トピックス

マイナス10度の野外で焼き肉を食べるまち北見―その起源とは?

マイナス10度の野外で焼き肉を食べるまち北見―その起源とは?

みなさんこんにちは。 オホーツク観光大使ラウフェンCukaです。 こちらの記事では、laufenが担当しているAir-G'(FM北海道)の番組「laufenのkita-note」で知床、オホーツクについて取材した模様を文字と写真でリポートします。

<第23回ゲスト>北見観光協会・大西基さん(2015年1月15・22日放送)

―― laufenのkita-note、Cukaがお送りしています。 番組では北海道に関する様々な方をゲストにお迎えしています。 来月北見で行われる『北見厳寒の焼き肉まつり』を皆さん知っていますか?マイナス10度の厳寒の野外で1500人が焼き肉を食べるという物凄いイベントです! 今日はこのイベントの運営をしている、北見観光協会の大西基(おおにしもとい)さんをお迎えしました。こんばんは!(Cuka)

大西:こんばんは。

―― 今日は厳寒の焼き肉まつりについて色々お聞きしたいと思います。 よろしくお願いします!

大西:よろしくお願い致します。

マイナス10度の野外で焼き肉を食べるまち北見―その起源とは?

―― 北見は元々焼き肉屋が多いということでとても有名ですよね。 北見に焼き肉のお店が多いのはどうしてなのでしょうか?

大西:その始まりは戦後までさかのぼります。 当時の日本では内臓を食す文化というものがまだ根付いていなかったのですが、朝鮮半島では内臓を食べる習慣がその時からありました。 北見に住んでいた朝鮮半島出身の方がその美味しさや食べ方を知っていて、北見で商売を始めるにあたり、と畜場で捨てられていた豚の内臓に着目して、昭和31年(1956年)にホルモン焼き屋を出店しました。 それをきっかけに、厳しい寒さが訪れるとホルモン焼きと焼酎のお湯割りというのが定番になって、それが少しずつ北見の街全体に広まっていったそうです。

マイナス10度の野外で焼き肉を食べるまち北見―その起源とは?

―― 焼き肉というと普通はお店の中だったり夏の野外でというイメージがあるのですけど、厳寒の焼き肉まつりはなんと真冬の野外での開催になります。 いつ頃どのようにして始まったのでしょうか?

大西:まずはじめに、北見市には支店や出張所が多くあります。 そこで転勤族の支店長さん達が集まる会、今はボランチ会という組織がございまして、その方たちが集まって色々話をしていたところ「北見は焼き肉が美味しい」、「北見は寒さが厳しい」この二つを活用して北見市を対外的にPRすることができないかと考えたそうです。 そして地元の有志の人たちと一緒に第1回目の『北見厳寒の焼き肉まつり』を2000年の2月29日に開催し、大盛況のうちに終了したということです。 当初は1回限りのお祭りの予定だったのですが、北見市民からの反響が凄く大きくて毎年開催することになり、今年で16回目を迎えることになりました。

―― 実は去年、お客さんがまだ誰もいなくて準備中の会場を見に行ったのですけど、会場が凄く広い印象でした。 大西さんに持ってきていただいたポスターを見ると席がびっしり埋まっているのですが、いつもこんな感じなんですか?

大西:そうですね、毎年多くの方にご来場いただいています。 大体12時頃から100名ぐらいのボランティアスタッフが集まって色んなところに七輪や、椅子用のコンテナを借りてきたりとか、会場設営をしたりするので大体午後5時頃までかかるんです。 それから炭を起こして、炭を七輪に入れて会場へ運ぶという流れになっていますね。

―― イベントは何時間ぐらいやっているんですか?

大西:イベントは2時間30分ですね、午後5時30分~午後8時までです。

マイナス10度の野外で焼き肉を食べるまち北見―その起源とは?

―― お肉などは付いてくるんですか?

大西:入場券がございまして、1枚1500円、限定1500枚で販売しております。 内容は豚肩ロース、サガリ、ホルモン、北見産玉ねぎ、タレ、タレ皿、オホーツク産の間伐材を利用した割り箸。 飲み物(焼酎、ソフトドリンク)飲み放題になっていますので、入場券1枚と温かい格好でいらっしゃっていただいたら楽しめるお祭りになっています。 お肉も100グラムずつで全部で300グラムなので、お腹いっぱいになると思いますよ。

―― そんなに!?お肉が足りない方は買い足したりできるんですか?

