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札幌以北の特急から「スーパー」の名消え「大雪」「ライラック」復活

編集部
Written by 編集部

JR北海道は2016年12月16日、2017年3月のダイヤ改正の概要を発表した。「スーパーカムイ」、「スーパー宗谷」、「サロベツ」、「オホーツク」といった札幌以北の特急列車について、愛称や運行区間など大幅な再編が行われることとなった。

特急「スーパー宗谷」が「宗谷」に、「サロベツ」は旭川発着に

▼特急「スーパー宗谷」と特急「サロベツ」
札幌以北の特急から「スーパー」の名消え「大雪」「ライラック」復活 札幌以北の特急から「スーパー」の名消え「大雪」「ライラック」復活

札幌―稚内間を結ぶ特急列車は、現在「スーパー宗谷」2往復、「サロベツ」1往復、合計3往復が運転されているが、これが見直された。「宗谷」は札幌―稚内間直通運転で1往復に、「サロベツ」は旭川―稚内間に短縮のうえ2往復に変更される。2000年以前の愛称「宗谷」(当時は急行)が復活することとなる。

車両については、「サロベツ」に使われている気動車183系の老朽化により、「スーパー宗谷」で使われてきた261系で3往復運転される。また、「サロベツ」が2往復になることに伴い1~4の号数が設けられる。

旭川発着の特急「大雪」登場

札幌以北の特急から「スーパー」の名消え「大雪」「ライラック」復活

札幌―網走間を結ぶ特急列車は、現在「オホーツク」4往復が運転されているが、これも見直された。「オホーツク」は札幌―網走間を朝夜の2往復に減便とし、残る2往復を旭川―網走間に短縮のうえ特急「大雪」として運転される。愛称「大雪」は1951年に誕生して以来1992年まで使われていたが、同年に「オホーツク」に編入された。定期列車として約25年ぶりの復活となる。

これに伴い、「オホーツク」は1~4号、「大雪」は1~4号とそれぞれ号数が付与される。また、使用車両は引き続き気動車183系が使用される。

札幌―旭川間の特急「スーパーカムイ」が「カムイ」と「ライラック」に分離

▼特急「スーパーカムイ」は「カムイ」に。来春には旧「スーパー白鳥」の車両が投入される
札幌以北の特急から「スーパー」の名消え「大雪」「ライラック」復活 札幌以北の特急から「スーパー」の名消え「大雪」「ライラック」復活

札幌―旭川間の特急列車にも変更が加わる。現在「スーパーカムイ」の愛称で785系(旧スーパーホワイトアロー)と789系1000代(シルバー)が運転されているが、津軽海峡線で使われてきた特急「スーパー白鳥」の789系0代車両(グリーン)を投入。

従来の「スーパーカムイ」で使ってきた789系1000代で運転する列車を「カムイ」とし、789系0代で運転する列車を「ライラック」と使い分ける。「スーパーカムイ」は2007年に「ライラック」と「スーパーホワイトアロー」が統合して誕生した愛称で、約10年の運転で列車名称として消える。また、10年ぶりに「ライラック」の愛称が復活する。

列車編成も変わり、「ライラック」は6両編成で14往復し、前述の「サロベツ」(旭川―稚内間)、「オホーツク」「大雪」(旭川―網走間)と旭川駅で接続する列車も設定。一方「カムイ」は5両編成で10往復。

列車種別は「L特急」から「特急」に変更される(札幌―室蘭間のL特急「すずらん」も特急に変更し、785系はここで使われる)。

▼特急「スーパーカムイ」の785系は特急「すずらん」専門へ
札幌以北の特急から「スーパー」の名消え「大雪」「ライラック」復活

ご利用の少ない駅10駅が廃止

今回も新たに10駅が廃止されることとなった。内訳は、千歳線・美々駅(千歳市)、根室本線・島ノ下駅(富良野市)、稲士別駅(幕別町)、上厚内駅(浦幌町)、釧網本線・五十石駅(標茶町)、函館本線・東山駅、姫川駅、桂川駅(以上森町)、北豊津駅、蕨岱駅(以上長万部町)。

このほかにも変更はあるが、大規模な再編は上記の通り。製造から32年以上経過したキハ183系34両の廃車を進めることを視野に入れたダイヤ改正で、2000年に急行「礼文」(旭川―稚内)を廃止し特急「スーパー宗谷」に統合して以来、定期特急として初めて、旭川駅発着の優等列車が設定されることになる。

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