トピックス

PMF2017を終えての感想は?アカデミー生・宇佐美さんにインタビュー

2017年も大盛況のうちに幕を閉じたPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)。世界中から集まったPMFアカデミー生たちの成長は著しいものがあり、集大成となるGALAコンサートでは素晴らしい演奏を披露してくれました。

PMFが終わった今、アカデミー生たちは何を思うのか? 以前も取材に協力してくれたヴァイオリニストの宇佐美諒さんに話を伺いました。(トップ写真:芸術監督のワレリー・ゲルギエフ氏と宇佐美さん)

多くのことを学んだ、素晴らしい経験

―― PMF2017の成功、おめでとうございます。そして、お疲れさまでした!

「応援していただき、ありがとうございました! 楽しんでいただけましたか? ステージに立っていた僕たちと同じくらい、音楽を楽しんでいただけたのなら光栄です」

―― ご自身の率直な感想は?

「世界の名門オーケストラで活躍する教授の方々や、世界中から集まったアカデミー生たちと仲良くなり一緒にステージに立てたことが、何より素晴らしい経験でした」

―― 学ぶことも多くあったかと思いますが、中でも特に印象に残っていることを教えてください。

「フィラデルフィア交響楽団の第2ヴァイオリン首席である、キム・フィッシャー先生の隣で弾けたことは、学ぶことが多かったですね。オーケストラの一員としての弾き方、首席としての責任、オーディションのためのアドバイスなど、たくさんのことを教えていただきました。一生の思い出です」

▼キム・フィッシャー先生と宇佐美さん
PMF2017を終えての感想は?アカデミー生・宇佐美さんにインタビュー

―― 難しいと感じた点は、何かありましたか?

「さまざまな国から集まったアカデミー生たちとスタイルを合わせるのが難しかったですね。国が違うと、各楽器の演奏方法も違ってくるので、オーケストラ全員の息が合うまでに時間がかかりました」

演奏家としてのこれからの道は

―― 最初のオープニング・コンサートと、約1ヵ月後のGALAコンサートでは、オーケストラとしての確かな成長が感じられました。

「特に曲目が難しく感じられたのは、プログラムB全体と、プログラムCで演奏したシューベルトの第8交響曲だったんですが、だからこそ、約1時間の演奏中に見た仲間たちの笑顔がとても印象深いですね。一緒に弾いていて楽しいと、心から思いました」

―― 他のアカデミー生たちとは、練習以外でも交流があったのでしょうか?

「リハーサルやコンサート以外でも、毎日のように食事をしたり飲みに行ったりして、大いに盛り上がりましたよ! あるアカデミー生の誕生会をした時には、日本以外の国はこんなふうにお祝いするんだと、驚くようなこともありました」

▼苫小牧公演前、アカデミー生との一枚
PMF2017を終えての感想は?アカデミー生・宇佐美さんにインタビュー

―― この1ヵ月間を通して、宇佐美さん自身に何か変化はありましたか?

「素晴らしい先生方が所属する名門オーケストラを目指したくなりました。彼らみたいな音楽家と、毎日時間を過ごせたら最高です。そして、いつかは教師としてPMFに戻ってきたいです。僕が楽しんだ経験を、次の世代の若手音楽家たちにもぜひ味わってほしいですね」

―― 力強い、頼もしいお言葉です。

「来年も参加したいと考えています。みなさん、PMF2018でお会いしましょう。ぜひ、また聴きに来てください!」

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】