大西:はい、市内の焼肉店さんも出店されていますので、足りない方はそちらで買っていただけます。

―― ちなみに会場って最大でどのぐらい寒くなったことがあるんですか?

大西:私の知っている範囲内では、去年(2014年)マイナス11度でしたね。

―― マイナス11度の中での焼肉って知床生まれの私も未経験なのですけど……室内とは違う現象が起こったりするんですか?

大西:そうですね、お肉は全て生で用意するのですけど、準備をする間に冷凍肉になってしまいます。 あとは焼肉のタレがシャーベット状になってしまいますので、七輪でお肉を焼いていただいて、その熱でタレを溶かして食べていただくという……。

―― 凄いですね(笑)。飲み物はどうなってしまうんですか?

大西:焼酎のお湯割りもすぐに水割りになってしまいますね、ビールも急いで飲んでいただかないとシャーベット状態に凍っていきます。

マイナス10度の野外で焼き肉を食べるまち北見―その起源とは?

―― 参加する時ってしっかりと防寒をした方が良いと思うのですけど、皆さんはどんな格好をされているんですか?

大西:慣れている方はスキーウェアとかをがっちり着込んでいらっしゃいますね。 上も下も全部この日のために着てきた!というぐらいの完全防備です。

―― 靴は長靴の方が暖かそうですね。 特にこれを持ってくると便利というものはありますか?

大西:参加される方はただ黙って肉を食べるだけの作業になるので凄く冷えてくるんです。 なのでネックウォーマーだとか、ホッカイロやひざ掛け、おしりにダンボールか何かひいたり、本当に露出は顔だけ!ぐらいの防寒対策をしていただければ楽しめると思います!

―― 皆さん準備を万全にしてイベントを楽しみましょう! 大西さんが考える北海道、北見らしい音を教えてください。

大西:北見はやはり厳寒の土地なので、冬歩いて雪を踏むときに『キュッキュッ』という音がするんです。 北見以外のそんなに寒くないところだと、同じような音がしないんですよ。 そして北見ならではの音がもう一つ、『ジュジューッ』という焼き肉を焼くときの音がやはり良いですね!

―― どちらも北見らしいですね! 『北見厳寒の焼き肉まつり』は2月6日金曜日、午後5時30分~午後8時まで、北見芸術文化ホール駐車場特設会場で開催されます。 入場券は1人1500円、1500枚限定で、北見商工会議所、日専連ニック、北見市役所観光振興課、観光協会などで販売中です。 窓口販売は北見市内でしか行っておりませんが、遠くからお越しの方はチケットのお取り置きもできるそうなので、北見観光協会の電話番号(0157-32-9900)までお問い合わせください。 大西さん今日はありがとうございました!

大西:ありがとうございました!

マイナス10度の野外で焼き肉を食べるまち北見―その起源とは?

北見厳寒の焼き肉まつり

Air-G'(FM北海道)毎週木曜日19:30~19:55放送中「laufenのkita-note」ではお便りを募集しています。 あなたが感じる「北海道の音」って何ですか? これが聴こえるとほっとする、北海道に帰ってきた!と感じる音、北海道のCMソングなど その他ラウフェンへの質問、メッセージ、何でもOKです。 宛先はkita@air-g.co.jpまで!こちらのフォームからもメッセージを送れます!
スマートフォンアプリを使えば全国どこでも番組を聴くことができます。パソコンからも、radikoで聴くことができます!
番組ホームページ
スマートフォンアプリ
radiko

Cukaがボーカル担当の音楽プロジェクトlaufen:
laufenウェブサイトlaufenFacebookページ

AirBookmark

筆者について

ラウフェンくか

ラウフェンくか

2011年4月1日、札幌を中心に活動するlaufen・Cukaの故郷が世界自然遺産知床・斜里町であることから第14代オホーツク観光大使に任命された。2013年3月に連載スタートした「オホーツクまち発見!!旅紀行」では、オホーツク各地の魅力を発信する。