紋別名物「巨大カニ爪オブジェ」はかつて流氷の上に浮かべていた?

AIR-G'(FM北海道)レギュラー番組「laufenのkita-note」とのコラボ企画

みなさんこんにちは。
オホーツク観光大使ラウフェンCukaです。
こちらの記事では、laufenが担当しているAir-G'(FM北海道)の番組「laufenのkita-note」で知床、オホーツクについて取材した模様を文字と写真でリポートします。

<第22回ゲスト>紋別観光協会・近江谷将周さん(2014年12月18日放送)

―― laufenのkita-note、Cukaがお送りしています。
皆さんは紋別にある巨大なオブジェをご存じですか?
紋別の道の駅の近くに凄く大きなカニの爪のオブジェがあるんですよね。
どうしてこんなところにあるのかな?と、気になったので紋別の方にお話を聞いてみることにしました!
今日は紋別観光協会の近江谷将周(おおみやまさのり)さんとお電話が繋がっています。
もしもし。(Cuka)

近江谷:もしもし。

―― 今日はカニの爪のオブジェの謎について聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします!

近江谷:はい、お願いします!

―― あの凄く大きいカニの爪は、いつぐらいにどうやって作られたものなんですか?

近江谷:昭和58年(1983年)に紋別市で「流氷アートフェスティバル」というプロジェクトが始まったのですが、その時に作られたようです。
彫刻家の長崎歳氏と、紋別商工会議所の桑原久雄氏、そして紋別市民との共同制作だったとのことです。

―― カニの爪はどのぐらいの大きさなのでしょうか?

近江谷:高さが12mで幅が6m、重さが7トンです。

―― 7トンもあるんですね!?
元々海に浮かんでいたって聞いたのですけど……?

近江谷:オホーツクの蒼い空と純白の世界をオブジェで表現しようという意図があったようで、流氷の時期になると海に浮かべていたそうですが、今はずっと陸上で展示しています。

―― じゃあ寒くなると陸から海に移動させていたのですか?

近江谷:そうですね、移動させて流氷の上に置いていたそうです。

―― ということは、かなり流氷も分厚く敷き詰められていたんですね!
昔はカニの爪以外にも色々あったと聞いたのですが……。

近江谷:鮭の親子だったり、あとはピラミッド型のものもあったそうなのですけど、それらは老朽化が激しくなった為に現在は無くなっております。
鮭は沈んだという噂も聞こえてはいるんですけど……。

―― 沈んじゃったんですか!?

近江谷:それはちょっと定かな話ではないのですが、ピラミッドの方は12~13年程前まではカニの爪の隣に置いてありました。

―― 前から気になっていたのですが、カニの爪の中ってどうなっているんですか?

近江谷:実は裏側に扉が付いていまして、扉を開けると鉄骨の骨組みがあって、その骨にFRP(繊維強化プラスチック)で形を作ってカニの爪型になっているんですよ。
中はガラガラです、空洞ですよ。


―― カニの爪を使ったイベントは行われていますか?

近江谷:カニの爪を被写体としたフォトコンテストを昔2~3年続けていました。
入賞作の一つは、以前観光協会で作った紋別の観光ポスターに使用させていただいたこともあります。

―― それはどんなアングルで撮られたものだったんですか?

近江谷:夜にカニの爪をライトアップしているのですが、それが月明かりで浮かび上がっている感じで、引き気味で撮っている写真です。
海のそばに建っていて修繕費が結構かかるので、最近は色を直したりですとか、ライトを変えたりですとか、そういったことにお金がまわっています。

―― 近江谷さんが考える北海道、オホーツクらしい音ってどんなものでしょうか?

近江谷:やっぱり海の音だったり、流氷の当たる、軋む音とかになりますね。

―― この時間は紋別観光協会の近江谷将周さんにお話を伺いました。ありがとうございました!

近江谷:ありがとうございました!

紋別観光協会

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