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当選倍率200倍超を記録した人気企画が復活!小平町「タコ箱漁オーナー」

編集部
Written by 編集部

タコ好きの人に朗報です! タコ漁業の応援ができて、おいしいタコが食べられるかもしれない、そんな企画が北海道小平町で実施されています。タイトルは、ずばり「復活! タコ箱漁オーナー 2017 in おびら」。

なぜ「復活」なのか、そもそも「タコ箱」とは何なのか、そして「オーナー」とはどういうことなのか、気になることだらけのこの企画を調べるため、小平まで足を運びました。

夢とロマンに満ちたオーナー制度

今回の企画に全面協力しているのが「株式会社ひとと」です。代表取締役の藤谷透さんに、内容について教えてもらいました。

▼「ひとと」代表取締役の藤谷透さん
当選倍率200倍超を記録した人気企画が復活!小平町「タコ箱漁オーナー」

「簡単に言うと、10,000円の登録料で、タコ箱1箱のオーナーになっていただくというものです。一般的に、タコ漁にはタコ壺を使う地域が多いと思いますが、小平町ではタコ箱を使います。日本海で獲れるミズダコは、大きなものになると20~30kgにもなりますからね。タコ箱の方が、大きなタコを捕獲するのに有効なのです」(藤谷さん)

▼これがミズダコ(写真提供:株式会社ひとと)
当選倍率200倍超を記録した人気企画が復活!小平町「タコ箱漁オーナー」

なんと夢のある話でしょう! 10,000円を支払えば、自分のタコ箱に捕獲されたタコをまるまるいただけるってことですね。

「ただし、1回の漁で箱の中にタコが入っている確率は非常に少ないんです。10%程度でしょうか。ですから、登録料を支払っていただいても、タコを1杯も獲得できないオーナー様も当然いらっしゃることになります」

タコ箱漁は3回引き揚げを行います。つまり、チャンスは3回。タコが手に入るか否かは、運次第ということになるのです。

それでも、この企画に参加する魅力はどこにあるのでしょうか。今回の「復活! タコ箱漁オーナー 2017 in おびら」協力隊に任命された麻生雄司さんと新井田政実さんに伺ってみました。

▼協力隊の麻生さん(左)と新井田さん(右)
当選倍率200倍超を記録した人気企画が復活!小平町「タコ箱漁オーナー」

「10,000円支払って、3回のチャンスで、大きくて新鮮なタコがゲットできるかもしれない。もうそれだけで、ロマンですよね! 確率は宝くじより高いわけですし」(麻生さん)

「7月22日には、20名限定でオーナー見学会を予定しているので、こちらも魅力です。実際に乗船して、タコ箱を引き揚げる様子を見学できるなんて、なかなかできない体験ですからね」(新井田さん)

漁獲されたタコは鮮度保持のため、発送日に浜茹でされます。新鮮なタコが送られてくる日を夢見て、ドキドキ感を味わってみるのも楽しいかもしれません。

実は、かつて実施された人気企画だった!

ところで、今回の企画タイトルの頭に「復活!」と付いているのは、なぜなのでしょう。その鍵を握る人物が、北海道水産林務部にいらっしゃいました。技監の津坂透さんと、主査の佐々木剛生さんです。

▼水産林務部の佐々木さん(左)と津坂さん(右)
当選倍率200倍超を記録した人気企画が復活!小平町「タコ箱漁オーナー」

「この企画は、もともと『タコ箱漁オーナー 2007』として実施されたものでした。北海道留萌支庁(現:留萌振興局)水産課では、小平のタコ箱漁をなんとかPRできないかと考えていました。そこで思いついたのが、オーナー制度だったというわけです」(津坂さん)

「全国から募集したところ、問い合わせが殺到し、なんと最終的には当選倍率200倍以上となる22,460件もの応募が集まりました。今でも関係者に語り継がれる、伝説のイベントなんです」(佐々木さん)

「タコ箱漁オーナー」はその後、行政の手を離れながらも2011年まで開催されました。しかし、タコ漁不漁などの原因により、惜しまれながら終焉したのです。

当時も企画にデザイナーとして携わり、今回の「復活! タコ箱漁オーナー 2017 in おびら」ではオブザーバーとして名を連ねている、角谷亨仙さんにもお話を伺いました。

▼オブザーバーの角谷さん
当選倍率200倍超を記録した人気企画が復活!小平町「タコ箱漁オーナー」

「当時も面白い企画だと思って携わって大好評を得たので、今回も楽しみです。これをきっかけに、小平の知名度も上がれば言うことなしですね」(角谷さん)

さて、いくら面白い企画でも、漁師さんの協力がなければ実現には至りません。前回も今回も、漁師歴25年の阿部喜三男さんがその任務を快諾してくれました。

▼タコ箱とタコを持つ阿部さん
当選倍率200倍超を記録した人気企画が復活!小平町「タコ箱漁オーナー」

「前回も、面白い企画だと思ってすぐ話に乗ったんですよ。タコの水揚げは、昨年より上向きになってきてますからね。最後の開催となった2011年よりは、たくさん獲れるんじゃないかと思いますよ」(阿部さん)

現場からの、なんとも頼もしい声。これは、オーナーにとっては期待の膨らむところです。

「タコ箱漁オーナー」に興味が湧いてきた人も多いのではないでしょうか。気になったら、ぜひ下記の申し込み用サイトにアクセスしてみてください。募集期間は5月9日まで。タコ好きの人はもちろん、ちょっとした運試しに、参加してみませんか?

復活! タコ箱漁オーナー2017 in おびら
主催:阿部漁業部(小平町)
協力:株式会社ひとと(札幌市)
募集期間:2017年4月3日(月)~5月9日(火)
申し込み用サイト:https://choiperi.jp/takobako/
募集口数(箱数):前期150箱、後期150箱の300箱
オーナー登録料:10,000円(税込)
申込金:1,000円(オーナー登録料に充当、オーナーになれなかった場合は全額返金)
タコ漁の期間:下記のそれぞれの期間に「タコ箱」を3回引き揚げる。
・前期150箱:6月20日頃~7月10日頃
・後期150箱:7月22日頃~8月8日頃

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