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ベーコンだけじゃない!品揃えが自慢の「函館くじら屋」

佐々木康弘
Written by 佐々木康弘

ベーコンだけじゃない!品揃えが自慢の「函館くじら屋」

【函館市】 突然ですが、鯨ベーコンを食べたことはありますか?昔はよく食べたなあという中高年以上の方なら、「今は食べたくてもそもそも鯨ベーコンが売っていない」とか「売っていてもえらく高い」と感じていらっしゃるのでは?

ちなみにわたくし、札幌から函館に移住してびっくりしたことのひとつが「函館の人々の鯨肉に対する愛着」。イベントで鯨肉や鯨缶詰の販売があると朝から行列ができ、鯨ベーコンや鯨の本皮を使った郷土料理「くじら汁」は今でもお正月料理の定番。年末にはどのスーパーの店頭にも鯨コーナーが設けられます。そんな、鯨食文化がしっかりと根付いている函館で6年目を迎える鯨専門店「函館くじら屋」をご紹介しましょう。

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場所は、函館朝市の「駅二市場」の向かい。函館駅から東横イン函館駅前朝市に向かう道の左手になります。2006年に北海道初の鯨専門店としてオープンし、この4月末に売り場を拡大してリニューアルしたばかり。

ベーコンだけじゃない!品揃えが自慢の「函館くじら屋」

なんといっても特筆すべきは鯨製品の種類の多さと驚きの価格。鯨ベーコンだけでなく、刺身用の赤肉や塩くじら(本皮)、さらには尾の身や「さえずり」「鹿の子」などといった一頭からわずかしか取れない希少部位までが大変な安値で販売されています。大手ネットショッピングなどと比較するとその差は歴然。商品はすべて、調査捕鯨により南氷洋か北西太平洋で捕獲されたヒゲクジラを函館の水産会社が加工したものなので来歴もしっかりしています。鯨を食べる習慣がある東北地方の方がよくまとめ買いしていくほか、札幌や東京から訪れた観光客の方も「地元では高いから」とよく買っていくとのこと。持ち帰り用の発泡箱も各サイズあり、またここから発送もできますので大量に買っても安心です。

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鯨以外の水産加工品や珍味もお買い得。売れ筋は紅鮭カマとホタテスモーク。どちらも、買わなきゃ損した気分になってくるようなお値段で販売しています。函館旅行の際にはぜひお立ち寄りを。

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なお取材時点では店頭に並べていませんでしたが、今や大変な貴重品とされるマッコウクジラの歯を加工したストラップを今後取り扱うとのこと。函館の職人さんが昔買い集めた在庫を元にひとつひとつ手作業で加工しているものなのだとか。マッコウクジラの歯は象牙に似た色合いで、知る人ぞ知るおしゃれな逸品だそうですよ。興味のある方は店主の高野さんに声を掛けてみてください。

函館くじら屋
 住所:函館市若松町8-10
 TEL:0138-23-4063
 営業時間:8:00~14:00
 定休日:火曜日

筆者について

佐々木康弘

佐々木康弘

札幌市北区新琴似出身。30歳で函館に移住してからふとしたきっかけでライターの道へ進み、旅行情報誌やネット媒体などを中心に年間70万字以上を執筆。道南地域で毎年100本以上のイベントに足を運ぶイベントウオッチャーとしても活動。【Sクラス認定ライター】