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いつもより熱く、輝いていた夏 PMF2019を振り返る~その1~

今年は30回目というアニバーサリー・イヤーとあって、例年以上に盛り上がりを見せたPMF2019。PMFファンにとっても、音楽ファンにとっても、忘れられないコンサートがいくつもありました。そこで2回に分けて、PMF2019の主要コンサートを振り返ってみましょう。今回はオープニング・コンサートと、ピクニックコンサート、そしてGALAコンサートをピックアップ。行った人も行けなかった人も、当日の熱気を味わってみてください。

PMFを象徴する2つの野外コンサート

▼札幌芸術の森・野外ステージでオープニング・コンサート開催
いつもより熱く、輝いていた夏 PMF2019を振り返る~その1~

まずは7月6日(土)の「PMF30回記念オープニング・コンサート」から。札幌の夏らしいカラッとした気候の中、ファンファーレと共についにPMF2019が幕を開けました。披露されたのは「PMF30回記念オリジナル・ファンファーレ」。公募から選ばれた千葉県在住の津田元さんの作品です。このオリジナル・ファンファーレは、期間中いろんなコンサートで演奏されていました。教授陣の紹介や、PMFウィーンとPMFベルリンによる珍しいコラボレーションもあり、聴衆の熱も高まります。休憩をはさんで、いよいよステージにPMFオーケストラが登場。PMF創設者であるレナード・バーンスタイン作曲の『キャンディード序曲』を演奏します。華やかで昂揚感に満ちた楽曲は、エネルギッシュな若い演奏家たちにピッタリ! 惜しみない拍手が送られました。

▼今年で6回目のPMF参加となるサラ・ウィリスさん
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続くハイドンの『2本のホルンのための協奏曲』に登場したのは、サラ・ウィリスさんとラデク・バボラーク氏。明るい指導でアカデミー生たちにも人気のウィリス先生は、PMFではお馴染みの顔。

▼指揮者としても頭角を現すバボラーク氏
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そしてバボラーク氏は、なんと同曲の中でホルンと指揮の両方をこなすという驚きの技を披露してくれました。ホルン奏者としてだけではなく、指揮者としての名声も得ているバボラーク氏だからこそ可能なことで、観客の目も耳も釘付けにしていました。

▼第1部と2部で構成されるピクニックコンサート
いつもより熱く、輝いていた夏 PMF2019を振り返る~その1~

7月13日(土)に、同じく札幌芸術の森・野外ステージで開催されたのが「ピクニックコンサート~レナード・バーンスタイン・メモリアル・コンサート~」です。この日は、冒頭でなんとバーンスタインの長女であるジェイミーさんがスピーチ。感動的な言葉で、改めてPMFの意義を語ってくれました。この日ステージで光を放った主役は2人。指揮者のマリン・オルソップさんとヴァイオリンの郷古廉さんです。

▼第2部の目玉はチャイコフスキーの『ヴァイオリン協奏曲』
いつもより熱く、輝いていた夏 PMF2019を振り返る~その1~

オルソップさんの情熱的な指揮により、チャイコフスキーの『ヴァイオリン協奏曲』が奏でられ、それに応えるかのように郷古さんのソロ演奏が花開きます。その華麗なる超絶技巧は、圧倒的なパワーで聴衆の心を鷲づかみにしてしまったようでした。

PMFといえば、やっぱりGALAコンサート!

▼札幌コンサートホールKitaraでGALAコンサート開催
いつもより熱く、輝いていた夏 PMF2019を振り返る~その1~

ピクニックコンサートの翌日、7月14日(日)には、PMFファンお待ちかねの「PMF GALAコンサート」が開催されました。小山実稚恵さんのピアノ演奏に始まり、昨日に引き続き郷古廉さんのヴァイオリン、そしてPMFヴォーカル・アカデミーによるヴェルディの四重唱が披露されます。

▼迫力の歌声に観客席もうっとり
いつもより熱く、輝いていた夏 PMF2019を振り返る~その1~

第2部は、前日のピクニックコンサート第二部と同じプログラム。しかし、開放的な野外ステージで聴くのとコンサートホールで姿勢を正して聴くのでは、同じプログラムでも異なって感じられるから不思議です。前日に続き、マリン・オルソップさんが指揮者として登場し、最後はR. シュトラウスの組曲『ばらの騎士』で締めくくり。ホール全体が鳴り響くような、大きな大きな拍手をもって、GALAコンサートが終了しました。

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