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札幌の飲食店は”お一人様率”が高い!? 移住者が感じた外食時の違いとは

北海道民だからこそ自覚していない北海道民らしさ。北海道ならではの独特な習慣、文化。関西から移住してきた筆者にとってはまさに驚きの連続で、ネタは尽きることを知りません。ということで、勝手に「北海道あるある」としてシリーズ化しちゃいました。今回は「外食」編です。

あそこでも、ここでも、お一人様!?

札幌に住んでたまに外食して思うことは、お一人様が多いということです。関西に比べ、ひとりで店を訪れ、ひとりで食事をしている人の数が圧倒的に多く、札幌ではお一人様文化が根付いているんだなぁと感じます。

それにしても驚いたのは、なんと回転寿司やホテルのランチブッフェなどでもお一人様のお客さんが結構いるのだということ。

▼若い女子も、普通にぼっち回転寿司!
札幌の飲食店は”お一人様率”が高い!? 移住者が感じた外食時の違いとは

お一人様で外食する時、筆者が思い浮かべるのは、たとえばファストフードや定食屋やラーメン店、あとは牛丼屋など。

しかし札幌では、若い女子が回転寿司でスマホ片手に寿司をつつくのも当たり前の光景。おいしそうな寿司を写真に収めながら食べているところを見ると、きっとインスタグラムにアップするのだろうなぁと微笑ましくなります。

北海道は回転寿司でも十分にクオリティが高いから、老若男女がそれぞれのスタイルで楽しむのだなぁと思っていたそんな矢先。なんと、ホテルのランチブッフェでも、サラリーマン風の男性がひとり食事をしている姿を目撃したのです。

▼若い男子も、普通にぼっちブッフェ!
札幌の飲食店は”お一人様率”が高い!? 移住者が感じた外食時の違いとは

それほど敷居の高くないカジュアルなランチブッフェでしたが、それでも男性女性に限らず、ひとりで楽しんでいる姿は関西ではまず見たことのない光景です。

他のホテルのランチブッフェを利用した際も、お一人様のお客さんをかなり見かけたので、やはりこれも札幌では当たり前のことのよう。そして、周りのお客さんも、誰も彼らに頓着していません。お一人様で行動することの多い筆者にとっては、とても居心地のいいことです。

実はかく言う筆者も、札幌に移住してから回転寿司とホテルのランチブッフェでのぼっち飯を体験しました。入店する時はドキドキしましたが、肩透かしに思うほど違和感なく過ごせました。やはり北海道民は、関西人(特に大阪人)ほど他人のことを気にしないようです。

北海道民は合理的なのかもしれない

他人のことを気にしないのが北海道民の特性なら、物事に対して合理的だということもまた、北海道民の特性ではないかと感じます。これも、外食を通じて発見したことでした。

北海道のレストランの多くで、テーブル上に箸やフォーク、スプーンなどのカトラリー、使い捨てのおしぼりなどがあらかじめセットされているのを見かけます。さらには、注文すると水をピッチャーごと持ってきてくれる店も多いように思います。

▼テーブル上にあらかじめセットされたカトラリー
札幌の飲食店は”お一人様率”が高い!? 移住者が感じた外食時の違いとは

決まったものを決まった数だけ先にセットしておけば、客の人数や注文に応じて割り箸などを準備する必要はありません。また、ピッチャーの水がテーブル上にあれば、コップの水がなくなったからといって客がいちいち店員を呼ぶ必要もありません。実に合理的! 特に札幌市内のスープカレー屋さんにこの傾向が多いと思うのですが、札幌市民のみなさん、いかがでしょう?

また、外食というテーマから少し外れるかもしれませんが、コンビニでお弁当を買うとウェットティッシュが付いてくるのも、関西にはない習慣なので驚きました。しかし考えてみると、お弁当を食べるのがどんなシチュエーションでも、手を洗う場所を探さなくていいというのは、やはり合理的だと感じます。

▼コンビニでお弁当を買うとウェットティッシュが
札幌の飲食店は”お一人様率”が高い!? 移住者が感じた外食時の違いとは

では最後に、ちょっとした小ネタを。居酒屋などで、床から一段高くなっていて、靴を脱いで上がる席がありますよね。あれのことを北海道民は「小上がり」と言うのですが、最初に聞いた時、筆者は何のことか分かりませんでした。関西では「座敷」と言うのが一般的です。調べてみると、北海道弁というわけではないものの「小上がり」は北海道で特によく使われる言葉のようです。

逆に、筆者が普通に発言して通じなかったのが「遠慮のかたまり」です。宴会などで、たとえば枝豆や唐揚げなど、大皿に盛られてみんなで食べる料理がありますよね。それが最後に1個だけとなった時、なかなか手を出しづらくて、いつまでもポツンと残っていることがあります。あの1個のことを関西では「遠慮のかたまり」と言うのです。もしそういうシチュエーションに出くわしたら、ぜひ話のネタにどうぞ。

筆者について

石簾マサ

石簾マサ

すべてのしがらみを捨て札幌で永住するぞ……と移住してきた50代のおっさんライター。札幌楽し~い。移住者が見た札幌の楽しさ・良さを伝えていければ……と思っております。【編集部専属ライター】