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読者が生産者に会いに行く!『北海道食べる通信』初の読者ツアー開催

編集部
Written by 編集部

読者が生産者に会いに行く!『北海道食べる通信』初の読者ツアー開催

2015年6月に創刊した『北海道食べる通信』。食べ物が付録としてついてくる新しいスタイルの隔月刊情報誌が2015年11月21・22日、初めてとなる読者ツアーを実施しました。道内外10名の参加者が、同誌で紹介された生産者を巡り、直接対面して時間を共有する感動的なひと時を過ごしました。

会いに行きたくなる食べ物付き情報誌『北海道食べる通信』

『食べる通信』は東北から全国に広まった、生産者が主役の情報誌。食べ物が付録として付いてくる雑誌として注目を集めました。毎号1人の生産者を取り上げ、生産者の思い、こだわり、生き様など食のストーリーが書かれた冊子と、その生産物をセットで届けるスタイルです。

北海道版は株式会社グリーンストーリープラス(本社・帯広市)が2015年6月に創刊(編集長・林真由さん)。創刊号は松橋農場(更別村)、8月号はチーズ工房酪恵舎(白糠町)、10月号は さたけ農園(東川町)を特集してきました。現在450名以上の読者がいます。

読者が生産者に会いに行く!『北海道食べる通信』初の読者ツアー開催

今回北海道で初めて企画された読者向けツアーは、生産者に直接「ありがとう・ごちそうさま・おかわり」を伝えに行く「おかわりツアー」。北海道版6月号と8月号で取り上げられた生産者が中心で、2日間で白糠町と更別村などを回りました。

購読者は誌面で生産者と生産物をよく知り、その食材を味わい、読者専用SNSページでコミュニケーションをとっています。読者は初めて生産者に会いに行くものの、生産者や生産物について既によく知っている状況。生産者にとっては、自分の思いや情熱を知る人が訪れるので、生産者と消費者の間により深い関係性を築くことができます。

この「会いに行けるアイドル」ならぬ「会いに行ける生産者」を生み出すのが『食べる通信』の醍醐味の一つです。今回のツアー参加者はもちろんですが、中には一人で勝手に生産者に会いに行く人もいるのだそう。それほど、生産者の思いが誌面を通して伝わり、会いに行きたいと思わせるパワーを秘めた情報誌といえるでしょう。

生産者に会い、生産者と直接濃い話ができる「おかわりツアー」

初日朝、とかち帯広空港に降り立ったのは道外からやってきたツアー参加者7人。道内参加者3人も後に加わって、計10名でツアーが行われました。最初に訪れた白糠町のレストランはまなすでは、チーズ工房「酪恵舎」のチーズを使ったランチメニューを堪能。ニョッキ、リゾット、サラダなどが食卓を彩り、これから向かうチーズ工房への期待を高めさせました。

▼白糠町「はまなす」で酪恵舎製チーズを使ったランチメニュー
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酪恵舎はモッツァレラを始めとするイタリアンタイプのチーズを製造するチーズ工房です。今回はプロヴォローネと呼ばれるチーズの弾力を決める上でとても重要な作業、フィラトゥーラの様子を見学。チーズを練ってのばすという、なかなか見ることのできない工程です。「しゃべっても、どこに触れてもいけない」という緊張感漂う中、参加者は真剣な眼差しで作業の様子を見つめました。

▼白糠町「酪恵舎」のチーズ工房を見学
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茶路めん羊牧場では、代表の武藤浩史氏が出迎え、自らめん羊や生産の歴史について解説しました。かわいらしい表情のめん羊たちにカメラを向ける参加者たち。その後は、同牧場に併設するレストラン「Cuore」にて、生産者(酪恵舎代表井ノ口和良氏・茶路めん羊牧場代表武藤浩史氏)と食事をともに楽しむ「おかわりライブ」。生産者から濃い話を聞き、思いを共有し懇親を深める貴重な時間となりました。

▼白糠町「茶路めん羊牧場」を見学
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▼併設レストラン「Cuore」でおかわりライブ
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生産者と話をすることは、生産物をおいしく食べる最高の調味料

「スーパーに並ぶと単にモノになってしまって感動もなくなるが、生産者と話をすると食べ物に対してもっと期待が膨らみワクワクするし、どんな調味料よりもおいしく感じられる。安心・安全が叫ばれている時代、数値で見るのではなく、『あの生産者が作ったものなら大丈夫』と、人でわかってもらうのは素敵なこと」と林編集長(おかわりライブにて)。

「おかわりツアー」は、誌面だけではわからない生産者の思いや哲学を感じ取り、改めて生産者や生産物に対して感謝を深める機会となりました。作る人と食べる人とを固く繋げコアなファンを増やしていく『北海道食べる通信』のような取り組みは、良質な食材を生み出す農業王国北海道だからこそ今後ますます重要になっていくことでしょう。

『北海道食べる通信』公式サイト

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