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昔の遊具づくりから名物いももちまで! 「開拓の村」を十倍楽しむ方法

石簾マサ
Written by 石簾マサ

昔の遊具づくりから名物いももちまで! 「開拓の村」を十倍楽しむ方法

【札幌市】明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を移築復元・再現し、開拓当時の生活を知ることができる「北海道開拓の村」(以降、開拓の村)。「冬の生活体験」ができる冬期の開拓の村について以前に紹介したので覚えていらっしゃる方もいることだろう。(冬の開拓の村の楽しみ方はこちら) 今回は夏の開拓の村の楽しみ方を中心に、伝統遊具づくり体験、馬車鉄道、開拓の村食堂名物をご紹介する。

移築復元・再現された歴史的建築物52棟で歴史を学ぶ!

開拓の村は札幌ドーム10個分(54.2ヘクタール)という広大な土地を、市街地群、漁村群、農村群、山村群という4つのエリアに分け、当時の建造物を移築復元したり、再現したりしている。移築復元されたり再現された建築物は52ある。

▼旧札幌警察署南一条巡査派出所(明治44年/札幌)
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▼旧来正旅館(大正8年/旭川)
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建築物には立ち入り禁止の部分もあるが、中に入ることができるようになっている。マネキンなどを使っていろいろと再現しているので、当時の生活を感じることができるはずだ。

開拓の村は撮影場所として使うことも可能。ただし子供さんなどの見学も多いため、露出の多い衣装や模造刀等小道具はNGということなので注意していただきたい。また撮影し、WEB・SNS等への公開や作品として発表する場合は申請書が必要となるため、撮影をしたいという人は事前に問い合わせてみるといいだろう。空いていれば更衣室として利用できる場所も提供してくれる。

大変だけど楽しい! 子供たちも楽しめる伝統遊具づくり体験

今回見学させていただいたのは伝統遊具づくり。村の中に体験学習棟という建物があり、そこで伝統遊具の作り方を教えてくれるのだ。体験できる伝統遊具づくりは月によって変わる。取材させていただいた日は竹笛を作っていた。

▼体験学習棟では伝統遊具づくりが体験できる
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▼この日の伝統遊具づくりは「竹笛」づくりであった
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ちょうど児童ディサービス「ひだまり発寒」の子供たちと先生が体験に来ていたので見学させていただいた。竹を切って穴をあけて、サイズを合わせて作っていく竹笛。なかなか難しそうだ。

作り終えた後に話をうかがうと、「音がきちんと出るようにするのが難しかった~」「場所を合わせて貼り付けるのだけど、ボンドがくっつくまで押させておくのがタイヘン」「竹の種類によって固さが違うので難しかった」など、けっこう大変だったものの楽しめたようであった。

引率として来られていた松川先生は、「子供たちにいい経験をしてもらえたと思います。生徒だけでなく先生である私達も一緒になって楽しめました」と語っていた。

▼体験学習棟では伝統遊具づくりが体験できるだけでなく、昔の遊具で遊ぶこともできる
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どさん子が引く馬車鉄道でゆったり村内を!

そして、冬には運行されていなかった馬車鉄道にも乗ってみた。この馬車鉄道は、大正7年まで走っていたものを再現した車輛を北海道和種馬が引くというもの。ちなみに北海道和種馬とはいわゆる「どさん子」と言われる馬のことである。

▼どさん子が引く馬車鉄道
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お腹がすいたら「開拓の村食堂」へ!

取材をしていたらお腹がすいてきたので開拓の村食堂に入ってみた。開拓の村食堂は、入口を入って右側奥の方にある。

▼開拓の村食堂
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中はかなり広い食堂。取材日は平日だったためすいていたが、休日ともなるとこれだけ広い食堂も満員になるのだそう。開拓の村周辺にはお店がないので、ここで食事をしようと思っている人は、食事する時間をずらすなどして対策を考えておいた方がいいだろう。

▼開拓の村食堂の中
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一番のオススメメニューは「屯田兵定食」(税込1,000円)だそう。開拓の村食堂オリジナルの定食で、手作りのいも団子焼き、みそおでん、豚汁、おにぎりがセットになったメニューだ。

▼屯田兵定食。開拓の村食堂オリジナルの定食で1,000円で食べられる
昔の遊具づくりから名物いももちまで! 「開拓の村」を十倍楽しむ方法

開拓の村食堂に入ったら食べてもらいたいのが「いももち」だ。これは開拓の村名物と言われているだけあって絶品。表面がぱりぱりで中がモチモチの食感で、筆者はかなり気に入ってしまった。

▼開拓の村名物「いももち」(税込150円) 昔の遊具づくりから名物いももちまで! 「開拓の村」を十倍楽しむ方法

▼大きなニシンが入っているにしんそばも人気メニューのひとつだ(税込850円) 昔の遊具づくりから名物いももちまで! 「開拓の村」を十倍楽しむ方法

歴史の勉強にもなって、自然に触れられて、昔ながらの遊びが体験できて、お腹まで満たせてしまう開拓の村。目的によって多彩な楽しみ方ができるので、ぜひ一度訪れてみて欲しい。


北海道開拓の村
札幌市厚別区厚別町小野幌50-1
TEL:011-898-2692
公式ウェブサイト
開村時間:5月1日~9月30日 9:00~17:00(入場は16:30まで)、10月1日~4月30日 9:00~16:30(入場は16:00まで)
休村日:毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日。さっぽろ雪まつり期間中の月曜日は開村)、 年末年始(12月29日~1月3日)

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】