味わう

ソフトカツゲンって何?カツゲン基礎知識

編集部
Written by 編集部

ソフトカツゲンって何?カツゲン基礎知識

北海道で愛されてきた飲み物「カツゲン」。道民では知らない人はいないほど広く浸透しています。カツゲンとはいったいどんな飲み物なのでしょうか。基本的な情報からお教えしましょう。

 「カツゲン」とは、正確には「ソフトカツゲン」といいます。かつては「カツゲン」でしたが、味がソフトになって「ソフトカツゲン」に名称変更されています。青いパック入りの飲料として道民にはおなじみです。

 ソフトカツゲンは、一言で言うなら乳酸菌飲料です。生きた乳酸菌がいっぱい含まれている健康に良い飲み物なのです。なので、酸味があります。加糖しているので甘みもあります。濃厚な味わいは、ヤクルトのような味・香りに似ていると表現する人もいます。味が濃いため関東以西では根付かず、北海道や東北の一部で広まる結果になりました。

ソフトカツゲンって何?カツゲン基礎知識

 ソフトカツゲンは道内のコンビニエンスストアやスーパーで手軽に手に入ります。それほど値段が高いわけでもありません。ソフトカツゲンの飲み方はいたってシンプル。1L紙パックは牛乳パックを同じ要領でコップについで飲みます。500mlはコップについでもよし、ストローを使ったり口からそのまま飲んでもよし。300mlや180mlはストローで飲みます。風呂上がりに腰に手を当てて飲むのがツウの飲み方です。

▼パッケージロゴ
ソフトカツゲンって何?カツゲン基礎知識

▼1000mlと500mlサイズ
ソフトカツゲンって何?カツゲン基礎知識

▼このような濃い乳白色
ソフトカツゲンって何?カツゲン基礎知識

カツゲンのルーツ

 ソフトカツゲンのルーツは小時代初期にまでさかのぼることができます。雪印乳業の前身である北海道製酪販売組合連合会が、当時中国に駐屯していた陸軍から飲料水の代わりとして栄養のある飲み物を要求されたのが始まりです。1938年、「活素(かつもと)」を最初に製造開始されたのは上海でした(ただし原液は北海道産)。その後道内や大阪でも生産されるようになりました。しかし終戦を迎える頃には、原材料の入手が困難になる等の理由で製造はストップしてしまいました。

▼瓶カツゲンをPRするポスター
ソフトカツゲンって何?カツゲン基礎知識

▼瓶カツゲン時代の展示品
ソフトカツゲンって何?カツゲン基礎知識

 戦後の1956年、ヤクルトが北海道上陸を果たすのに対抗し、カツモトに似た製品が誕生します。それが現在のソフトカツゲンの直接的なルーツとなる「活源(かつげん)」です。公式には軍人に供給されていたカツモトからカツゲンになって今に至るとする見解ですが、カツモトとカツゲンは別に開発されたという説もあります。

 当時、良質な牛乳に、ブルガリア菌とアシドフィラス菌を培養させたもの、糖類を加えるなどして加工し瓶づめして、牛乳配達のように各家庭に送り届けられていました。発売翌年には「カツゲン」と片仮名表記に改められ、道内に広く浸透していきました。1979年に「ソフトカツゲン」に改称。味わいをよりソフトにさっぱりに、また紙パックに変更したパッケージで普及されることになりました。

ソフトカツゲンって何?カツゲン基礎知識

 カツゲンはいまでも道民の間で広く愛飲されており、雪印メグミルク札幌工場が1日約25000本を生産する地域限定商品です。北海道限定が基本ですが、プレーンについては青森県など東北の一部地域でも提供されています。プレーンの他、様々な風味のバリエーションも季節限定で登場し、カツゲンファンを楽しませてくれています。

 道民に愛されて半世紀のソフトカツゲン。これからも道民に愛され続けていくことでしょう。

筆者について

編集部

編集部

北海道ファンマガジン編集部。編集部スタッフが取材執筆した記事や、名前を出さないライターの記事、寄稿記事の掲載の際にもこのアカウントが使われます。