羅臼町市街地、
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郵便・医療 – 北海道ファンマガジン
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郵便・医療


羅臼町市街地、望郷台(羅臼国後展望塔)から見る国後島

医療

 医者が少なかった北方四島。1940年ごろの医者数は合計11名でした。内訳は、択捉島に4名および助産婦2名、国後島に6名、色丹島に1名でした。歯舞群島の住民は根室に行っていたようです。

 医療施設も整備されていなかったので、せっかく島外からきても帰ってしまう医師もいたそうです。そんな医師不足に一石を投じたのが、戦時下の日本軍駐留。衛生班が島民の世話もしたため、色丹島や歯舞群島にも診療所ができました。

郵便局

 北方四島でももちろん郵便局がありました。全体で23の郵便局が配置されていました。秋勇留島にだけはありませんでしたが、水晶島に1ヶ所、勇留島に1ヶ所、多楽島に1ヶ所、志発島に2ヶ所、色丹島に2ヶ所、国後島に8ヶ所、択捉島に8ヶ所でした。

 うち19局(択捉島8ヶ所、国後島6ヶ所)で集配業務行い、色丹郵便局と紗那郵便局は無線電信ができました。根室半島の根室から国後島泊村との間に海底ケーブルが敷設されており、また、国後島アトイヤ岬から択捉島ベルタルベ岬の間にも海底ケーブルが敷設されていました。

 各島を結ぶ定期航路で郵送されましたが、冬季は入港できないところがあったので、国後島では古釜布港、択捉島では年萌の両不凍港に月1回ペースで入港して、島内各郵便局がスキーを履いて受け取りに行っていたといわれています。

択捉島:内保郵便局、入里節郵便局、天寧小学校、年萌小学校、留別郵便局、紗那郵便局、別飛郵便局、蘂取郵便局
国後島:国後郵便局(泊)、東沸郵便局、古丹消郵便局、作万別郵便局、古釜布郵便局、植内郵便局、乳呑路郵便局、白糠泊郵便局
色丹島:色丹郵便局、能登呂郵便局
歯舞群島:多楽郵便局、志発郵便局、相泊郵便局(志発)、勇留郵便局、水晶郵便局

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