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道という言葉に慣れよう:方言(北海道弁)

 北海道では、ニュースなどで、普通に「道(どう)」と表現します。道民はそれで「道=北海道」と普通に認識しています。「北海道」と言うこともあるにはありますが、それでも道、道、道となまら登場してきます。ですので、慣れましょう。

 日本の都道府県で「道」とつくのは全国で北海道だけですし、ひとつの島ですので、珍しいしなんだこりゃ?という言葉がいっぱいです。ここでは「道」にまつわる北海道で普通に使われ認知されている単語をピックアップ。特に「全道的」や「道内」は頻繁に登場します。

道(どう)な言葉たち

 ◎「道(どう)」……道では……というように使うことが多く、都道府県の道、つまり北海道のこと。特に政治的な意味での道を使うのであれば道庁・道議会が関係する。
 ◎「全道(ぜんどう)」……北海道全部ということ。全国が日本全体のことをさすのと同じ。天気予報で頻出し、全道的に雨……などと使う。
 ◎「来道(らいどう)」……北海道に来ることです。たとえば「首相が来道した」などと使います。これと似たのが「来札」で札幌に来ることです。類似語では渡道(とどう)というのがあります。北海道に渡る、つまり来るという意味です。
 ◎「道立(どうりつ)」……道立図書館、道立高等学校など、東京都で言えば都立というやつで、北海道立のものです。
 ◎「道内(どうない)」……北海道内ということ。東京都で言えば都内ということ。ニュースでは必ずといっていいほど登場し、このサイトでも度々登場してきますので。
 ◎「道外(どうがい)」……道内の対義語で、北海道以外の日本ということ。北海道弁では「内地(ないち)」。基本的にはこの内地という言葉を使いますが、これは道民から見て……ということなので、正式には、また全国向けの場合は道外を使うのが適切です。
 ◎「道警(どうけい)」……北海道警察のことです。県でいえば県警ですね。
 ◎「道新(どうしん)」……北海道のローカル新聞北海道新聞のことです。ドーシンだけでまずぴんとくるのが北海道新聞です。
 ◎「道産子(どさんこ)」……北海道出身の人のこと。若い北海道出身有名人は道産子の……などと表現する。似た言葉に北海道人というのがある。○○人とつけることが多い。たとえば栗沢町民は栗沢人、など。
 ◎「道民(どうみん)」……北海道民。都道府県民の北海道民ということ。道民共済など様々な使われ方をする。
 ◎「道道(どうどう)」……県でいう県道のことです。北海道の道路ということです。
 ◎「道庁(どうちょう)」……北海道庁のこと。県でいえば県庁です。つまり県庁所在地のことです。
 ◎「道営(どうえい)」……北海道で経営するというもの。道営住宅団地などと使われる。
 ◎「道政(どうせい)」……北海道の政治ということ。具体的には道庁・議会の関連する行政。
 ◎「道議会(どうぎかい)」……北海道議会。
 ◎「道税(どうぜい)」……北海道税。都道府県の税金。確定申告で道・市民税などと使われる。
 ◎「道北・道央・道南・道東(どうほく・どうおう・どうなん・どうとう)」……北海道を大きくエリアごとに分けた名称。
 ◎「道有地(どうゆうち)」……北海道所有の土地。
 ◎「道銀(どうぎん)」……北海道のローカル銀行北海道銀行のこと。
 ◎「道央道(どうおうどう)」……道央自動車道のこと。漢字で見ると回文である。そのほか道東自動車道を道東道と呼ぶ。
 ◎「道都(どうと)」……道都大学で使われるが、北海道の都心というニュワンス。

北(きた・ほく)もあるね

 「北(ほく)」と表現する単語もけっこうあります。これは北海道の北という意味で、「北大(ほくだい)」は北海道大学(道産子の身近な最高学歴)、「北電(ほくでん)」といえば北海道電力、「アル北(あるきた)」といえばアルバイト情報誌のアルバイト北海道。ついでに覚えておくと便利です。「北」に関しては企業名や組織名で多く登場します。一般的に言って、北海道のなになにと表現する場合「道」の表記のほうが多いですので。

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