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函館市の8店舗でカレー祭り開催、共通の食材は「たまふくら」

佐々木康弘
Written by 佐々木康弘

【函館市】函館市内の飲食店8店舗で、1月28日から2月3日まで「たまふくらカレー祭り」が開催されています。「たまふくら」とは、道南だけで栽培されている大豆の新品種。黒大豆の「新丹波黒」と極大粒大豆の「ツルムスメ」との交配によって2007年に誕生しました。

「たまふくら」は普通の大豆に比べて1.5倍ほど大きく、栗や芋などに近い甘みとホクホクした食感が特徴。収穫時期が10月末頃と非常に遅いことから、比較的温暖で雪の遅い道南以外では栽培することができません。病害などに弱く、必ずしも栽培しやすい品種ではありませんが、従来の大豆とはまったく異なる食味の良さで料理人やパティシエ、加工業者などの注目を集めています。

函館市の8店舗でカレー祭り開催、共通の食材は「たまふくら」 今回実施された「たまふくらカレー祭り」は、一般消費者にもたまふくらのおいしさを知ってもらい、知名度の向上を図ろうと渡島総合振興局が企画。各店とも、この企画のために開発した新メニューで参戦しています。

函館で長年親しまれた名店「ラージモリタ」の味を受け継ぎ、2012年2月にオープンした「LAMB'S EAR(ラムズイヤー)」では、スパイスの旨みとトマトの酸味がほど良く調和した「たまふくらカレー」を提供。レギュラーメニューでは「ひよこ豆」を使ったカレーを提供していますが、「たまふくらはひよこ豆に比べて豆特有のクセがない」と店主の守田さん。豆料理にありがちなベチャッとした感じを避けるために火の通し方に気を配っており、豆料理が苦手な人でもおいしく食べられるカレーに仕上がっています。今回の反響を見てさらに改良を加え、レギュラーメニューにしたいとのことです。

函館市の8店舗でカレー祭り開催、共通の食材は「たまふくら」 普段は和食を出している「寿々半(すずはん)」も、カレー祭りに参戦。「和食店らしくダシを活かして高齢者や女性にも好まれるものを」と考えた末に料理長が開発したのが「たまふくらカレーうどん」。熱々のうどんの上に、たまふくら入りのカレールーがたっぷりと掛かっています。豆の持つヘルシーなイメージにあわせ、具材には肉や魚介類を一切使用せず、野菜類(大根・人参・レンコン・ゴボウ・ネギ)と油揚げのみを使用。かつお節と昆布でダシを取ったというカレールーのさっぱりとした旨みが、たまふくらの持つ自然な甘みを引き出してくれます。

函館市の8店舗でカレー祭り開催、共通の食材は「たまふくら」 「たまふくらカレー祭り」は2月3日で終了しますが、函館・道南地域ではたまふくらを和洋菓子に使用したり、納豆や枝豆の原料にするといった活用が徐々に広まっています。「たまふくら製品」を目にすることがあったら、ぜひ一度お試しを。

LAMB'S EAR
函館市中島町38-11
0138-76-6612
寿々半
函館市本町1-25
0138-31-5588

モデル:水戸優理菜(クランクイン・キャストバンク)

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筆者について

佐々木康弘

佐々木康弘

札幌市北区新琴似出身。30歳で函館に移住してからふとしたきっかけでライターの道へ進み、旅行情報誌やネット媒体などを中心に年間70万字以上を執筆。道南地域で毎年100本以上のイベントに足を運ぶイベントウオッチャーとしても活動。【Sクラス認定ライター】