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創業から半世紀―韓国料理の概念変える創作韓国料理店「円山銀座園」

編集部
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創業から半世紀―韓国料理の概念変える創作韓国料理店「円山銀座園」

地下鉄東西線・円山公園駅から徒歩7分。住宅地の一角に「韓国料理・焼肉 円山銀座園」という立派な店構えの韓国料理店がある。ルーツは半世紀以上前にススキノに誕生した札幌初の韓国料理専門店。現在は、韓国料理のイメージを変えてもらいたいと、伝統の焼肉はもとより、四季折々の野菜を使った創作韓国料理を提供している。

ススキノで創業した歴史ある本場韓国料理店

「円山銀座園」は、1961年にススキノに創業した韓国料理店が前身。韓国から東京にやってきた創業者が銀座で恋に落ち、結婚後、北の大地・北海道に移住した後にオープンさせた韓国料理店だ。二人が出会った街である銀座の名に、みんなが集う場所という意味を込めて「銀座園」と名付けた。

当時の北海道には焼肉を含む本場韓国の料理を提供する韓国料理専門店はなく、札幌で初めてだったという。創業者夫人は名物女将・看板娘として知られていたが、引退するのに合わせて、四季折々の木々や花が愉しめる地を求め、2009年4月に円山に店舗を移転、「円山銀座園」とした。

創業から半世紀―韓国料理の概念変える創作韓国料理店「円山銀座園」

韓国料理を深堀りしたいと、四季折々のコース料理を提供

韓国料理といえば焼肉を思い浮かべる人も多いかもしれないが、「円山銀座園」では焼肉以外にもいろんな韓国料理を食べてもらいたいと、3~4年前にはコース料理をスタート。オーナーシェフの牧勝美さんが創り出す季節の旬を使ったコース料理は、韓国料理の奥深さを知ってほしいという想いが伝わるように多くの人たちに喜ばれてきた。

食材は冬季などやむを得ない場合を除いて北海道産食材にこだわる。大切にしているのは「旬の野菜を食べてほしい」との想い。夏にはトマト、冬にはユリ根やリンゴというように、その時々の旬の食材を使う。ドレッシングも旬の果物や野菜を使うなど、細部にまで手を抜かない。さらに、春には桜をイメージしてピンク色を添えるなど、円山銀座園の創作料理は見た目にも美しい。

創業から半世紀―韓国料理の概念変える創作韓国料理店「円山銀座園」
創業から半世紀―韓国料理の概念変える創作韓国料理店「円山銀座園」

創業から半世紀―韓国料理の概念変える創作韓国料理店「円山銀座園」 例えば1月は、おめでたい席に登場するという韓国おせち。松の実、ぎんなん、クルミ、アーモンドといったナッツをふんだんに使った薬飯は甘さが引き立つ一品。ほかに、宮廷料理からナムルやキムチを何点かプレートにして提供する。そしてお楽しみの焼肉はみかわ牛。口の中でとろけるほど柔らかい肉に感激する。

今では、オーナーが生み出す創作韓国料理を味わおうと、遠くは大阪からもわざわざやってくるという。同店の牧雄大さんは、「韓国料理の概念を変えたいと思っている。韓国料理をご存じない方にこそ来ていただき、焼肉屋のイメージを変える機会にしてほしい」と語気を強める。札幌市内ではまだ韓国料理店が少ないからこそ、歴史ある「円山銀座園」で新たな発見をしてみては。


韓国料理・焼肉 円山銀座園
所在地:札幌市中央区南3条西22丁目2-2
TEL:011-215-4878
営業時間:17:00~23:00、毎週水曜定休
駐車場3台、座席28席(カウンター4席・テーブル5卓)
公式サイト

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