げを中心としたイベント「モエレサマーフェスティバル」(いずれも7月開催)が、名前を変え、スケールアップして帰ってくる。

「モエレ沼芸術花火2014」(開催委員会主催)に改称したイベントは、札幌国際芸術祭2014連携事業として、2014年9月20日夜に開催される。今回は、数々の賞を受賞している国内屈指の花火師・野村陽一さんらを迎え、札幌初となる尺玉打ち上げをはじめ、圧倒的スケールで札幌の秋の夜を盛り上げる。

北海道の花火を変えたい!2年後に道内一、5年後に日本有数に

前身となるモエレサマーフェスティバルは2回とも10,000人近くを動員し、札幌を代表する花火大会の一つとなった。3回目となる2014年は「北海道の花火が変わる」がテーマ。『今年は本当にやりたかったことをしたい』(糸川一也委員長)、『今年は北海道の花火を変えてみようと思う。目標は、2年で道内一の評価を得、5年で日本有数規模にしたい』(福田信プロデューサー)と話すように、これまでとは違った花火大会にしたいと意気込む。

▼花火師・野村さん、委員長・糸川さん、学生ボランティア統括・磯由衣花さん、プロデューサー・福田さん(2014年6月6日午後、札幌市役所で開催された記者会見で) 札幌初の尺玉打ち上げが実現!「モエレ沼芸術花火2014」9月開催決定

北海道由来の音楽に合わせた芸術性あふれる花火大会、目玉は札幌初の尺玉

今回は、尺玉32発を含む12,000発が総展開幅1,050mに渡って打ち上がる、圧倒的スケール感がポイント。さらに、芸術性を帯びた花火大会であることから、北海道のアーティストや北海道を題材にした曲、ヒット曲から子供向けの曲、オペラに至るまで、幅広いジャンルの音楽に合わせ、当日20:00から48分間ノンストップで打ち上げる予定だ。

一番の目玉は、札幌初となる「尺玉」の打ち上げ。釧路市で打ち上げられる海上の尺玉を除けば、陸上では道内初とされ、会場の安全性が確保されたことで今回初めて実現する。この尺玉を、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」、EX「奇跡の地球物語」など数多くの番組で特集されたほか、国内各地の花火大会などで数々の優勝を果たし、名実ともに日本一の呼び声が高い花火師・野村陽一さんが手掛ける。

五重芯の尺玉は、5つの芯が入っており、打ち上げた時6つの菊が咲くもの。野村さんによれば、わずかしか製作できず、高難度の製作技術だという。野村さんが製作する本格的な花火は道内初登場。『300mの広がりは、ダイナミックなモエレ沼公園に相応しい。見たこともない花火を何発か含め、いろんな花火で夢と感動を与えたい』と話している。

▼今回の目玉「尺玉」(昇り曲導付き五重芯変化菊)。直径30㎝、重量8.5㎏、花火開発高度330m、花火開発時の直径320m
札幌初の尺玉打ち上げが実現!「モエレ沼芸術花火2014」9月開催決定

▼左は尺玉を打ち上げる筒
札幌初の尺玉打ち上げが実現!「モエレ沼芸術花火2014」9月開催決定

札幌初の尺玉打ち上げが実現!「モエレ沼芸術花火2014」9月開催決定

奇跡の公園「モエレ沼公園」だからできるダイナミック感あふれる花火大会

全国各地で花火大会をプロデュースしてきた福田プロデューサーは、会場となるモエレ沼公園が花火大会に相応しい場所であると太鼓判を押す。『2年前初めて訪れ、こんな素晴らしい公園があったのかと驚いた。演出が何通りも考えられ、いかようにもなる』。さらに、『国内最大級の12万人は収容できる可能性があり、一度に演出しきれないポテンシャルを秘めている』と話し、モエレ沼公園で行う花火大会の将来性にも期待する。

糸川実行委員長も、モエレ沼公園を「奇跡の公園」と呼び、『そのことに感謝し、誇りを持って、10年、20年と続けていきたい』と話した。

サポーターと学生ボランティア、市民一人一人が作っていくお祭り

札幌初の尺玉打ち上げが実現!「モエレ沼芸術花火2014」9月開催決定

同イベントは有料チケット制で、2014年6月14日にローソンチケット(Lコード14920)で発売となる。前売り入場券は1人3,500円、プレミアムチケット7,000円、中学生未満1,500円(いずれも税込)。複数人数のお得なパックも用意されている(最大8人パック20,000円)。有料来場者を「サポーター」と呼ぶが、これには「市民一人一人が作っていくお祭り」という意味合いが込められているという。

これに関連し、同イベント学生ボランティア統括・磯由衣花さんは『今年は300人の学生に協力してもらうのが目標』と、学生ボランティアの募集を呼び掛けている。また、『子供たちの夏の思い出にしてもらえるように頑張りたい』とも話し、幅広い世代が楽しめる花火大会になるようにも準備を進めている。なお、収益の一部はモエレ沼公園に寄付し、老朽化した遊具の修理代に充ててもらう。

ダイナミックながらきめ細かい花火大会「モエレ沼芸術花火2014」は、過去最大14,000人の動員を目指す。現時点では帯広市で開催されている十勝毎日新聞のかちまい花火大会が道内最大級で、札幌からも多くの人たちが観覧に行っている現状だが、今後、モエレ沼公園が国内最大級の花火大会へ成長していけるか期待がかかる。(※過去開催写真は開催委員会提供)

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