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ついに復活!旭川の新たな「江丹別の青いチーズ」はどう変わったのか

ついに復活!旭川の新たな「江丹別の青いチーズ」はどう変わったのか

旭川市街から離れた江丹別に、世界中にファンを持つ有名なチーズが存在する。そのチーズの名は「江丹別の青いチーズ」。JAL国際線、それもファーストクラスの機内食に採用されるなど、食通だけでなく、各地のシェフも注目されているチーズだ。

その青いチーズが満を持して再販されるとの噂を聞きつけた記者は旭川に飛び、幻と言われる青いチーズに迫った。

単独フランスに渡りチーズ修行

青いチーズの生みの親である伊勢昇平さんは、江丹別で一家四人で営まれる伊勢ファームで生まれ育った。大学を卒業後に作り始めた自家製の牛乳を使って作るブルーチーズはすぐに評判となっり、入手困難ながら、多くのファンがチーズを求めてやまないせいか、一部では「幻のチーズ」といわれるほどだ。

しかし、この人気のブルーチーズは一年以上前から製造を中止されていた。中止の理由は、チーズの品質向上のためだ。実は伊勢さん以前のチーズに納得がいかず、ブルーチーズの本場フランスで一年間の修行を行っていたのだ。

帰国後、フランスで学んだ最先端のチーズ作りの技術を元に、試行錯誤を経て作り上げられたのが今回の新たな青いチーズだ。その出来栄えについて尋ねると、伊勢さんは「自信作です」と真っすぐに答えた。

生まれ変わった青いチーズ

伊勢さんは以前の青いチーズについて「チーズの組織が崩れやすく、その隙間に青カビが入り込むブルーチーズ感を全面に押し出したもの」と語る。

一方、新作のチーズは伝統的な製法を周到しつつ、その作りを根本的に見直したという。欧州での新たな経験を活かし、以前よりも生地のうま味を重視。さらに青カビとのバランスを整え、以前よりも完成度を増した。

ついに復活!旭川の新たな「江丹別の青いチーズ」はどう変わったのか
ついに復活!旭川の新たな「江丹別の青いチーズ」はどう変わったのか

「とにかく食べてもらいたい」と語る伊勢さんの言葉に興味をそそられた記者は、新作の青いチーズを早速食べることが出来た。

実際に食べてみると、伊勢さんの語る通り生地のうま味が十分に生きた濃厚な味わいだ。また、青カビの刺激が程よく加わることで、この上無く贅沢な仕上がりとなっている。このチーズを一度食べてしまったら、ほかのブルーチーズではまず満足出来ないだろう。

青いチーズの購入方法

江丹別の青いチーズの生産量は限られている。手に入れたいファンも多く、出来るだけ多くのチーズを生産したいと伊勢さんは語るが、牧場で生産されている牛乳のみを使用しているため、どうしても量産が難しい。

そんなチーズをすぐにでも購入したいなら、江丹別の伊勢ファームに向かうのがおすすめだ。同ファームに併設された「カウ&カーフ」にて店頭購入ができる。価格は1個800円(100g)となっている。

また、伊勢さんはフェイスブックからの注文にも対応している。遠方の方なら同ページから注文するのも良いだろう。ただ、前述の通り量に限りがあるので、早めの予約が必要かもしれない。

青カビを最も美味しく食べれるチーズ

常に満足することなく、最高のブルーチーズを追い求める伊勢さんの情熱はとどまる所を知らない。新作チーズを武器に今後はさらに販路を増やし、東京への進出も狙っているという。

「前のチーズを知っている人には、フランスになんの為に行ったのかこのチーズで理解してもらえるはずです。ブルーチーズの本質を求めた結果、青カビを一番おいしくたべる為には、この青いチーズが一番だと思います」

そう語った伊勢さんと同じく、以前にもまして磨き上げられたチーズの青い輝きは、さらに多くのファンを虜にすることだろう。

ついに復活!旭川の新たな「江丹別の青いチーズ」はどう変わったのか

伊勢ファーム Cow&Calf
住所:北海道旭川市江丹別町拓北214
電話:0166-73-2148
駐車場:あり
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筆者について

サナダ・テツヤ

サナダ・テツヤ

道北に数年前に移住。元探偵。フリー・ライターとしての活動をはじめる。せっかく道北に来たということで、この地域に魅力を伝えきりたい。