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アカデミー生に直撃取材!今年のPMFにかける意気込みを聞きました

石簾マサ
Written by 石簾マサ

夏が近づくにつれ、何かとその話題を耳にしたり、情報が目に飛び込んできたりするPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)。今回は、厳しいオーディションで選抜されたPMFに参加する若手音楽家(アカデミー生)の素顔に迫ります。PMFにかける意気込みはもちろん、意外な一面も見えてきますよ。(トップ写真:アカデミー生が出演する「豊平館コンサート」。PMF組織委員会提供)

ヴァイオリンを愛してやまないヴァイオリニスト

取材に協力してくれたのは、ヴァイオリニストの宇佐美さんです。

アカデミー生に直撃取材!今年のPMFにかける意気込みを聞きました

まずは、音楽をはじめたきっかけについて教えていただきました。

「我が家は決して音楽一家というわけではありませんが、兄がトランペットとテューバ、母がピアノを演奏し、父はカラオケが大好き(笑)。僕自身は、小さい頃から楽器といえばなぜかヴァイオリンのイメージが浮かんでいました。大好きな『名探偵コナン』の中にヴァイオリンが出てきたので、それがきっかけだったのかもしれません。友達が紹介してくれた先生が運良く近所にいらっしゃって、8歳の時にはじめました」

▼宇佐美さんが愛用するヴァイオリン
アカデミー生に直撃取材!今年のPMFにかける意気込みを聞きました

「今使用しているヴァイオリンとは、もう9年も一緒に過ごしています。1902年のフランス製、ポール・コール作です。少し大きめのヴァイオリンなのですが、強い音と柔らかい音の両方を出せるので、気に入っています」

そんな宇佐美さん、最近は弓を新調されたのだとか。

▼宇佐美さんが新調したヴァイオリンの弓
アカデミー生に直撃取材!今年のPMFにかける意気込みを聞きました
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「決めるのに150本以上は試しました。弓が違うだけで音が大きく変わるので、試しはじめたら楽しくて楽しくてとまりませんでした!」

ヴァイオリンへの愛が、言葉の端々から伝わってきますね。宇佐美さんにとってヴァイオリンとはどのような存在なのでしょう。

「僕にとってヴァイオリンは一番の親友ですね。この楽器に出会えたおかげでこうしてPMFにも参加できるのですから。特に9年間使っているポール・コールは数あるヴァイオリンの中から選んで良かったと思っています。生涯を共にできれば最高に幸せです」

アカデミー生の普段の姿とは?

クラシック以外ではどんな音楽を聴くのか伺うと、意外な答えが返ってきました。

「実は邦楽でいちばんよく聴いているのはX JAPANです。L'Arc~en~CielとYUIもよく聴きます。最近は、家でごはんを作る時やのんびりする時には、ジャズもよく聴いています。Spotifyの『Coffee Table Jazz』のプレイリストが最高なんです」

音楽以外で興味のあることは?

「高校時代はテニスに夢中で、本当はテニスの奨学金で大学に進学するはずでした。気づいたら音大に行っていたんですけどね。あと、最近は料理にはまっています。この間作った餃子とグラタンが超おいしかったです!」

▼テニスも得意という宇佐美さん
アカデミー生に直撃取材!今年のPMFにかける意気込みを聞きました

▼宇佐美さんが作った餃子
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いかがでしたか? アカデミー生の、音楽と楽器を愛する気持ちに心打たれつつ、普段はX JAPANを聴いたり餃子を作ったりする姿に、ちょっと親近感がわきませんか。こうした若手の音楽家たちが、PMFのステージを作り上げていくのです。

最後に、宇佐美さんからPMFを楽しみにしている皆さんへ、メッセージをいただきました。

「違う言語を話す人々がチームを組み、同じステージに立つのは、音楽の世界以外にはないことだと思っています。そしてPMFは世界でも屈指の夏の音楽祭です。聴き逃すのは本当にもったいない! この素晴らしい音楽祭に触れ、何百年と続くクラシック音楽を楽しんでみてください!」

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筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】