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ウニはどうやって捕る?知床ウニ漁師・相原晋一さんが語るウニの魅力

ウニはどうやって捕る?知床ウニ漁師・相原晋一さんが語るウニの魅力

みなさんこんにちは。 オホーツク観光大使ラウフェンCukaです。 先日森からセミの鳴き声がとにかくたくさん聴こえてきました。 夜は至る所でカエルの鳴き声。夏はもうすぐそこですね! こちらの記事では、laufenが担当しているAir-G'(FM北海道)の番組「laufenのkita-note」で知床について取材した模様を文字と写真でリポートします。 コラボ企画第6回目は、前回に引き続き知床でウニ漁師をされている相原晋一さんに色々なお話を伺いました。

<第6回ゲスト>ウニ漁師&カフェバー「GVO」マスター相原晋一さん(2014年5月15日放送)

―― laufenのkita-note、Cukaがお送りしています。 この番組では毎週知床に関わる様々な方をご紹介します。 今夜のこの時間は知床で操業しているウニ漁師の相原晋一さんに知床のウニについて教えていただこうと思います。もしもし!(Cuka)

相原:はい、もしもし。

―― もしもし相原さん、今週もよろしくお願いします。

相原:はい、よろしくお願いします。

―― 今週はですね、ウニの捕り方について。

相原:はい。

―― ウニってどういう感じで捕るんですか?

相原:場所場所では捕り方がいろいろあるんでしょうけども、特にウトロ、うちらの方では箱メガネっていって海の底を覗く下がガラスになっていて上から覗くと海底が見えるっていうようなものを使っています。

―― 箱メガネっていうんですね。

ウニはどうやって捕る?知床ウニ漁師・相原晋一さんが語るウニの魅力

相原:それを口にくわえてですね、タモっていう、よく昆虫採集をするような網がありますよね? あれのウニ版っていうのかな?そういうのを自分で作ったやつで。

―― 自作なんですね。

相原:ええ、そのタモの柄が深さによって変えられるようになっているんですけども、船の上から海の底を覗いてひとつひとつそのタモで拾っていくっていう漁法なんですよ。

―― 捕るときに海底ってそんなに見えるものなんですか?

相原:見えます見えます。でもやっぱりうちらも海の状態が濁っていたりとかだと全然、石かウニかわからない状態ぐらいまで濁っちゃうと捕れないので。 ですから、海が凪ぎていても海の水が濁っていたりしちゃうと全然見えないんですよね。

―― うーん。

相原:よくアイスコーヒーの上からガムシロップを注ぐとぼわーんと澱んできますよね?滲むというのかな。

―― そうですね、滲んできますよね。

相原:ああいう状態がね、海水と真水が混ざるとああいう状態になるんですよ。

―― それが海でも起こっているんですね。

相原:そうなんです。見た感じはすごくのんびりとした感じに見えるんですけども、海の底というか、船の下ではいろいろ格闘しているわけですよ。

―― そうですよね。 最近海の環境も変わってきていると思うんですけど、ウニが減ってきたと実感されることはありますか?

ウニはどうやって捕る?知床ウニ漁師・相原晋一さんが語るウニの魅力

相原:そうですね、ウニ自体の個体数はそんなには減ってはいないんですけども、やっぱり海の中の環境が年々変化していますし、いわゆる磯焼けという状況なんですけども、海藻類がなかなか岩場に生えてこないという現象がここずっと何年も続いているんですよ。 ですからどうしても、ウニ自体はいるんですけども、餌となるものが無いのでなかなか大きく育たないというのが現状ですね。 川の水から栄養となる水が最近流れてこないっていうことなんですよ。

―― そうなんですね。

相原:いわゆる環境の関係で砂防ダムっていうのがとてもいろんなところで増えているんですけども、いままでの自然に流れてくる水は良いんですけども、せき止めたりすると余計な泥の成分だとか、良くないものが一緒に土砂と混じって海に流れてきちゃうんですよね。 で、結局岩肌にそういう泥が付着すると海藻類も生えてこないと。

ウニはどうやって捕る?知床ウニ漁師・相原晋一さんが語るウニの魅力

―― 知床の自然を守り、ウニを残していくために私たち消費者や観光客ができることっていうのはなんなんでしょうか?

相原:そうですね、旬の時期にここに来て美味しいものを食べていただくことが一番ベストなんですけども、それ以上に川でも海でも汚さないでほしいということですよね。 やっぱりその生態系を崩さないようにしていただきたいというのが。 遊んでも何しても良いんですけども、ちゃんとゴミだとかは絶対持ち帰ってもらいたいし、そういった意味では本当にクリーンな環境を保ってほしいということですよね。

―― そうですね……私たちがやっぱりマナーを守ることが自然を守ることに繋がるってことですよね。

相原:そうですね、それがやっぱり一番だと思います。

―― ありがとうございます。相原さんが考える北海道、知床らしい音ってどんな音でしょうか?

相原:すごく難しい質問ですよね(笑)

―― そうなんですよね(笑)。一番近くに住んでいるからこそ、何かあるかなと思って教えていただきたいんですけど。

ウニはどうやって捕る?知床ウニ漁師・相原晋一さんが語るウニの魅力

相原:たぶん音楽ということではなくて音で言えばやっぱり、ノイズの混じらないピュアな自然の音ですね。 人工的なものが入らないということでしょうね。 それもさっき言ったように自然の流れをそのままにしてほしいという部分だと思うんですよね。

―― ありがとうございます!

相原:いえいえ!

―― 今夜のこの時間は、知床でウニ漁をしている相原晋一さんにお話を伺いました。

※インタビューは2014年4月下旬のものです。
カフェバー「GVO」 営業期間:おおよそ9月~3月まで

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編集後記

先日知床に行った際、久々に知床峠へ行きました。 その日はあいにくの天気であたり一面真っ白で風も強く、残念ながら国後島を見る事ができませんでした。 前回も知床に行った時は雨がかなり降っていたので、次回こそは晴れるといいな……! みなさんの北海道旅行も、晴れることを祈っています。 それではまたお会いしましょう!
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筆者について

ラウフェンくか

ラウフェンくか

2011年4月1日、札幌を中心に活動するlaufen・Cukaの故郷が世界自然遺産知床・斜里町であることから第14代オホーツク観光大使に任命された。2013年3月に連載スタートした「オホーツクまち発見!!旅紀行」では、オホーツク各地の魅力を発信する。