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有名ヴァイオリニストも登場!PMFでバーンスタインの名曲を楽しもう

毎年、あっという間に過ぎゆく札幌の夏。そんな短い夏を目一杯楽しもうとするように、街にはイベントが目白押しです。中でも今や風物詩となりつつあるのが、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)です。いよいよ近づいてきた夏本番を前に、PMF2018の注目プログラムをチェックしておきましょう。

あのヴァイオリニストがPMFに久々登場

今年2018年は、PMFの創設者であるレナード・バーンスタインの生誕100年にあたります。そんな中、ファンから熱い視線を注がれているのが、7月21日(土)と22日(日)に行われるプログラム「PMFオーケストラ演奏会 ~バーンスタインの世界~」です。

▼多くの名曲を遺したバーンスタイン
有名ヴァイオリニストも登場!PMFでバーンスタインの名曲を楽しもう

そのタイトルどおり、バーンスタインが遺した名曲が演奏されます。バーンスタイン作品といえば、やはり有名なのは『ウエストサイド・ストーリー』ですが、この2日間で取り上げられるのは、バレエ音楽『ファンシー・フリー』と『セレナード』、そして交響曲第2番『不安の時代』です。中でも『セレナード』では、ゲストにヴァイオリニストの五嶋みどりさんを迎えるということで、早くから話題をさらっています。

▼バーンスタインとは縁の深い五嶋みどりさん (C)Timothy Greenfield-Sanders
有名ヴァイオリニストも登場!PMFでバーンスタインの名曲を楽しもう

実は五嶋みどりさんは、1990年、第1回目のPMFにも登場しています。また、五嶋さんといえば弦が2度も切れるアクシデントにも負けず演奏を完遂した10代の頃のエピソードが有名ですが、その時に演奏していたのが、まさに『セレナード』。バーンスタインと五嶋さんは、何か不思議な縁で結ばれているのかもしれません。

ちなみに直訳のタイトルは『ソロ・ヴァイオリン、弦楽オーケストラ、ハープと打楽器のためのセレナード(プラトンの『饗宴』による)』という長いもの。バーンスタインらしいアイデアとユーモア満載の名曲です。

ピアノが印象的な交響曲第2番

また、交響曲第2番『不安の時代』には、PMF初参加のピアニスト、アンドリュー・タイソンが登場します。

▼「真のピアノの詩人」と称されるアンドリュー・タイソン (C)Sophie Zhai
有名ヴァイオリニストも登場!PMFでバーンスタインの名曲を楽しもう

1986年、アメリカ生まれのアンドリュー・タイソンは、英国BBCラジオ3で「真のピアノの詩人」と絶賛されたこともあります。2015年にスイス・チューリッヒで行われたゲザ・アンダ国際ピアノコンクールで優勝すると同時にモーツァルト賞、聴衆賞も受賞。きらめく個性を持った、世界が注目する若手ピアニストのひとりです。

そんなタイソンが演奏する『不安の時代』は、交響曲でありながら、ピアノのソロ・パートが印象的な作品。バーンスタインが、イギリス詩人W・H・オーデンの同名詩に触発されて作曲しました。孤独を描いたとされるこの楽曲に、いかなる解釈で若きピアニストが臨むのか、楽しみにしたいところです。

「PMFオーケストラ演奏会プログラムB ~バーンスタインの世界~」
日時:
2018年7月21日(土)16:30開場、17:00開演
2018年7月22日(日)13:30開場、14:00開演
会場:札幌コンサートホールKitara

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】