美唄市の新キャラに驚きの声!独特な雰囲気醸し出す「やきとり男」

美唄市の新たなキャラクターがこのほど誕生し、その斬新な姿に驚きの声が上がっている。名前は「やきとり男」。美唄名物である焼き鳥がモチーフだ。募集した市経済部商工観光課では、美唄焼き鳥とともに美唄のPRにつなげていきたいと話している。

マガンの「マミィーちゃん」の友達を市が募集

美唄市には既存のキャラクターとして、宮島沼に飛来するマガンをイメージした「マミィーちゃん」がいるが、市内での活動が忙しく市外での活動まで手が回らず、マミィーちゃん本人から一緒に活動できる友達がほしいと要望があったのだそう。2015年6月の市広報誌「メロディー」で新たなキャラクターの名前とデザインを募集した。

応募は美唄を連想するもの、美唄ならではのものであることが条件。6月末までの募集で、市内在住の保育園児から90代まで260点以上の応募があり、その中から高校2年生の女子生徒が考えたキャラクターデザイン案に決定。キャラクター名を「ヤキトリ男(オ)」(通称:やきおじ)とした。

美唄焼き鳥がジェントルマンに

▼採用された原画デザイン

「ヤキトリ男」は美唄焼き鳥がモチーフ。上半身は串に刺さるモツ、黄色の腹卵(キンカン)、タマネギがデザインされ、一羽すべて使い切る美唄焼き鳥の特徴を表現。顔は黄色のキンカン部分で、おじさんっぽい表情をしている。串なので一本足かと思いきや、下半身は二本足になっているため、歩くことが可能だ。

身長・体重は秘密。さすらいの旅、BARの片隅で美しい唄に酔うことが趣味で、お酒とかけそばを愛するジェントルマン。美唄焼き鳥を食べたことのある人はみな友達だと宣言している。

▼モツやキンカンが刺さるのが特徴「美唄焼き鳥」

かわいい系ではなく少し違う路線で

市経済部商工観光課の伊藤さんによると、最近のキャラクターはかわいい系が多すぎて見飽きたという意見が選考委員会の中であったという。そこで少し違う美唄らしいものをと、美唄焼き鳥の作品の中から、独特な雰囲気で少しとがった「ヤキトリ男」案が採用された。

新キャラクターが新聞やFacebookページなどでお披露目されると、「本当に選ばれたの?」と驚きの声があがったという「ヤキトリ男」。今後は着ぐるみやグッズ製作も検討しており、マミィーちゃんと一緒に、美唄焼き鳥をはじめとする美唄のPRにつなげていきたいとしている。
(※キャラクター画像は美唄市提供)