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タンチョウを歌うシンガーソングライター真氣さんに聞くタンチョウの魅力

編集部
Written by 編集部

2005年春の野付半島―。知人たちと旅行がてら訪れたその地で、偶然一羽のタンチョウを至近距離に見ることができた。それがシンガーソングライター真氣さんとタンチョウとの初めての"出逢い"だった。タンチョウは彼女との間に一定の距離を保っていて、そこにはもの凄く神聖な空気を感じたという。『タンチョウに吸い込まれていくというか、私の全てを見透かされているような感じで、とにかく、一瞬にして心をもっていかれてしまいました』。当時を振り返り、真氣さんはそう語る。

タンチョウに出会うまでは全くと言っていいほどタンチョウについて知らなかったそうで、自分の中では比較的大きくて、縁起が良くて、高貴な感じで、というイメージしかなかった。しかし、このタンチョウとの衝撃的ともいえる出逢いは彼女を大きく変えることとなった。

タンチョウを歌うシンガーソングライター真氣さんに聞くタンチョウの魅力 すっかりタンチョウの虜になった真氣さんは、その後、毎月のようにタンチョウに逢いに道東に通った。1カ月に二度訪れる月もあったほどだ。道東を訪れた時は必ずタンチョウを探しに出かけているが、簡単に出会えない子育て期にも必ず会うことができているというから不思議なものである。『会いたいという気持ちがタンチョウに伝わっているのかなぁというか、大袈裟かもしれないですけど、何か運命を感じてしまいます』。

サルルンカムイ~湿原の神~をリリース

タンチョウを歌うシンガーソングライター真氣さんに聞くタンチョウの魅力 真氣さんは、初めてタンチョウに出会った2005年に、タンチョウの歌を作ろうと決心。『私自身がそれまでは特別興味を持っていたわけでもないタンチョウにこれほど魅了されたので、その美しさや素晴らしさを、歌という形にして伝えたいと思いました』と話す。歌詞には、実際にタンチョウに関わっている人や地元の人に話を聞いた話も含められた。その中で、絶滅の危機にあったタンチョウを今日まで守ってきた過程には相当な苦労もあったことを知り、大前提として嘘のない、決して架空ではない歌詞を考えたという。また、自分の頭の中で鳴っている楽器や全体的なイメージを伝え曲をアレンジ。こうして北海道の大自然のスケールの大きさをも表現した「サルルンカムイ~湿原の神~」という、タンチョウの名曲が2011年に完成したのである。

真氣さんが語るタンチョウの魅力

タンチョウを歌うシンガーソングライター真氣さんに聞くタンチョウの魅力 タンチョウを愛し、"タンチョウを歌う"真氣さんにとって、タンチョウの魅力とは何なのだろうか。彼女に聞いてみると、『ただただ佇む姿が凛としていて、どこか古き良き時代の日本女性を感じさせる美しさです。実に日本的な鳥だと思っています。そして明るいイメージ、"夢"を持っているところでしょうか。あれだけ大きな翼を広げて大空を羽ばたく姿は感動そのものです』と答えてくれた。その雄大さ、美しさはタンチョウの魅力そのものである。

一方で、タンチョウについて学んでいく中で、給餌活動をしてきた人たちから聞いた話に感銘を受けたこともあったそうだ。それは「ものすごく一途」なところだ。『一度ツガイ形成をしたタンチョウの一羽が交通事故か何かで亡くなってしまった時、その亡骸がなくなるまでずっと近くから離れなかったそうです。そういった現場を実際目撃したことはないですが、タンチョウに遭遇する時、ツガイで目にする事は多いですから、そんな光景を見ても、仲が良いというか、夫婦なんだなぁと思います』。どこか私たち人間に似ていて、見習うべき点ではないだろうか。タンチョウの魅力は一言では語ることはできない。

タンチョウに出逢ったその時からタンチョウを真剣に学び、タンチョウと向き合ってきた真氣さんは、タンチョウの魅力をこれからも様々な形で伝えていきたいと考えている。『これからも皆さんと一緒に、タンチョウを大切に守り続けていけたらと思います。そして私自身も、歌を通して一人でも多くの方にその素晴らしさを発信していきたいと思いますし、「サルルンカムイ~湿原の神~」にはそういった思いもたくさん詰まっていますので、是非お聴きいただきたいと思います』。

真氣(Maki)さんのプロフィール

栃木県出身のシンガーソングライター。10月2日生まれ、A型。趣味は旅行、料理、バイク。2005年の道東の旅でタンチョウに出会ったことがきっかけで1stマキシシングル「サルルンカムイ~湿原の神~」を2005年にリリース。2006年にFMくしろでラジオパーソナリティを経験。2011年にメジャーデビューしVAPレコードから「サルルンカムイ~湿原の神~」をリリースした。2012年に台湾に対する北海道観光PRキャラクターに起用され台湾にも渡った。公式サイト

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