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事務局に聞くPMF2017の感想、そして未来の展望とは?

夏の風物詩となったPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)の季節も終わり、札幌はすっかり秋めいてきました。大いに盛り上がった2017年のPMF。今、改めて振り返ってみてどうだったのか、PMF事務局スタッフに伺ってみました。会場のこと、お客さまのこと、そして、演奏者たちのこと。現場にいる人の声は、すでに来年のPMFを、さらにはもっと先の未来を見据えているようです。

スタッフも驚く、観客の準備の良さ!

―― まずはPMF2017の率直な感想を教えてください。

「天候に恵まれたこともあり、たくさんのお客さまに来ていただけたことは何よりでした。ただ、毎回満席というわけではなかったので、もっと多くの方に楽しんでいただけるよう、今後の課題として取り組んでいきたいです」

―― 28年間続いてきたPMFですが、認知度は高まっていますか?

「それなりに浸透してきたなという実感はあります。特にピクニックコンサートでは、レジャーシートはもちろん、テントやディレクターズチェアなど、皆さんの準備の良さに驚きました。小さなお子さまもたくさんいらっしゃったのは、やはり他の会場では味わえない、ピクニックコンサートならではの魅力ですね」

▼開放的なピクニックコンサート
事務局に聞くPMF2017の感想、そして未来の展望とは?

―― 28年間で変わってきた点はありますか?

「PMFがあるからこそ、ハード面も充実してきたのかなという印象があります。来年10月には札幌市の多目的ホール(札幌文化芸術劇場)もオープンしますし、音楽に親しみやすい環境になってきた気がします。芸術の街に近づいてきた、と言ってもいいかもしれません」

来年、再来年のPMFはさらに飛躍の年に

―― PMFアカデミー生や講師など、演奏者の皆さんは今年のPMFをどう感じていたのでしょうか?

「とても満足していただいたと思います。たくさんの市民の皆さまに応援してもらっているんだなぁと実感していたようですよ。アカデミー生の宇佐美さんも、第一線で活躍する教授からは学ぶことが多く、世界中から集まったアカデミー生たちと一緒のステージに立てたことは素晴らしい経験だったと話していました(宇佐美さんのインタビューは前の記事をご覧ください)

―― 芸術監督のワレリー・ゲルギエフ氏は今後についてどうお考えなのでしょうか?

▼2020年まで芸術監督を務めることが決定しているゲルギエフ氏
事務局に聞くPMF2017の感想、そして未来の展望とは?

「先ほど申し上げたように多目的ホールが来年10月に完成するので、再来年に向けてオペラをやりたいと仰っていました。実はもう、オペラ公演の実現に向けて少しずつ準備を進めているんですよ」

―― 2年後が今から楽しみですね。来年の予定も、分かる範囲で教えていただけますか?

「来年は、PMF創始者であるレナード・バーンスタインの生誕100年にあたるメモリアルイヤーです。やはりバーンスタイン中心の内容になるでしょうね。作曲者、演奏家としてだけでなく、教育者としての一面もあるバーンスタインという偉大な人物を、再認識する年になると思います。他には……いや、来年を楽しみにお待ちください!」

▼PMF創始者であるレナード・バーンスタイン
事務局に聞くPMF2017の感想、そして未来の展望とは?

―― PMFファンにはたまらない年になりそうですね!

「来年はバーンスタイン生誕100年、再来年はPMF30回記念ですから、もっともっと華やかにしていきたいですね。何か大きな仕掛けができるといいなと思っていますので、ぜひご期待ください!」

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】