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サビオは怪我をしたら使うもの


 道民は、手を切ったとき、擦り傷など傷口にはサビオを貼りましょう。……この意味がわかった方は、ほとんどの方が北海道出身でしょう。「サビオ」とは?たいていの北海道民がわかるこの言葉とは何でしょうか。

サビオの正体

 サビオとは、一般には絆創膏(ばんそうこう)と呼ばれるものです。粘着剤が塗られたテープで、中央にガーゼがあるもので、傷口などに貼って、傷を保護したりします。

 実は、サビオというのは救急絆創膏の商品名なのです。商品名としては他にもバンドエイド、カットバン、リバテープなどがありますが、北海道では、「絆創膏(ばんそうこう)=サビオ」、つまり絆創膏の代名詞、総称になってしまっている場合が少なくありません。商品名がサビオだろうとなかろうと「サビオ」と呼ぶ人が多いわけです。

 北海道ではサビオ(sabio)(またはサビヨと言う人もいますが)イコール絆創膏とすぐにわかりますが、本州ではサビオと言っても通じません。ではなぜ、北海道で「サビオ」が定着したのでしょうか。

なぜサビオが定着?

 北海道では、道民の7~8割がたの家庭で「サビオ」を使用しているようで、他の都府県ではあまり例がないといえます。「カットバン」や「バンドエイド」という人も少数ながらいます。

2010年5月、道民と全国を対象にして、サビオ名称使用率調査を行いました。その結果、道民の8割以上の方がサビオを使うと回答しました。一方、道外ではその逆でした。

 決して北海道限定で販売していたわけではないのですが、かつて1980年代ごろまで、北海道 での絆創膏販売トップシェア(占有)が、ライオン株式会社販売の「サビオ」という商品だったようです(もとはスウェーデンの会社が製造する商品名)。こういった経緯で、絆創膏=サビオという方程式が完成し、短い名前のサビオが一般家庭で定着していきました。

 ただ、「サビオ」は2002年製造中止以来、在庫がないお店ではもう販売されていないことも手伝って、最近の若者たちが使うことはなくなってきているようです。中年の年代層で広く使われています。若い人でも、親が使っていたら普通に使っていることも。とにかく怪我をしたら、「早くサビオ!サビオ!」ですね。


補足:この件に関してライオン株式会社によると、長い年月が経過しすぎて担当者も変わって詳細情報は把握できないとのことです。
私事:ちなみにうちでも「サビオ」か「ばんそうこう」を使っています。

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