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200人で作った巨大アート! 十勝発・豆モザイクアートで世界一に挑戦!

200人で作った巨大アート! 十勝発・豆モザイクアートで世界一に挑戦!

【中札内村】2014年8月30日(日)、十勝「世界一」プロジェクトが、豆モザイクアートの大きさでギネスの世界記録に挑戦しました。

「世界一」を狙う事によって、全国・全世界への「十勝」の発信と、「地域全体の交流」を目的とした、継続的なプロジェクト、それが十勝「世界一」プロジェクトです。これまで2013年には、十勝の開拓者・依田勉三をモチーフにしたトーストアートでギネス公式記録に認定され、今年6月には「顔はめパネル」の大きさでギネス記録に挑戦(8月に認定)。そして今度は「豆モザイクアート」で、3度目のギネス認定を目指し、会場となった中札内村交流の杜には朝からたくさんの参加者が集まりました。

※写真上:制作の様子(FBより)

地域のもので、地域の人と繋がるイベント

十勝「世界一」プロジェクトの代表・真浦綾子さんを中心に、地元十勝の農産物を使って「何か楽しいことでチャレンジしよう」と始まったもの。最初は十勝産の野菜で……と考えていたとのことですが、生の野菜では保存の問題などもあり、乾燥状態で扱え、しかも十勝ならではのもので……と「豆」を使用したモザイクアートを制作することに。

▼プロジェクト代表の真浦綾子さん
200人で作った巨大アート! 十勝発・豆モザイクアートで世界一に挑戦!

4月末に練習として小さなものを作り、その反省点、改善点をふまえて5月から本格的に動き出した「豆モザイクアート」プロジェクト。モザイクの材料は、十勝産の大豆、黒豆、とら豆、小豆、手亡など9種類の豆。総量は2.5トンに達すると言います。それらの豆を10cm角の袋に平らになるように詰め、5万袋を作りました。

▼9種類の十勝産の豆を使用。豆王国十勝の豊かさを感じられます。黒色は黒豆、緑色は大袖振大豆、白色は手亡を使っています
200人で作った巨大アート! 十勝発・豆モザイクアートで世界一に挑戦!
200人で作った巨大アート! 十勝発・豆モザイクアートで世界一に挑戦!

作業はプロジェクトメンバーに加え、地元の学生、友達同士のグループ、親子など、さまざまな人たちが参加。誰でも気軽に参加できることが、このイベントを身近に感じさせてくれたようです。 「イベント当日は参加できないけど……手伝ってくれた方もたくさん。子供から60代くらいの方まで、延べ200人以上が関わってくれてできたイベントです」と話す真浦さん。

もうひとつ地元感を出しているのが、アートの図案。荒川弘氏の人気コミックの「銀の匙~Silver Spoon~」の登場人物を配したイラストが豆で描かれることに。荒川氏は十勝の出身、しかもコミックで描いている「大蝦夷農業高校」は、荒川氏の母校・帯広農業高校がモデルになっています。 その原画をモザイクアートでどう表現するか。グラフィックデザイナーの真浦さんが毎日深夜まで作業し完成させた設計図に基づいて、豆を配置しモザイクアートに仕上げていきました。 素材の全てが100%十勝というのも、真浦さんらプロジェクトの皆さんがこだわり、そして参加者が楽しめることに繋がったのでしょう。

▼十勝出身の荒川弘氏が描く人気コミック「銀の匙」がモチーフの図案。5万パーツを豆で描きました
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参加者同士の新たな繋がり、地域交流がプロジェクトの力に

プロジェクト代表の真浦さんからプロジェクトリーダーを任された吉村透さんは、今回のイベントを振り返って「参加した若い人たちに、こんなに豆があるなんて知らなかった、勉強になったと言われました。親子で参加した人には、豆の色がこんなに優しくてきれいだったんですねと感激されたり……でも、みんなが楽しんでくれて、人とのつながりも生まれました。それがプロジェクトが目指す地域の交流でもあります」と話します。

8月30日(土)の当日は、スタッフは朝8時に集合し、参加スタッフ、ボランティアスタッフが集まり作業開始は10時頃。もくもくとコツコツと豆の袋を配置。午前中だけ参加できる人、午後から参加する人など制作メンバーも時々入れ替わりながら、午後2時過ぎに完成しました。その大きさは幅20m×縦25m。500㎡の巨大なアートです。「完成です!」のスタッフの声に、会場にいた人たちみんなの達成感に充たされたような表情が印象的でした。

完成したモザイクアートを改めてながめ「大きいですよね」としみじみつぶやいた真浦さん。「プロジェクトを支援してくれた地元のさまざまな人の思い、力が結集してできました」とほっと安堵した様子でした。

▼幅20m×縦25mの巨大なアートが体育館を埋め尽くしました
200人で作った巨大アート! 十勝発・豆モザイクアートで世界一に挑戦!

▼豆のモザイクアート完成後の参加者全員での記念撮影
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▼完成後に地元マスコミ等からインタビューを受ける、プロジェクト代表の真浦綾子さん。
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参加した人すべてに感動と学びがあった

「次のチャレンジは、まだ何も決まっていません。またみんなで面白いことが見つかったらやろうと話しています」と真浦さん。今回は夏の開催となったために、十勝管内で開催される他のイベントを楽しむ時間がなかったことが反省点と言います。 「毎年何かをやるというのではなく、それが2年に一度でもいい、みんなが参加でき、楽しめて地域の力になれるようなことを一緒につくっていければいいですね」と真浦さん。もしかしたら、次のチャレンジのヒントも何か得ているかもしれません。

十勝の豆で表現したアート。参加した人すべてに感動があり、学びがあったようです。子ども達は体験しながら十勝の農業や食にふれられるチャンスでもありました。食を育む大地と人を繋ぐイベント、世界一大きな「豆のモザイクアート」作りが無事終わり、また十勝から世界一が発信されました。次はどんな世界一にチャレンジするのか。これからの十勝「世界一」プロジェクトの活動に注目していたいと思います。

十勝「世界一」プロジェクトの様子は、フェイスブックで見ることが出来ます。
※注記:豆の種類に関しまして「緑色はエンドウ」という表記に誤りがございましたので、お詫びし訂正いたします。2014/8/31 17:00

筆者について

高橋真由美

高橋真由美

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