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今回のインタビューは、道内の空港を中心に航">S.Komatsuさんにインタビュー – 北海道ファンマガジン [ファンマガ]
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S.Komatsuさんにインタビュー

編集部
Written by 編集部

今回のインタビューは、道内の空港を中心に航空機の映像を撮影し、Youtubeで公開しているS.Komatsu様。質の高い動画が人気を呼んでいます。先月、管理中のサイトSKY CABINが2周年を迎えました。映像作りの秘訣と撮影時のエピソードなどを伺いました。(収録日:2010年8月29日付)

― 出身地はどちらですか?簡単なプロフィールを教えてください。
 出身地は千歳市です。10年ほど稚内市に住んでいましたが、現在は生まれ故郷の千歳市に住んでいます。千歳の素晴らしい所はやはり、空港に近いと言う所でしょうか?旅行に行くときは空港が近いので便利ですよね。それと、毎日飛行機が見れたり。自然もいっぱいで夏には清涼を求め必ず支笏湖のスワンボートに乗りにいきます。その後に待ち受けるのが湖畔のお店で売っているチーズ芋もち。あの、モチモチ感とトロケル感は病みつきになりますね。
 趣味は航空機撮影はもちろんですが家庭菜園、庭芝の育成、猫とじゃれ合ったり……。庭芝の育成は結構奥が深く、肥料や除草剤、殺菌剤の研究に余念がありません。そそ、空港にも芝が敷き詰められてますよね。だから芝が好きなのかな?

― 航空関係のムービーを撮影されていて、Youtubeで確認できるだけでもたくさん公開され、閲覧数もすごい数に上っていますね。これまでどれくらい制作されましたか?
 2010年8月現在、SKY CABINでは70作品、YOUTUBEでは150作品近く製作しました。基本的にSKY CABINでは映像にバックミュージックを取り込んだイメージもの、特別塗装機ものを中心にお子様からご年配の方まで楽しめる作品を、YOUTUBEではレジ番を主体とした記録ものを中心にマニア向けに製作しています。
 機種数はボーイング社、エアバス社製が主ですが約40機種、会社数は国内外合わせて約30社程撮影してると思います。道内の空港しか撮影していませんので成田やセントレア、関空で撮影するとかなりの数になるでしょうね。特に成田、羽田をホームとされている飛鳥山氏のYOUTUBEサイト(https://www.youtube.com/user/MasaakiAsukayama)に関しては機種数、会社数共にずば抜けているのでお手本のサイトにしています。

(動画)新千歳空港(RJCC) Project in winter Vol.1 -Day break-
2009年12月19日撮影。早朝(7:00頃)の空港の風景で普段はターミナルのスポットに駐機している飛行機ですが前日の大雪でオープンスポットからターミナルへ牽引されるシーンを撮影しました。夜明け直前で幻想的な青色と夜明けの赤色、樽前山もクッキリ映っていて壮大さを表現できた作品だと思います。


(動画)旭川空港 DAISETSU
2009年10月24日撮影。旭川空港と言えば大雪山連邦をからめたシーンが有名です。紅葉の赤、空港の芝の緑、空の青、山に降り積もった白。多くの色が調和されたとても美しい作品で自分の中では一番かも。

(動画)函館空港 HAKODATE
2010年2月13、14日撮影。函館空港はNao Nakagawa氏とセッションをさせて頂いた空港です。津軽海峡と函館山、函館市街を絡めたシーンは新千歳や旭川空港にない雄大さを感じました。

― 撮影をはじめたきっかけを教えてください。
 撮影を始めたのは2007年7月からです。父親が航空自衛隊の自衛官であったこともあり、今思うと幼稚園ぐらいから飛行機が好きだったのかもしれません。飛行機好きが効してか就職と同時にパソコンを購入しその頃はフライトシミュレーターを好んで遊んでました。その後、インターネットをするようになり多くの飛行機に関するウェブサイトをサーフィンしていると、とあるサイトに巡りあったんです。Nao Nakagawa氏がウェブマスターをされている『ムービー@旅客機』(http://www.airliners.jp/)と言うサイトです。写真を公開されているサイトは多々ありましたが、動画をメインに公開されているサイトは数少なく、こちらのサイトを訪れた時の発見と感動は今でも忘れられません。飛行機が動いていてエンジン音が聞こえ、バックミュージックが流れていてその場の雰囲気をかもし出しているんですね。美しくて迫力があって、感動できる動画を自分でも撮りたい!と思いカメラ片手に空港へ出かけたのが撮影のきっかけでした。

