藻岩山の冬はこんな楽しみ方も!「もーりす号ホワイトクルージング」

札幌市街地を一望できるスポットとして、今や外国人観光客からも高い人気を誇る藻岩山。その圧倒的な眺めは、それだけで観光気分を大いに満たしてくれるものですが、藻岩山には期間限定のアトラクションがあるのをご存じですか。実はそれほど知られていない穴場的なお楽しみを今回はご紹介します。

まずは藻岩山に上ってみよう

▼藻岩山ロープウェイ(写真提供:札幌 もいわ山ロープウェイ)

アトラクションの内容を紹介する前に、まずは藻岩山へのアクセス方法からご案内しましょう。最寄り駅は市電停留場「ロープウェイ入り口」、そこから15分間隔で無料のシャトルバスが出ています。シャトルバスで「もいわ山麓駅」まで行くと、そこがロープウェイの乗り場です。

▼中腹駅から山頂駅を繋ぐ「もーりすカー」

ここから藻岩山の山頂を目指して上っていくのですが、ロープウェイで上れるのは藻岩山の中腹駅まで。次に「もーりすカー」というケーブルカーに乗り換えて山頂駅へと到着します。

▼山頂から見る札幌市は圧巻の眺め

夜ともなれば、また景色は一変。札幌市の夜景は、2015年に日本新三大夜景に認定されました。その夜景を楽しむスポットは札幌市内にいくつかありますが、やはり藻岩山からの眺めがオススメです。

▼山頂からの大パノラマにうっとり(写真提供:札幌 もいわ山ロープウェイ)

期間限定のアトラクションとは

札幌市民には夜景スポットとしてすっかり定着している藻岩山ですが、そんな札幌市民にもまだあまり知られていない冬季限定のアトラクション。それが「もーりす号ホワイトクルージング」です。「もーりす号」とは、巨大な雪上車。この雪上車にノルウェー製の木製ソリをつなげて雪深い山道をクルージングするというのが、アトラクションの概要です。

▼もーりす号もソリも大きくて大迫力!(写真提供:札幌 もいわ山ロープウェイ)

お客さんは、もーりす号とソリのどちらに乗車するかを選択できます。これほど大きな雪上車に乗る機会もなかなかないし、風に直接あおられながら乗るソリのスリルも捨て難いし、どちらに乗るべきか悩むところです。ちなみに吹きさらしのソリは寒いのではと心配されるかもしれませんが、アウターを無料で借りることができます。

「もーりす号ホワイトクルージング」は、ロープウェイを降りた中腹駅からスタートし、山頂の手前までを往復します。普段は上ることのない林間コースを、札幌の街並みや自然を見ながらクルージングする爽快感は格別です。

アトラクションが楽しめるのは、3月下旬頃まで。期間中は毎日運行していますが、天候によってはロープウェイが止まっていることもあるので注意が必要です。他県からの観光客は雪を間近に感じられる貴重な体験となるはずだし、雪国で育った道産子もこれだけ大きな雪上車に乗る機会はそうそうないはず。いずれにしても楽しめること間違いなしなので、ぜひ期間中に挑戦してみてはいかがでしょうか。

もーりす号ホワイトクルージング
開催期間:2017年1月7日(土)~3月下旬の期間毎日運行
運行時間:13:10から30分間隔運行。17:40最終
開催場所:もいわ中腹駅屋外
料金:大人800円・小人400円
※山麓駅4階窓口にて、ロープウェイ・もーりすカー往復券が付いたお得なセット券も販売しています。セット券は、大人2,000円・小人1,000円

ロープウェイ
冬期営業:11時~22時(上り最終21時30分)
夏期営業:10時30分~22時(上り最終21時30分)
料金:
もいわ山麓駅→もいわ中腹駅→もいわ山頂駅(展望台)【ロープウェイ+もーりすカー(ミニケーブルカー)】 往復 大人1,700円 小人850円
もいわ山麓駅→もいわ中腹駅【ロープウェイのみ】 往復 大人1,100円 小人550円
もいわ中腹駅→もいわ山頂駅(展望台)【もーりすカー(ミニケーブルカー)のみ】 往復 大人600円 小人300円

札幌もいわ山ロープウェイ山麓事務所
所在地:札幌市中央区伏見5丁目3番7号
TEL:011-561-8177
公式サイト