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大雪像の製作過程がまるわかり! さっぽろ雪まつりづくりを見学してみよう

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大雪像の製作過程がまるわかり! さっぽろ雪まつりづくりを見学してみよう 【札幌市】 2014年2月5日に開幕する第65回さっぽろ雪まつり。その雪像製作が進んでいる。1月7日に大型トラックによる雪搬入がスタートした大通会場では、陸上自衛隊が大雪像を急ピッチで製作しており、その姿形が日に日に見えるようになってきている。

開幕から閉幕までの期間に雪まつりを楽しむのもいいが、近年では開幕前や閉幕後に注目する人たちも登場している。つまり開幕前は雪像製作の様子を見学し、閉幕後は雪像のぶっ壊しを楽しむのである。以前は大雪像ぶっ壊し中継について紹介した。そこで今回は、製作の様子について紹介しよう。

さっぽろ雪まつりメイン会場の大通公園では、陸上自衛隊が製作する大雪像の製作風景を自由に見学することができる。但し、ロープが張られており、立ち入りは制限されている。間近まで行くことはできないにしても、一般の人も見学することは可能だ(市民見学会も開催される日がある)。

雪積み→荒削り→装飾や彫刻へ

大雪像の製作過程がまるわかり! さっぽろ雪まつりづくりを見学してみよう 1カ月かけて作る大雪像は、まず雪積み作業から入る。足場を組んだ場所に山の斜面のようにパワーショベルなどを使って雪を上へ上へと積んでいく。雪積みが終わると寝かせる。その後、可能なら重機を使っての荒削り作業に入り、それに人手が加わる。雪積み開始から10日程度過ぎると、上層部から順に全体像がつかめるようになってくる。下部の荒削りと上部の装飾や細部彫刻を同時進行し、最終的に雪像ステージの製作に入る。

陸上自衛隊が製作を担当する3つの大雪像

大雪像の製作過程がまるわかり! さっぽろ雪まつりづくりを見学してみよう 大雪像の製作過程がまるわかり! さっぽろ雪まつりづくりを見学してみよう

2014年の大通5丁目会場「STV広場」は、ソチ冬季オリンピックや2017年に開催予定のアジア冬季札幌大会にちなみ「ウインタースポーツ天国、北海道!」がテーマ。陸上自衛隊真駒内駐屯地の第11特科隊などが製作している。例年4丁目会場だったが、2014年は5丁目会場に変更されている。

7丁目「HBCマレーシア広場」は、マレーシアの「スルタン・アブドゥル・サマド・ビル」が再現される。中央の突き出した時計塔の部分が特徴的だ。こちらの大雪像は北部方面通信群、第101指揮所通信大隊が製作を担当している。

8丁目「雪のHTB広場」は、インドの「イティマド・ウッダウラ」がテーマ。24種類・約1100個のパーツを貼り付けて細部まで表現するアイスブロック工法が採用されている。第18普通科連隊などが製作にあたっている。

製作中も見学者を楽しませるユニークなボードも

大雪像の製作過程がまるわかり! さっぽろ雪まつりづくりを見学してみよう 大雪像製作期間中、道行く人たちが目を留めているボードがある。大通5丁目会場見学通路入口にあるメッセージボード群だ。「2014雪まつり5丁目会場」(例年4丁目)の過去5年間の大雪像製作の思い出を、これまで18回雪像のデザインを担当してきた技術班長廣瀬さんが手書き・イラスト付きで綴っているものである。なぜか半沢直樹らしきイラストともに「そのネジをあなたに拾っていただくわけにはいきませぬ。倍返しはしないで下さい」のイラストもある。

大雪像の製作過程がまるわかり! さっぽろ雪まつりづくりを見学してみよう 過去5年間の大雪像のイラストとともに雪像難易度がつけられているのも面白い。2009年のディズニー雪像ではキャラがいっぱいで大変だったこと、2010年の旭山動物園・円山動物園コラボではイキイキとした動物たちがかっこよく決まったこと、2011年は北海道と中国の紫禁城をコラボしてくれと頼まれ悩まされたこと、2012年は震災後で作りたいものをどうぞと言われ気合を入れた大作に挑んだこと、2013年は伊勢からのオファーで伊勢の歴史などを雪で表現してほしいと頼まれ大変な思いをしたことなど、製作者の生の声が記されている。

肝心の2014年の大雪像に関しては、ウインタースポーツの各競技がほとんどゴーグル、サングラス、ヘルメットを装着していて表情が分からないものばかりで悩んだという。雪像難易度は2011年の星4つから、2012年の星6つまで様々で、今回2014年のものは星6つであることからして、ちょっと期待できそうである。

2015年からは陸上自衛隊が製作を担当する大雪像は2基に

実は2014年は、大通会場において陸上自衛隊が大雪像3基を製作する最後の年となる。大通会場には大雪像が5基あり、そのうち陸上自衛隊が3基、ボランティアなどで構成する札幌市大雪像制作団が2基を製作してきたが、2015年からは陸上自衛隊担当は2基に削減されることになっている。

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