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この秋は比布町へ急げ!建築から半世紀、南・北比布駅の待合所が解体

編集部
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この秋は比布町へ急げ!建築から半世紀、南・北比布駅の待合所が解体

【比布町】JR宗谷本線・南比布駅と北比布駅の待合所が、2014年10月下旬に解体、リニューアルされる。建築から約55年。鉄道ファンをも魅了してきた趣ある駅待合所が、あと1か月で姿を消す。

地元の強い要望で設置された仮乗降場がはじまり

南比布駅と北比布駅は、比布駅の両隣にある駅。地元で駅設置を望む運動が行われたことから、1955年12月2日に南比布仮乗降場、北比布仮乗降場として一緒に開業、1959年11月1日に駅に昇格した。

現在は共に無人駅。北比布駅は周囲に民家が少なく田園風景が広がっていることから、秘境駅の一つとして鉄道ファンに知られる。一方の南比布駅は、簡易委託駅で乗車券を販売していた時期もあったり、蒸気機関車も停車したことがあるという。

簡易待合所は1958年に、仮乗降場を利用する地元住民が協力し建てたもので、南比布の待合所が先に完成した。南比布駅待合所は木造、北比布駅待合所は壁面はコンクリートブロック造り、ともに土間。トタン屋根と電灯を配した待合所は、当時としては立派な作りだった。町広報誌第670号は、両駅についての町民の思い出を綴っており、それによると、両駅待合所とも低い土地に建てたため、建築時やその後の除雪では苦労があったという。

▼国道40号線跨線橋(かつては踏切だった)の下にある南比布駅と大きく傾いた木造待合所。傾きすぎで、頭上(屋根)に注意の看板も。入って正面に窓あり。
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▼あたり見渡す限り田園風景の秘境駅、北比布駅と待合所。こちらはコンクリートブロック造。側面の窓は小さめで陰湿な印象。
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建築から半世紀、老朽化し大きく傾いた駅待合所

利用者が少なくなった現在は、建物内には時刻表をはじめ鉄道に関するお知らせの貼紙のほか、除雪道具も置かれている。天井には怪しげに光る電球(南比布)、壁の下方には、腰かけるベンチなのかそうでないのかわからない板も張り巡らされている。

両駅待合所ともに約55年経過し、老朽化が激しい。南比布駅の待合所は大きく傾きが確認され、北比布駅のそれは入口のコンクリートブロックにひびが入り隙間が空くなど、倒壊の恐れがあるとして、地域やJRと協議し、解体・改築することが決まった。町によれば、先に解体されるのは北比布駅のほうで、2014年10月23・24日に、南比布駅のほうは10月30日頃に解体する予定という。解体後は、それまでより小さめの待合所が設置される予定となっている。

10月までに無くなってしまう南・北比布駅の待合所。見に行くなら今のうちに……である。見納めに一度、時間が止まったかのような両駅を訪れていただきたい。

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