― 被写体との距離もあったり速度も速かったりで撮影は難しそうに感じますが、Komatsu様の映像作品は滑らかで見やすく、質が高いと感じています。撮影時、また編集時のポイントとして何か心がけておられることはございますか?
 撮影時のポイントは必ず三脚を使うと言う事でしょうか。滑らかに撮影するにはビデオカメラを固定するものが必要となってきます。当然手持ちだと手振れがひどく水平も保てませんから。パン、ティルトは離着陸時は少し硬めに設定しています。動きが早いので緩いと映像がぶれて安定感のない映像になってしまいます。逆にタキシングの時など動きが遅い時は設定が硬いとカクカクした動きになってしまうので離着陸時の時よりは緩めにしています。
 編集時のポイントはアップの画の後にアップの画を繋げないようにしています。アップの次は引いた画の方が自然でまとまりがあるように思えるからです。とにかく現場でどれだけ滑らかで自然な画が撮れるかが勝負になってきます。やはり撮影の数をこなしてトレーニングを行うことが一番大切だと思います。

(写真)撮影機材とネコ
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(写真)パソコンでの編集の様子
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SKY CABINの動画撮影機材
ビデオカメラ:
2008年の8月に購入したSONYのHDR-SR12と言う機種を使ってます。ハイビジョンの撮影はできるのですがプロ仕様ではなく、いわゆる"ホームビデオ"で撮影しています。
望遠レンズ:
HDR-SR12は12倍ズームまで可能ですが広大な空港、空を飛ぶ飛行機をアップで撮るためにはこのような望遠レンズが必要になってきます。ただし、カメラへの脱着が必要であるため良いシーンを逃したことが多々あります。
専用マイク:
目的の音(飛行機のエンジン音)を拾うために専用のマイクを装着しています。また、風が強い時は、風の音が邪魔になるためウインドウスクリーンを装着しています。
三脚・雲台
動画の水平さや滑らかさを保つにはやはり三脚と雲台が不可欠です。ビデオカメラの性能よりも三脚の性能の方が重要と考えてます。
無線機:
撮影したい飛行機が今どの辺りを飛行していて、どの方向から着陸してくるのか?を知りたい時に主に使用します。

(写真)新千歳空港A-10ポイントより
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― 道内の空港の撮影ポイントもブログで紹介されています。ご自分で探していらっしゃるんですか?
 撮影ポイントを紹介している書籍や個人様のサイトを参考に撮影ポイントを検索しています。ただし、イメージものを作成する時は同じポイントでのシーンだけではマンネリ化し変化に富んでいない作品になってしまいます。そんな時は郊外へ出向き飛行ルートを確認しながら、あるいは地図を眺めながらここに行けばこんな画が撮れるんじゃないかなぁ~と妄想し、新しい撮影ポイントを探したりする時もあります。

― 撮影時にはいろんな大変な思いをされたことがあると思いますが、冬季にハプニングがあったようですね。
 冬季の撮影はかなり苦労しますねぇ。自分の体の寒さ対策も必要ですがカメラの寒さ対策も必要ですから。今年の2月の函館遠征の時のお話なんですが……、今は無き航空会社で今となればかなりレアですが、ビバマカオが函館に来る!と大盛り上がりし、ムービー@旅客機のウェブマスター Nao Nakagawa氏とセッションを行いました。ビバマカオは午後の便でしたので、午前中は他の飛行機を撮影してたわけです。当時の気温は最高気温が0℃、最低気温が-8℃でまあまあの寒さでした。
 『そろそろビバマカオの来る時間ですね』、『撮影の準備をしましょうかぁ』と言うことで私はカメラの防寒対策をせずに、Nao Nakagawa氏は完璧防寒対策で準備をしていたら、今まで晴れていた天候が一転、雪になったんです。『雪とビバマカオの競演になりそうですねぇ』と話していたら、撮影の時がやって来ました。ゴーーーー!目の前をビバマカオが飛んで行く。「いい感じで撮れてるぅ~」……とそのとき、いきなりブチッと切れて画面が真っ暗になりました。そう、バッテリーが切れちゃったんですね。バッテリーの残量を事前に確認したときは余裕で撮れる残量が残っていたんですけどねぇ。寒さ対策をしていなかったのでバッテリーが急激に消費されたんでしょうね。自分の体の寒さ対策は万全だったんですけどね……。

(写真)函館空港のビバマカオ
S.Komatsuさんにインタビュー

― サイト・ブログ更新、Youtubeへのアップなど全般を通じて、やっていてよかったというようなことはありますか?
 やはり、同じ趣味を持った仲間ができた事ですね。お互いの作品を評価し、アドバイスしながら更に良い作品を作ることで絆が深まったりとか。この年になって青春しています(笑)

S.Komatsuさんのプロフィール

新千歳空港のある千歳市出身、千歳市在住。趣味は航空機撮影。SKY CABINを2008年8月にオープンし、新千歳空港をはじめ道内主要空港で撮影した航空機の映像作品を公開している。Youtubeアカウント「SHU2000」はいまや道内最大級の北海道航空機専門映像チャンネルとして成長、美しい映像が人気を呼んでいる。

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