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最後のブルートレイン「北斗星」ラストラン!22日札幌発を最後に引退

編集部
Written by 編集部

最後のブルートレイン「北斗星」ラストラン!22日札幌発を最後に引退

国内最後のブルートレイン(青い客車の寝台特急列車)寝台特急「北斗星」が、2015年8月22日札幌発上野行の列車をもって引退する。今年3月に定期運行を終了し、以降は1編成の臨時運行だった「北斗星」。ブルートレインは半世紀以上、「北斗星」としては27年の歴史に幕を下ろす。

寝台特急「北斗星」の歴史を振り返る!1日3往復から1往復そして臨時格下げへ

「北斗星」は、青函トンネルの津軽海峡線が開業した1988年3月13日に運行を開始した寝台特急列車。上野から札幌まで1214.7㎞を約16時間で結んできた。列車名は一般公募の上位の名称ではなく、100位以下の名称が採用されたというエピソードも残されている。

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当初は1日3往復運行しており、約10年間は1号~6号まで存在した。しかし1999年7月16日に上野~札幌間の寝台特急「カシオペア」が登場すると1日2往復、2008年3月15日に北海道新幹線建設工事を理由として1日1往復に減便。2015年3月14日以降は、青函トンネルでの新幹線工事や車両老朽化のため、定期列車から臨時列車に格下げされ、1日おきに運行されることとなった。

派生臨時列車として、「エルム」、小樽着の「北斗星小樽号」、トマム発着の「北斗星トマムスキー号」、新得駅発着の「北斗星トマムサホロ号」、函館本線山線経由の「北斗星ニセコスキー号」、根室本線の「北斗星まりも」、南稚内駅発着の「北斗星利尻号」が存在した。電化区間の青森~函館間はED79形電気機関車、非電化区間の函館~札幌間はDD51形ディーゼル機関車二連でけん引する。

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客車の特徴としては、シャワー・トイレ・洗面台・テレビなどを完備するA寝台1人用個室「ロイヤル」、A寝台2人用個室「ツインデラックス」、B寝台として2人用個室「デュエット」、1人用個室「ソロ」、開放式がある。食堂車グランシャリオ、ロビーカーが中央に連結され、電源車を含む12両の車両をけん引して運行された。

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▼定期運行を終える寝台特急「北斗星」札幌駅入線

北斗星引退後の寝台特急は?

今年3月の寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪~札幌)に続き廃止となる、寝台特急「北斗星」。21日上野発(22日札幌着)、22日札幌発(23日上野着)をもって引退する。国内最後のブルートレインとしても半世紀の歴史に幕を下ろし終わりを告げる。

最後のブルートレイン「北斗星」ラストラン!22日札幌発を最後に引退

▼乗客の「北斗星」愛が伝わってくる飾り
最後のブルートレイン「北斗星」ラストラン!22日札幌発を最後に引退
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北海道と本州を結ぶ列車の相次ぐ引退には、車両老朽化とされているが、北海道新幹線の開業が関係する。青函トンネルと前後の合計82㎞区間は在来線と新幹線が共用、架線電圧も新幹線用に変更される。これにより従来の電気機関車が使えなくなるため、寝台特急すべての存在問題に発展している。

寝台特急「トワイライトエクスプレス」と「北斗星」が引退すると、残るは「カシオペア」、夜行急行「はまなす」(青森~札幌)のみとなる。2016年3月の北海道新幹線開業に合わせてそろって引退するのではとの憶測を呼んでいる。

JR北海道とJR東日本は2015年8月21日、この2つの列車について、2016年2月までの運転計画を発表。2月までは少なくとも運転を継続することが確定したが、「3月以降の運転計画は、決まり次第お知らせ」としており、北海道新幹線開業後については確定していない。急行「はまなす」はJR唯一の定期急行であり、寝台特急「カシオペア」は上野と札幌を結ぶ唯一の寝台特急となるため、今後の行方に注目が集まる。

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