女子旅!手軽旅!神秘の湖「朱鞠内湖」で釣り体験!無人島にも上陸!

日本最大の人造湖、朱鞠内湖で、この地に移住4年目の筆者が「釣り」を初体験しました。また、湖に浮かぶ島に船で渡り、釣り人たちの「パラダイス」に潜入しました。

朱鞠内湖は、雨竜川の上流に位置する、面積23.7km2、周囲83.5kmの湖です。入り組んだ複雑な湖岸と、大小の島々を有するのが特徴です。

大人女子でも手軽に楽しめる!朱鞠内湖で釣りのススメ

大人女子の皆さん! 「釣り」は「マニアック(?)な男子の趣味」で「女子が足を踏み入れてはいけない領域」だと思い込んでいませんか?

違うんです! ここ、朱鞠内湖では初心者でも気軽に楽しめる道具と設備が整い、女性のスタッフが釣り方を優しく丁寧に教えてくれます。ドライブやツーリングのついで、パーカーにスニーカーという出で立ちで、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

▼レンタルセット(のべ、エサ、長靴)

「のべ竿釣り」は、もっともシンプルな初心者向けの釣り方です。
釣り糸の途中に蛍光色のウキがついており、先端にフック形の釣り針がついています。

今回ご案内いただいたのは、インドネシア語と関西弁をたくみに操るスタッフの黒田綾子さん(写真)。
魚や野鳥に詳しく、ダイビングもされます。
引き出しが無限大にある黒田さんとの会話が楽しいです!

いざ、釣り体験!

エサは二種類あります。水に溶かしてこねる練り餌とサシ(ハエの幼虫)です(写真)。サシは、中央のハラの部分に釣り針を突き刺します。
生きています。かすかに動いています! 怖々とつまみ、ぐっと刺しました。

サシの扱いについては、心配な女子も多いと思いますが……結論! 「慣れ」です。
私も、最終的には「サシのハラワタが出ていた方が、魚の食いつきがいいですね~」なんて会話を普通にしていました。

そして、最初の難関を突破したあとは、捕獲です! エサのついた釣り糸をなるべく遠くに放って、垂らします。
正直、自分には無理だと思っていましたが……

2分後! 手にぐっと当たりが来ました。
その後、オレンジの浮きがぐーっと水中に沈みこんだら竿の上げ時です。
思い切り、振り上げます!


かかった! ウグイです! 8㎝くらいの子どものウグイでした。
その後も次々と当たりがあり、30分で3匹も捕獲する事ができました。
信じられない! 嬉しい!

ちなみにウグイは、コイ科に分類される淡水魚です。大きさは通常30㎝前後で、沖縄以外、日本全国に広く生息しています。

湖上の孤島! 船で朱鞠内湖に浮かぶ無人島へ!

その後、黒田さんに朱鞠内湖に浮かぶ無人島を船で案内してもらいました。
私は酔いやすいので、密かに心配でしたが、黒田さんの操縦、優しいです。
スピードもゆっくりで、ほとんど揺れませんでした。

そして無人島に到着! そこは音のない世界でした。
静寂に包まれた非日常の空間で、時折天然記念物の鳥、クマゲラの
「コロコロコロコロ」「クイーッ、キョーン」という鳴き声だけが聞こえてきます。
虫を取るため、小魚の群れがぴちぴちと跳ね、湖面にキラキラ反射しています。

ここで釣りをしながら一日を過ごす方も多くいらっしゃるそうです。
誰もいない空間で、好きな時に竿を振り、持参した食料を調理して食べ、
コーヒーを沸かし、スイーツと一緒に楽しむ……。
自分だけの特別な釣り場が、ここにはあります!!

ウグイを食す?!

朱鞠内湖では、特別な魚以外、釣った魚は持ち帰る事ができます。
今回、私が捕獲したのはウグイでしたが、から揚げや刺身にして頂けます。
淡泊であっさりした味わいで、秋から冬にかけての身の引き締まっている時期が美味しいそうです。
また、この地方では、ウグイのはらわたを取り、焼いて乾燥させた焼き干しや、それを甘からく味付けした甘露煮が、冬の保存食として食べられていたようです。

朱鞠内湖での初釣り体験、大満足の一日でした。釣りは、女性でも気軽に、しかも一人でも楽しめるスポーツです。また、釣れた魚は自然の恵み、美味しく頂く事も出来ます。
この秋、雪虫の飛びかう紅葉の朱鞠内湖に足を運び、釣りをはじめてみませんか?

問い合わせ
電話:0165-38-2101(朱鞠内湖観光案内所)
遊漁料:1,100円(1日券)
レンタルセット(釣り具):エサ付き700円、エサなし500円
渡船サービス:昼便2,300円
※この掲載をご覧になった方にはプレゼントもご用意しています(2015シーズン限定)。