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ドンが国内最高齢に!知れば知るほど魅力が見つかる円山動物園のカバ

石簾マサ
Written by 石簾マサ

「札幌市円山動物園×北海道ファンマガジン コラボ企画『ファンマガ的 円山動物園だより』」の8回目です。

本州に比べて涼しい北海道ですが、それでも30℃近くまで気温が上がることもあります。暑さに弱い動物たちは、動かず影に隠れたりしていることもあります。かなり暑い日になると、バックヤードにいて見られないことも。ついつい動物に夢中になってしまいがちですが、熱中症などに気をつけ水分補給や休憩を取りながら園内を散策するようにしてください。(冒頭写真:娘のザン)

撮影:EntapanoVR

今月の動物紹介は「カバ」

ドンが国内最高齢に!知れば知るほど魅力が見つかる円山動物園のカバ

カバは、アフリカ(北部を除く)の河や沼に群れで生活しています。象に次ぐ重量級の動物で、体重は約2~3トンあります。日中のほとんどを水中で過ごします。鼻、目、耳はワニと同じように顔の上に一直線に並んでいて、そこだけ水面に出すことができます。また、皮下脂肪が厚く、水に浮きやすくなっています。そのように、体は水中生活に適した作りになっているのが特徴です。

カバは2006年に、国際自然保護連合(IUCN)のレッドデータブックに絶滅危惧種として登録されました。(円山動物園ホームページより)

▼アフリカゾーンにあるカバ・ライオン館 動物園マップ → ①
ドンが国内最高齢に!知れば知るほど魅力が見つかる円山動物園のカバ

円山動物園には、オスのドンとメスのザンというカバがいます。ドンは、茨城県の日立かみね動物園で1969(昭和44)年に生まれ、1971年に円山動物に来園しています。ザンは、ドンの娘で1975(昭和50)年に円山動物園で生まれました。

カバは大きくて獰猛だとか、あまり賢くなさそうなイメージに捉えられがちですが、担当飼育員さんにお伺いすると「そうした最初に抱くカバのイメージと実際のギャップがカバには多いと思います。カバのことを知れば知るほど魅力を発見することができるはずです。カバは魅力を全面的にアピールしないところが、またいいんです」と教えてくださいました。

▼屋内でも見ることができるカバ・ライオン館。写真はザン
ドンが国内最高齢に!知れば知るほど魅力が見つかる円山動物園のカバ

現在、円山動物園では10時頃、13時半頃、16時頃と、大きく分けて3回給餌しています。ただし、屋内外への移動時や、それぞれの体調や飼育員の仕事の都合などに応じて、完全に時間や量を固定しているわけではありません。乾草(夏期は青草)、ヘイキューブ(草を固めたもの)、オカラ、ニンジン、リンゴ、キャベツなどがエサとして与えられています。

ドン

ドンが国内最高齢に!知れば知るほど魅力が見つかる円山動物園のカバ

非常に繊細で神経質なカバです。ちょっとしたことで驚き、外に出なかったりします。ただ、心を許した人に対しては、とても優しい表情を見せてくれる一面もあるそうです。

取材時に、これまで日本のカバの最高齢(54歳)であった日立市かみね動物園のバシャンが5月12日に亡くなり、ドンが日本最高齢のカバとなりました。ちなみにバシャンはドンのお母さんです。

担当飼育員さんにお伺いすると「ドンが国内最高齢になったということは特に意識していません。ただ、高齢であることには変わりないので、今まで同様、無理せずかつ単調にならないように、充実した日々を送らせてあげたいと思っています」とおっしゃっていました。

ザン

ドンが国内最高齢に!知れば知るほど魅力が見つかる円山動物園のカバ

とても人なつっこく、誰に対してでも大きく口を開けてエサをねだる食いしんぼうです。お父さんのドンよりも少し体が小さいです。

動物園マップ
ドンが国内最高齢に!知れば知るほど魅力が見つかる円山動物園のカバ

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筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】