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さよなら711系!国内初の交流専用電車「赤電」が3/13を最後に引退

編集部
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さよなら711系!国内初の交流専用電車「赤電」が3/13を最後に引退

道央圏で古くからお馴染みの「711系」電車が2015年3月13日の運転を最後に引退するまで、一週間を切った。「赤電」として親しまれてきた711系電車は引退間近の今、4種類ある「さよなら711系」のヘッドマークを付けて運行中だ。

711系電車とは?

道央圏の人で電車通勤・通学をしてきた人ならお世話になったという人もいるだろう。音は静かで、急加速はせずゆっくりスタート、車内は一部ロングシートのセミクロスシート、天井に扇風機、そして独特のにおいを思い起こす人もいるだろうか。鉄道ファンのみならず、沿線利用者・観光客を含め、それぞれにいろんな思い出があると思う。711系はどんな電車だったのだろうか。その歩みを簡単に振り返ろう。

現在では真っ赤なボディに白いラインが横一線に入った姿で知られる711系は、国内で初めての交流専用電車。国鉄時代の1968年8月28日に、函館本線・小樽~滝川間が初めて電化するのに合わせて製作され、同年以降順次量産・投入された。そのためもちろん、北海道初の電車でもある。雪国北海道で通用するよう、二重窓で車内保温を徹底したり、雪が機器類に入り込まないよう、耐寒・耐雪に優れた仕様で設計・開発されたのが特徴だ。

走行していたのは、函館本線・小樽~旭川間、千歳線から室蘭本線・室蘭駅間の電化区間。最近では3両編成を基本とした普通列車として運用されているが、かつては急行「かむい」(小樽~旭川)、急行「さちかぜ」(札幌~旭川ノンストップ)で運行されたこともある。485系特急電車「いしかり」が導入された1975年以降は711系急行の本数が減らされ、それは1986年まで続いた。

さよなら711系!国内初の交流専用電車「赤電」が3/13を最後に引退

淘汰

しかし、711系はゆったり加減速するタイプ。一部で3ドア化したがもともとは2ドアでデッキがついているタイプだった。札幌近郊の輸送量増に伴い、特にラッシュ時にはそれが障害となることも。そこで、快速エアポートでお馴染みのシルバーボディーに緑ラインの721系が1988年から、シルバーボディーに緑・赤ラインでデッキなし全ロングシート採用の731系が1996年から導入されていく。一方で711系は淘汰されていくことになった。

札幌近郊では711系が減っていったが、近年は室蘭本線の電化区間や函館本線・岩見沢以遠で主に運用されてきた。室蘭本線・苫小牧~室蘭間では、2012年10月に気動車ワンマン運転に切り替わるまで運行され続けた。そのためそれ以来、函館本線・岩見沢~旭川間を中心に運用され現在に至っている。

さよなら711系

1968~1980年にかけて量産された711系は老朽化が避けられず、2012年に2014年度末に営業運転を終えることがJR北海道から示された。その後2015年3月13日を最後に営業運転を終了することが発表され、それに向けて順次廃止されてきた。2015年2月16日からは「さよなら711系」のヘッドマークが8編成に掲出されている。

営業運転最終列車は、2015年3月13日午前8:38に札幌駅に到着する岩見沢発普通列車となる予定。その後手稲まで回送運転される。この日、35年~半世紀近く札幌近郊を走り続けてきた赤電は終止符を打つことになる。

さよなら711系!国内初の交流専用電車「赤電」が3/13を最後に引退
さよなら711系!国内初の交流専用電車「赤電」が3/13を最後に引退
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711系電車3月13日までのダイヤ
下り:旭川方面
岩見沢06:24発→旭川08:03着(滝川まで6両)
滝川07:29発→江部乙07:38着(土・休日運休)
岩見沢12:30発→滝川13:11着
岩見沢15:27発→旭川17:11着
岩見沢17:00発→旭川18:38着
岩見沢19:30発→滝川20:13着
札幌23:22発→岩見沢00:10着(6両)
上り:札幌方面
岩見沢07:49発→札幌08:38着(6両)
江部乙07:55発→岩見沢08:45着(土・休日は滝川08:03発)
旭川08:08発→岩見沢09:49着
滝川15:37発→岩見沢16:21着
旭川17:32発→岩見沢19:17着
滝川20:40発→岩見沢21:22着
旭川20:46発→岩見沢22:04着
※順次721系に置き換わる

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