いま北海道の聖地巡礼がアツい!都道府県別ランキングで北海道が1位に

ドラマや映画、アニメファンの間で、作品に登場したロケ地を巡る聖地巡礼の旅が人気を集めています。そこで株式会社リクルートライフスタイル(本社;東京都)が企画・編集する『じゃらん』が、聖地巡礼で訪れてみたい都道府県についてアンケートを実施したところ、北海道が圧倒的1位を獲得しました。

聖地巡礼スポットが点在する北海道が人気の結果に

調査は、『じゃらんnet』ユーザー、全国47都道府県在住の10代から60代の男女を対象としたインターネット調査で、2019年4月20日~5月6日にかけて行われました。有効回答数は3,403名。

その調査結果によると、トップ5は下記の通りとなりました。北海道が堂々の第一位に輝きました。

1位 北海道 28.6%
2位 沖縄県 12.6%
3位 京都府 8.6%
4位 東京都 5.6%
5位 鹿児島県 4.8%

函館市を舞台にした『ラブライブ!サンシャイン!!』

近年は、実在する町の建物や風景を取り入れたアニメ作品が多く、中には自治体が巡礼MAPなどを提供し作品と連動するケースもあります。ロケ地となったスポットを訪れることで、ファン同士の新たなコミュニケーションが生まれたり、主人公の気分を味わったりすることで、より一層作品の世界観に浸れるのが、聖地巡礼旅の魅力といいます。

北海道ではここ2~3年の間に、そのようなアニメ作品の舞台となった事例がいくつも誕生しました。その一つが、スクールアイドルプロジェクトが展開するメディアミックス作品『ラブライブ!サンシャイン!!』で舞台となった函館市。2017年末の放送回では函館市内の風景が次々と映し出され、2018年には函館空港にプレミアムショップが期間限定でオープンしたほか、声優が出演するイベントも開催されました。

▼八幡坂

函館を代表する観光スポットである八幡坂の上にある函館西高等学校は、作中では、スクールアイドル「Saint Snow(セイントスノー)」のメンバー、鹿角聖良と鹿角理亞の姉妹が通う函館聖泉女子高等学校として登場します(敷地内は立ち入りできません)。この坂の上から函館港を見下ろす景観ももちろん作品の中に登場します。

そのほか、二人の生家として登場する茶房菊泉、函館駅、五稜郭タワー、旧函館区公会堂、西部地区のラッキーピエロベイエリア本店と西波止場、金森赤レンガ倉庫、函館山ロープウェイと山頂展望台からの夜景、函館市電杉並町電停も作中に登場します。

函館市民や出身者なら「あ!あの風景!」と一発でわかるような場所もたくさん登場します。ラブライバーとして函館を巡ってみるはいかがでしょうか。

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苫小牧市を舞台にした『僕だけがいない街』

マンガ大賞に3年連続ランクインするなど話題となった『僕だけがいない街』は、作者が苫小牧市出身の三部けい氏ということもあり、苫小牧市が舞台です。

▼苫小牧市科学センター

2016年に放送されたTVアニメでは苫小牧各所の風景が登場します。その中心的な場所となっているのが、苫小牧市科学センター。作中では建物の外観が全くそのまま描写され、悟と加代のデートシーンなどで登場します。館内では旧ソ連の宇宙ステーション「ミール」の実物予備機の展示やプラネタリウム鑑賞が楽しめます。

そのほか、市内大成町にある団地や河川敷、大町2丁目のアーケード街、白鳥王子アイスアリーナ、清水歩道橋などが登場します。原作漫画やTVアニメを観た方は、苫小牧市を散策して作中の場面を探してみることをおすすめします。

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今回は2つの代表例をご紹介しましたが、『ゴールデンカムイ』など、北海道を舞台にした作品は他にもたくさんあります。みなさんも、聖地巡礼旅、してみませんか?