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ここは穴場スポット!札幌の千島桜並木「寒地土木研究所」見頃に

ここは穴場スポット!札幌の千島桜並木「寒地土木研究所」見頃に

【札幌市】 札幌の桜スポットといえば円山公園など名だたる名所を挙げる人も多いが、人混みが苦手な人や、ソメイヨシノやエゾヤマザクラ以外の桜を楽しみたい人に札幌の穴場スポットの一つをご紹介したい。それは豊平区にある「寒地土木研究所」の千島桜並木だ。

寒地土木研究所は、地下鉄南北線中の島駅から徒歩圏内にある、独立行政法人土木研究所の施設。昭和初期の1937年8月に発足した試験室が前身で、1951年7月以降は北海道開発局の機関の一つとして、北国の河川・道路・農水産などの研究開発を行ってきた。

普段は直接かかわりの少ない組織かもしれないが、この敷地内には、知る人ぞ知る桜並木スポットが存在する。敷地内には精進川という小川があり、その川沿い両岸に千島桜約200本が植樹されているのだ。桜開花のシーズンになると、構内駐車場が一般開放される。夜間はライトアップされることでも知られる(2014年は実施しない)。

ここは穴場スポット!札幌の千島桜並木「寒地土木研究所」見頃に
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ここの桜は、もともと浜中町霧多布にあった桜の苗木をここに持ってきて、1984年6月に植樹した。当時の職員が、構内美化の一環として末永く楽しめる植物を、ということで、千島桜が選ばれたという。

植樹されている桜は、苗木から育てた桜で千島桜ということもあって、木の高さ3m~4m程度とそれほど大きくはない。咲き始めはピンクの花を咲かせ、満開時に白に変化するのが特徴。また、間近で桜の花々を楽しむことができる。

ここは穴場スポット!札幌の千島桜並木「寒地土木研究所」見頃に
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川には両端の主要道路との間に、構内道路用の橋 一本と、歩行者用の橋 三本がかけられており、川のせせらぎをききながら、川の両岸から桜並木の様々な表情を楽しむことが可能だ。大勢人が訪れるほどではないので、穴場的スポットとして楽しめるはず。

ただ残念ながら、千島桜がてんぐ巣病という病気にかかっており、2013年に木の伐採や枝打ちを行って治療中のため、2014年現在はボリュームは乏しくなってしまっている。同研究所は、今後も地域の宝物として、末永く生育できる環境となるよう回復・再生の取り組みを進めていきたいとしており、近いうちに元通りの姿を見せてくれるに違いない。

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▼映像


寒地土木研究所
札幌市豊平区平岸1条3丁目1番34号 [地図]
地下鉄南北線中の島駅1番出口から北へ約200m
保護のため木の根元への立ち入りはご遠慮ください。
駐車スペースが限られているため、公共交通機関をご利用ください。
※公式の一般開放は、2014年は5月3日~11日、9:00~19:00

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編集部

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北海道ファンマガジン編集部。編集部スタッフが取材執筆した記事や、名前を出さないライターの記事、寄稿記事の掲載の際にもこのアカウントが使われます。