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札幌では有名人! 50年もミシンをカタカタしてる千鳥ふみ子さん

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Written by 編集部

【札幌市】その女の人は、しゃべることはないけど、キコキコ、カタカタと音を出してミシンを踏み続けている。お店の看板娘らしく笑顔で、朝から晩までひたすら店頭にあるレトロなジグザグミシンの前に座り続ける。時にファイターズのレプリカユニフォームを着、時に和服を着、時にマフラーもする。そんな彼女は札幌市民によく知られ、札幌市民から愛されているのである(はずである)。

彼女がいるのは、中央区南三条西3丁目1-4、交差点角地にある中山ミシン店さん。そして看板娘の名前は「千鳥ふみ子」。ここまででお気づきかと思うが、ふみ子さんとは、マネキンである。創業者が、ミシンの針の動きが千鳥足に似ており、ペダルを踏み続けるからふみ子と命名したという。あのマネキンに名前があることに驚かれるかもしれない。

しかし驚くのはまだ早い。店主によると1956年にこの"仕事"を始めたようなので、50年以上はお店の前で通行人を見守り続けてきた計算になる。まだ周囲にビルもなかったような時代である。札幌中心部の街の移り変わりや人々の変化を目にしてきたふみ子さんは、1950年代当時の姿そのままで今もまだまだ美しい。

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なお、彼女がいる中山ミシン店は昭和初期の1928年創業だから、札幌でもかなり老舗のお店の類になる。ちょうど狸小路で鈴蘭灯が設置され始めた頃で、全国にその名が知られ始めていた頃の時代になる。そして、三越が近くに開業したのが4年後の昭和7年だから、それよりも前になる。それほど長い歴史を持っているのである。是非ふみ子さんに会いに行って歴史を感じていただきたいものである。
※2013年7月10日、中山ミシン商事ミシン小売部はビル1階の中山ミシン店を閉店した。それに伴い、千鳥ふみ子さんも撤去されている。今後どうなるかについては未定。

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