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スギ花粉症がない?花粉症事情

編集部
Written by 編集部

 台風もめったにこない、梅雨もない、そんなすばらしき北海道に追い討ちをかけるように「花粉症もない」となったらどんなにすばらしいか……。はい、そうです。北海道には、本州で花粉症の原因のほとんどを占めるスギやヒノキ・ブタクサ花粉症は存在しません。正確には少しだけ存在するのですが、ほとんどありません(3%程度)。2010年発表統計データはこちら

 函館や松前など道南の一部では本州の影響を受けていますので、同じくスギ花粉症が多くの割合を占めています。しかし北上するに従って次第にスギ花粉症が減少していきます。北海道には基本的にスギは自生していないのです(道南のみ自生)。

北海道独特の花粉症とは?

 じゃ、北に行けば行くほど花粉症に悩まされなくてすむのね?というあなた、残念。北海道は北海道で本州とは異なった独特の花粉症スタイルがあるのです。スギ花粉症がほぼない代わりに、シラカバ花粉症が存在するのです。北海道全域で見られる花粉症です。

 そして特に最近急増している花粉症もこのシラカバなのです(花粉飛来量が大変多くなったわけではなく、ストレスの多い生活で免疫系の異常・アスファルト化などが要因)。スギ花粉症だった人でシラカバとは縁のなかった人でも、数年後に突然にシラカバにやられる人もいます。実際、私のまわりの花粉症の人、ほとんどシラカバですね。

北海道の季節ごとの花粉症!!

スギ花粉症がない?花粉症事情

 (4~6月頃)はスギより断然シラカバやハンノキですが、(6~8月頃)はイネ科のカモガヤなどの花粉症に悩まされる人が多くなります。(6~9月頃)はキク科ヨモギなどの雑草類。

 つまり、樹木+イネ科+雑草類という大きく3種類の花粉症、もっと具体的に言うとシラカバ+カモガヤ+ヨモギの北海道三大花粉症が共存していることになります。これはアメリカよりもヨーロッパの花粉症事情に似ているかもしれません。

 これら3つの割合は、広い北海道ですので、都市ごとに変化があります。先ほど書いたように、函館を中心とする道南圏ではスギも依然勢力があります。札幌でもスギ花粉症がわずかにありますし、北見や帯広はシラカバとハンノキがほとんどなど、様々です。

朗報??北海道は花粉症期間が短い!

 そんな北海道ですが、ちょっとだけいい知らせが。本州よりも花粉飛来時期が短いのです。それは雪が降る季節だからという理由によります。雪解けの4月あたりから花が一気に咲き誇り、10月にはもう冬支度。だから、結構短いですよね。

 シラカバ花粉症の注意点は、果物アレルギー併発の危険です。特にりんごやさくらんぼといった果物を食べると口の中にかゆみを生じたり、呼吸困難が現れたり、喘息のようなせきが続くこともあります。シラカバの木とは、きれいな白い木です。北海道ではどこでも見ることが出来るメジャーな樹木です。

 イネ科のカモガヤとは、どこにでもある雑草ですね。かつてはアメリカから明治時代に北海道に持ち込まれた酪農用牧草であり、それが全国へ広まりました。秋口の花粉症の主、エゾヨモギは、8月下旬から花粉を飛ばすものです。

 ということで結論。北海道にも花粉症はある!だけど種類が違う!王者はシラカバ!

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