カテゴリ - 釧路のタンチョウ

[映像] 美しき光景 タンチョウ赤い吐息 (提供:北海道庁)

タンチョウってどんな鳥?

読者の皆さんは、タンチョウにどんなイメージをお持ちだろうか。恐らく北海道の雪景色に舞うツルをイメージするかもしれない。実際のタンチョウを見に行くと、歩いている姿は凛としていて、大きな翼で飛来し、降り立つ着地の瞬間はダイナミックな瞬間で感動的だ。時折聞こえるタンチョウの鳴き声がなんともいえない雰囲気を作り出す。

いずれにしても、タンチョウについては一般に知られていないこと、意外な一面もたくさんある。例えば、タンチョウはこんな鳥であることをご存じだろうか。

・なぜか小石を食べる
・頭頂部の赤い部分は毛ではなくボコボコの皮膚でできている
・赤い頭頂部は興奮したり威嚇する時には大きく膨れる
・あの巨体で平均約60kmで飛行する
・あまりに寒いと車輪を機体に収めるように脚をたたんで飛行することもある
・タンチョウの尾羽は黒く見えるが実は白い
・あまり泳がないのに水かきがある
・鳴き声で性別を知ることができ、オスが「コー」、メスが「カッカ」
・江戸時代には東京にタンチョウが飛来していた

タンチョウの基本情報

名前の由来:丹(赤い)頂(頭頂部)
学名:Grus japonensis
英名:Red-crowned Crane
分類:ツル目ツル科ツル属タンチョウ
生息地:日本(道東)、ロシア南東部、中国、朝鮮半島中北部の湿原、湖沼、河川
全長:138cm
翼開長:220~250cm
体重:7~10kg
体色:羽毛は白色中心で、首の前面・背面、次列風切羽と三列風切羽は黒色、頭頂部は皮膚が裸出し赤い
渡り:基本的には越冬する渡り鳥だが、日本では留鳥
食物:雑食性。植物の茎や種、昆虫、甲殻類、魚介類、両生類、げっ歯類など
繁殖:4月が産卵期で、2個の卵を産卵し30日ほど抱卵、飛行可能になるまで100日、成熟期まで3~4年
指定
北海道「道鳥」(1964年)
国指定天然記念物(繁殖地含む)(1935年)
国指定特別天然記念物(釧路のタンチョウ)(1952年)
国指定特別天然記念物(1967年)
環境省レッドリスト絶滅危惧II類(VU)
種の保存法に基づく国内希少野生動植物種指定(1993年)
日本の音風景100選・鶴居のタンチョウサンクチュアリのタンチョウ

特集企画協力:北海道庁・釧路市・阿寒国際ツルセンター・株式会社スタジオシンク・真氣