トピックス

100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目

石狩灯台が初代から数えて125周年を迎える今年、100年以上前に設置されたレンズが石狩市に移設・展示されることとなり、9月29日(金)に組み立て作業が行われました。10月22日(金)には、この貴重なレンズのお披露目を含む「石狩灯台点灯125周年記念イベント」が開催される予定です。

明治時代から77年間使われていた「旧石狩燈台灯器」

▼石狩灯台
100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目

石狩川河口近くに建つ石狩灯台は、1892年(明治25年)に木造の初代 石狩灯台が初点灯したのがはじまり。1908年(明治41年)、鉄造灯台に改築されて現在に至ります。石狩灯台として125年、二代目灯台としても100年以上の歴史を持ち、現存する道内最古の灯台とされています。

二代目の灯台に建て替えられた1908年(明治41年)に新たに設置され、電化される1965年(昭和40年)まで、約77年間利用されていたレンズが現存しています。歴史的に価値の高いレンズ「旧石狩燈台灯器」はこのたび、船の科学館(東京都・公益財団法人日本海事科学振興財団)から石狩市に船で運ばれ里帰り。現・石狩灯台に近い「はまなすの丘公園ヴィジターセンター」(石狩市浜町29-1)で展示されることになりました。

▼9月29日(金)、灯台工事を専門とする太洋機械製作所により組み立て作業が行われた
100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目

100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目
100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目

【動画】組み立て作業を行う様子

▼これが明治時代から使われていたレンズ本体
100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目
100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目
100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目

サイズは、台座を含めると高さ約2.4メートル、幅約0.7メートル、奥行き約1.2メートル。当時石狩灯台では6等閃光レンズと呼ばれるものが使われていました。灯台のレンズは焦点距離に応じて1等から6等まで分類されており、6等は焦点距離15㎝、内径30㎝と比較的小ぶり。閃光レンズとは、ランプを点滅させずレンズを回転させてレンズの向いた方向に強い光を出すタイプで、回転させるための歯車が付いています。レンズは外国製と考えられています。

▼レンズを回す歯車
100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目

1957年(昭和32年)には、映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台にもなった石狩灯台。この映画をきっかけに、白一色から赤白に塗り替えられたという逸話が残っています。ロケ当時は、今回里帰りしたレンズが現役で稼働していました。

▼組み立て完了した「旧石狩燈台灯器」
100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目100年以上前に使われていた石狩灯台のレンズが里帰り!10/22にお披露目

灯台レンズの公開や映画上映会も! 灯台好きにはたまらないイベント

石狩観光協会では今年、石狩灯台点灯125周年を迎えることを記念し、石狩灯台を様々な角度から楽しめる記念イベントを10月22日(日)に開催します。

まず、本稿で取り上げた100年以上前のレンズ「旧石狩燈台灯器」の除幕式を12:30から「はまなすの丘公園ヴィジターセンター」で開き、お披露目。10:00~16:00には今年塗りなおされきれいになった石狩灯台の一般公開、17:00~19:00にライトアップを実施するほか、石狩灯台テント市では望来豚の豚まんや石狩鍋を提供します。

事前申込が必要な催しもあります。石狩灯台が登場する映画『喜びも悲しみも幾歳月』を弁天会館(石狩市本町9-1)で上映(申込制・先着50名)するほか、マウニの丘(石狩市弁天町番外地)では灯台マニアの不動まゆうさんを迎えて「灯台を好きになっちゃうカフェ」を先着50名で開催。

石狩浜海浜植物保護センター(石狩市弁天町48-1・TEL:0133-60-6107)では流木で灯台アートやミニ灯台を作る体験プログラム、船で灯台近くまで行く「石狩川子どもクルージング」(小学5・6年生対象、14名先着順)も予定しています。石狩市では、灯台ファンや灯台に興味のある方の来場を広く呼び掛けています。

石狩灯台点灯125周年記念イベント
●9:00~12:00 灯台映画『喜びも悲しみも幾歳月』上映会
弁天会館(石狩市本町9-1)定員50名(申込順)
●12:30~13:00 100年以上前に使われていた灯台レンズが里帰り(除幕式)
はまなすの丘公園ヴィジターセンター(石狩市浜町29-1)
●13:00~14:30 灯台と本町地区を好きになっちゃうガイドツアー
はまなすの丘公園ヴィジターセンター(石狩市浜町29-1)定員50名(申込順)
●15:00~16:00 灯台を好きになっちゃうカフェ(不動まゆうさんトーク)
マウニの丘(石狩市弁天町番外地)定員50名(申込順)参加費1人500円
●10:00~16:00 石狩灯台の一般公開
●17:00~19:00 石狩灯台のライトアップ
●流木クラフトで灯台をつくろう 石狩浜海浜植物保護センター(石狩市弁天町48-1・TEL:0133-60-6107)
流木で灯台アートをつくろう:11:00~、14:00~、各回10名、参加費1人300円(申し込みは直接開催会場へ)
流木でミニ灯台つくり:10:00~16:00、参加費1人100円
●9:30~11:30 石狩川から灯台を観察「石狩川子どもクルージング」
川の博物館(石狩市新港南1丁目28-24)小学5・6年生対象、定員14名(申込順)
●11:00~15:00 石狩灯台テント市

※石狩市役所発着の周遊バス運行:8:30発13:15着、11:45発16:45着(申込必要)
※各プログラムの申込締切は10月13日(金)まで。申込や問い合わせは石狩市企画経済部商工労働観光課(TEL:0133-72-3167)へ。

筆者について

編集部

編集部

北海道ファンマガジン編集部。編集部スタッフが取材執筆した記事や、名前を出さないライターの記事、寄稿記事の掲載の際にもこのアカウントが使われます。