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小説やドラマにもなった!新十津川町の特異な歴史を2つの記念館で学ぶ

小説、そしてテレビドラマに! 新十津川物語記念館で物語の世界に浸る

▼新十津川物語記念館
小説やドラマにもなった!新十津川町の特異な歴史を2つの記念館で学ぶ

そんな新十津川町の歴史に興味を持った人物がいました。奈良県出身で児童文学者の川村たかしです。幼い頃から十津川村の災害について聞かされていた川村は、いつかこの史実を物語にしたいと考えていました。1972(昭和47)年に取材をはじめ、その5年後、1977(昭和52)年にようやく第一巻を刊行します。

▼記念館には川村たかしコーナーも
小説やドラマにもなった!新十津川町の特異な歴史を2つの記念館で学ぶ

川村たかし著『新十津川物語』第一巻はこちら(AMAZON)

全十巻を刊行し、完結したのは1988(昭和63)年でした。取材をはじめてから、川村は約17年という長きにわたってこの物語に取り組んだのです。そして、その2年後の1990(平成2)年には、NHKでテレビドラマ化されることが決定しました。

▼記念館では撮影時の様子も展示されている
小説やドラマにもなった!新十津川町の特異な歴史を2つの記念館で学ぶ

ドラマは1991(平成3)年に明治編が、1992(平成4)年に大正編がそれぞれ全国放映され、主人公の少女フキの健気な姿に、多くの人が共感し、勇気づけられました。

▼新十津川物語の主人公、津田フキの像
小説やドラマにもなった!新十津川町の特異な歴史を2つの記念館で学ぶ

その後、物語の精神を伝えていこうと建設されたのが、新十津川物語記念館です。開拓当時の文武館をイメージした建物で、NHKテレビドラマの写真パネルや、川村たかしの実際の原稿などが飾られ、物語の世界に一層のめり込むことができます。

▼38分のドラマダイジェスト版も放映
小説やドラマにもなった!新十津川町の特異な歴史を2つの記念館で学ぶ

気候も文化も異なる奈良県から北海道へと移住することは、現在の私たちにとっても決してたやすいことではありません。それを明治時代に普通の村民たちがやり遂げ、しかも原野を開拓したという事実には、驚くばかりです。

新十津川町を訪れる機会があったら、今回ご紹介したふたつの記念館を訪れてみてはいかがでしょうか。彼らの強い志は、きっと今を生きる私たちの心をも揺さぶってくれるはずです。

新十津川町開拓記念館
所在地:北海道樺戸郡新十津川町字中央1番地1
電話:0125-76-2622
開館時間:10時~16時(金曜日のみ~13時)
休館日:毎週月・火曜日及び11月~4月
入館料:大人140円、小・中学生70円
新十津川物語記念館
所在地:北海道樺戸郡十津川町字総進188番地6
電話:0125-76-2995
開館時間:10時~16時
休館日:11月1日~4月28日
入館料:大人140円、小・中学生70円

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。