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道産子ミュージシャンと共に10年―「音楽処」石川店長が語る昔と今

道産子ミュージシャンと共に10年―「音楽処」石川店長が語る昔と今

みなさんこんにちは。 オホーツク観光大使ラウフェンCukaです。こちらの記事では、laufenが担当しているAir-G'(FM北海道)の番組「laufenのkita-note」で取材した模様を文字と写真でリポートします。

<特別編ゲスト>CDショップ音楽処 店長・石川千鶴子さん(2015年12月17日放送)

―― laufenのkita-note、Cukaがお送りしています。 laufenのCDも置いていただいている札幌のミュージックショップ音楽処は、道産子ミュージシャンの聖地とも言えるお店です。 今日は店長の石川千鶴子さんをお迎えしました、イランカラプテ!(Cuka)

石川:イランカラプテ!

道産子ミュージシャンと共に10年―「音楽処」石川店長が語る昔と今

―― 石川さんは札幌で音楽販売に関わって40年以上。 私が生まれる前からCD、レコードを売っていたんですね。

石川:はい、40年前はまだレコードですね。 30年ちょっとぐらいでCDに変わっていく時期が2、3年あり、それからスッとレコードが無くなってみんなCDに変わってしまいました。

―― 大手CDショップがある中、音楽処というご自分のCDショップを作られたということですが、なぜ自分で作ろうと思ったのでしょうか?

石川:前に働いていたCDショップをやめた時に何か別の仕事をしようと思っていたのですが、お客さんによく「いつお店を始めるんですか?」とか「石川さんがいなくなってからCDを買わなくなってしまったんですよ」と言われたんです。 CDはどこにでも売っているもので値段も同じですが、私から買っていることに意味を持ってくれる人がこんなにいてくれたんだなということに改めて感謝しました。 みんなにそう思っていただいていたのにお返しをできていない、じゃあ大手がやらないことは一体何なんだろうと思ったときに、地元のミュージシャン達とこれからの音楽で一緒に何かできることがあれば良いなと思ったんです。 もちろんメジャーなものも扱っていて、それと北海道で活動しているインディーズアーティストのCDを大体半々ぐらいに置きました。 それが自分がお店をやることでやっていけること、お客さんやアーティストに対する感謝の気持ちでしたね。

―― そうだったんですね。

石川:そのことからまた新しい出会いがあったり、元々自分が応援してきたアーティストに自分のお店をやるよと言ったときに歌いに来てくれたりとか、そういう光景に自分も励まされてありがたいなとすごく思いました。

▼音楽処の店内
道産子ミュージシャンと共に10年―「音楽処」石川店長が語る昔と今

―― デビューしたときに石川さんのところに来て、ずっと活動を続け羽ばたいていったアーティストさんもたくさんいると思いますが、思い出に残っていることはありますか?

石川:最初から出会ったアーティストは、本当に最初から一緒に何かを夢描いていかないと楽しいことはできないなというのがあります。 この間もたまたまMONOEYESの細美武士くんがライブ中に昔ことを触れてくれて、こんなにもすごいアーティストになった人が自分の気持ちの中に残って来たものを一緒に共有できているということは幸せだなと思いました。 そういったときにまた新しい感謝と、また色々なアーティストと楽しく何かできたら良いなという自分の想いが浮かんできます。 だからlaufenも、最初出会ったときからCukaちゃんの声や克くんの音楽の世界というものを素晴らしいと思っているので、ずっと何かやっている時は側にいたいですし、これからもそういう気持ちでアーティストさんやバンドさんと関わっていけたら良いなと思っています。

―― 私達も始めたばかりのときからたくさんお世話になっていて、とても支えられていると感じています。

石川:それはきっとお互いだと思うんです。 その人たちが素敵なことをやっているとその側にいられるという楽しさがあるし、大変だとどうしたら良いのかなと思ったりもするし、共に共有できている部分がたくさんあるのではないでしょうか。

―― 札幌時代にずっと応援されてきたアーティストさんで、今では全国で活動されているという方はいますか?

石川:最近だと高橋優くんですね。 ちょうど音楽処が出来たばかりで狸小路2丁目にあった時、よく高橋くんが路上ライブをやっていたんです。 20時閉店でお店が終わった途端に彼の声が聞こえてきて、その時にすごい声の子なんだなと思いながらレジを閉めていました。 それがきっかけで、高橋くんが「あぐら」というライブを音楽処の閉店後にやっていたことがあるのですが、彼が東京へ行ったときに最初に出したアルバムのタイトルが『胡坐~agura~』だったこともすごく嬉しいなと思ったし、今年のファンクラブツアーでも音楽処の話をしてくれて。

―― アーティストの方にとっても思い出の詰まった場所なのだと思います。地元のミュージシャンの活動は昔と今で大きく違ったりしますか?

石川:今は活動が色々活発になり、CDも皆さん作っていくし、昔は色々なものを作るのにもの凄い時間や労力がかかって大変なことだったけど、今はパソコン一台あれば簡単に作れる人もいるし、生音でこだわって作る人もいるし、いっぱい色々できる環境になったと思います。 ですが、やはり音楽って人の中に残るものだと思うので、そこをものすごく意識して音楽に対して向き合っている姿が昔と比べると見えない部分もありますね。 例えばお客さんが10人しか入っていなくてもこないだあのライブに行ったらすごいことをやっていたとか、あんな曲が聴けてというような話を昔は身近に聞けた感じがします。 最近だとお客さんが何人入ったとか、大きいところでやったとか、好きなミュージシャンを呼んでこういう風にできましたというような話が多い気がします。 それも一つの結果だと思いますが、でも聴いている側の思いみたいなものにどう寄り添っているのかなというのはあって、その辺のところが昔と今では違うのかなと思います。

―― 北海道のミュージシャンが作る音楽と、他の地域のミュージシャンが作る音楽の違いはありますか?

石川:北海道の音楽はシンプルな感じがしますけど、メロディーラインがすごく綺麗だったり、声を綺麗に表現されていたりという部分は他の地区よりもあるかなと思いますね。 北海道の人って好き嫌いがはっきりしていて、新しいものができるとサッといくけどサッとなくなるようなことがあるじゃないですか? それは音にも言えて、意外と北海道の人は新しいもの好きなので、発し方次第では一気に売れる可能性もあるのではないかと。 さっきの話とは違ってくる部分もありますが、北海道のインディーズアーティストの皆さんには一度、これは絶対売れるというような曲を作ってみてほしいなと思います。 遊びでもいいから全然自分達と間逆な音を作って、売れることに挑戦してみるというのも面白いのではないかなと思います。

―― これからの曲作りのヒントになりそうです!

石川:本当ですか、ぜひ挑戦してみてください。

―― ミュージックショップ音楽処は札幌市中央区南1条西4丁目4丁目プラザ7階にあります。 毎週のようにインストアイベントが行われているので、音楽好きの方はぜひチェックしてみてください! 今日は音楽処の店長、石川千鶴子さんにお話を伺いました、ありがとうございました。

音楽処 公式ウェブサイト

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筆者について

ラウフェンくか

ラウフェンくか

2011年4月1日、札幌を中心に活動するlaufen・Cukaの故郷が世界自然遺産知床・斜里町であることから第14代オホーツク観光大使に任命された。2013年3月に連載スタートした「オホーツクまち発見!!旅紀行」では、オホーツク各地の魅力を発信する。