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井雲真理(歌うたい)

井雲真理(歌うたい)
2012年4月28日に自身初となるミニアルバムを発売するガラナレコーズの歌うたい、井雲真理さん。本格的に歌うたいとして活動を始めたいきさつや、クローバー結成秘話、アルバムについて伺った。(収録日:2012年4月4日付)

「いつもかわいくて、スイマセン。」― これが、札幌を拠点に活動する歌うたい・井雲真理さんのキャッチフレーズ。その言葉通り、小柄で笑顔の可愛らしい、"永遠の24歳"だ。そんな彼女の歌はキュートな歌声が魅力で、聴く人を優しい気持ちにさせてくれる。

自分のことを「シンガーソングライター」ではなく「歌うたい」と称するのには理由がある。「シンガー」はテクニックやスキルを身につけるイメージがありますが、"伝える人"にこだわり、伝えるのを楽しんでいるという意味で、歌うたいと名乗っています」と、その理由を話してくれた。「歌うたい」になったきっかけは何だったのだろうか。

映画のゴスペルを聴いて歌うたいに

井雲真理(歌うたい) 井雲さんは小さい頃から、特にピアノを習って音楽に触れていたという。学校ではピアノ伴奏もしたそうだが、カラオケが好きだったわけでもなく、特に歌が好きだったわけでもない。子供の頃の将来の夢は医療系の仕事だったので、医療系大学にも進学した。しかし就職して3年目のある時、一つの映画に影響されて音楽に目覚めることになる。

「ある洋画を見たんですが、その中でゴスペルが歌われてました。もちろん言葉はわからなかったのですが、なぜか感動したんです。その映画を見て歌うたいになりたいと思いました。」

ちょうどその頃、勤務先の施設で若い人が来て歌を歌い、お年寄りが涙を流す光景を見た。自分も人に何かを伝えることができたら……そう考えるようになったという。こうした様々な出来事がきっかけとなり、井雲さんは歌うたいとしての道を進むようになる。

クローバー結成

2003年頃、クラシックギターを始めた大学の同級生・今村しずかさんと共に、結婚式の余興で歌を披露することになった。これが、井雲さんが初めて歌を人前で披露した瞬間であり、ユニット「クローバー」の始まりとなった。

クローバーは後にカホンを加えた3人体制となり、井雲さんは作詞を、今村さんが作曲を主に担当した。クローバーは、光が見える、優しい曲調が特徴だ。ポップスだったりフォークっぽい曲だったり、様々なジャンルの曲を歌った。クローバーのモットーは「苦しまず活動しよう」であり、その点はクローバー活動休止後の現在のソロ活動にも受け継がれている。

いかにニヤニヤできるかを考えて歌ってます

井雲真理(歌うたい) ライブで心掛けていることは何だろうか。井雲さんは、「お客さんとの距離をいかに近づけるか、自分もお客さんもいかにニヤニヤできるかを考えています」と話す。ステージに立つと興奮してきてつい長いMCになってしまうが、それがまた楽しいとお客さんに好評だ。

クローバー時代と同様、背伸びせず、カッコつけず、等身大で歌う。そして人とつながること。こうしたことを目標としている。施設でお年寄りを前に歌う時も楽しいひと時だという。「皆さんが感じたままストレートに返してくれるのを実感できるのが楽しいですね。昔懐かしの歌を歌うと泣いちゃう人たちもいたり、優しい気持ちになれたよ、と伝えてくれる人もいたりして、やりがいを感じます」。

一人じゃないんだよ、と気付いてほしい

井雲真理(歌うたい) 井雲さんはミニアルバム「いくもまり~いろとりどり~」を2012年4月に発売したが、収録曲の中からとっておきの一曲を教えてくれた。ラジオのパワープレイにも選ばれている「秋風」だ。

「これは絶対に聴いてほしいですね。人が人生で岐路に立つ時、後ろ向きになってしまうことがあるかもしれない。でもその先が見えた時、周りに人がたくさんいることに気づく。一人じゃないんだよ、という曲です」。

井雲さん自身も30歳頃まで引き込もり気味で、自分だけ辛い辛いと言っていたそうだ。しかしある時に気付いた。一人ではないことを。「アルバムを通して、笑うことを忘れた人たちに一人じゃないと常に感じていてほしいです。同年代の人たちや、親世代、お年寄りに対しても、自分はこうやって生きているんだよと感じてほしいと思っています」。

今後は、ライブをしに全国津々浦々旅をしたいと語る井雲さん。「どこに行ってもニヤニヤしていたいです。同じ時間を共有できてよかったね、そう言ってもらえると私も元気になれます。是非ライブに来てニヤニヤしていただきたいです」。

井雲真理のプロフィール

井雲真理(歌うたい) いくもまり。1978年11月10日生まれ、B型、札幌市出身・在住の歌うたい。2003年頃、大学の同級生と結婚式の余興で歌を歌ったのをきっかけに、後にクローバーと命名し本格的に活動開始。井雲真理・今村しずか・谷敦美の3人組となったクローバーは2010年10月に活動休止したが、その後ソロ活動を継続しガラナレコーズからデビュー。ギター・町田拓哉氏のサポート、音楽プロデュースを得てライブ活動を行っている。柳月の三方六のCMソングを歌うほか、ガラナレコーズのUSTREAM番組ではMCも務める。2012年4月に自身初のソロミニアルバムをリリース。
公式ブログ:http://ikumomari.blog88.fc2.com/
Twitterアカウント:http://twitter.com/CLOVER_marimo
ガラナレコーズ(視聴・CD購入はこちらから)

井雲真理ミニアルバム「いくもまり~いろとりどり~」

井雲真理(歌うたい) 2012年4月28日発売
5曲収録、1500円、1000枚

1.秋風
2.輝く月のように
3.ドーナツ
4.迷宮の扉
5.Good Day Good Night

筆者について

編集部

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