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日本で唯一!流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱ船長に聞く ガリンコ号の今昔

日本で唯一!流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱ船長に聞く ガリンコ号の今昔

みなさんこんにちは。 オホーツク観光大使ラウフェンCukaです。 こちらの記事では、laufenが担当しているAir-G'(FM北海道)の番組「laufenのkita-note」で知床、オホーツクについて取材した模様を文字と写真でリポートします。

<第27回ゲスト>ガリンコ号船長・山井茂さん(2015年2月12日放送)

―― laufenのkita-note、Cukaがお送りしています。 番組では北海道に関する様々な方をゲストにお迎えします。 先週も流氷について伺いましたが、皆さん流氷砕氷船のガリンコ号は知っていますか? 今日は紋別の流氷について、ガリンコ号の船長、山井茂さんにお話を伺います。 もしもし!(Cuka)

山井:もしもし。

―― はじめまして、今日はよろしくお願いします。

山井:よろしくお願いします。

日本で唯一!流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱ船長に聞く ガリンコ号の今昔

―― ガリンコ号は私も見たことがあるのですけど、ドリルの付いたカッコいい流氷砕氷船ですよね。

山井:そうですね、日本でドリルの付いている砕氷観光船は、紋別のガリンコ号一隻ですね。

―― 日本では一隻なんですね! このガリンコ号はいつ頃から運航されているのですか?

山井:平成9年(1997年)の1月からガリンコ号Ⅱになりまして、Ⅱになってからはもう18年くらい動いているのですが、初代のガリンコ号も冬に10シーズン動いているので、ガリンコ号という名前が付いて運航し始めてからは28年ぐらいになると思います。

―― ドリルを使ってどのように進んで行くのでしょうか?

山井:ドリルはねじの原理を利用していて、薄い氷は船をまわしているとパラパラ割れてしまうのですが、厚い氷は割れないので、らせん状のスクリューで氷に乗り上げて船の重さで割るという仕組みの船なんです。

―― 流氷が厚くて進めなくなってしまうことってあるんですか?

山井:流氷の厚さとか密度によっては前に進まないこともありますね。 そういう時は流氷を見ながら進むので、無理だなと思ったらやめて引き返すとか、そういったところを避けて通るという運航の仕方をします。

―― 船には何人くらい乗れるんですか?

山井:お客さんは195人乗れます、約200人乗りの船です。

―― ガリンコ号Ⅰ号Ⅱ号ではどのぐらい差があるのでしょうか?

山井:初代のⅠ号は72人乗りで、もともと実験船だったものを改造して客船にして冬だけ動かしていました。 その後に本当の客船という感じでガリンコ号Ⅱが出来て、人数も倍乗ることができるようになったし、船の大きさも3倍くらいになりました。

―― 中の設備とかも変わったんですか?

山井:初代の船は暖房も何も無かったですね。 外のデッキの吹きさらしのところに椅子があって、横から風を受けたら雪がみんな体に付くぐらいでした。 今は客室もあるし、暖房も完備されています。

日本で唯一!流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱ船長に聞く ガリンコ号の今昔

―― ガリンコ号のスピードはどのくらい出るのですか?

山井:氷が無いところでは約10ノット、最高で11ノットぐらいで、時速約20キロぐらいですね。 流氷の中に入ると、氷の状況によっては人間の歩くスピードか、それ以上遅いこともあります。

―― 砕きながらゆっくりと進んで行くんですね。

山井:そうです。

―― 今の時期、紋別の流氷はどのような感じでしょうか?

山井:1月の17,18日に一度港の入口の近くまで来たんですよ。 運行初日の1月20日と、21日もある程度は流氷の中に入って、その後ちょっと離れていたのですが、今はまた港の中に流氷が押し寄せて来ていますね。

―― もう時期的には流氷が紋別の中に敷き詰められる頃なのでしょうか?

山井:いつもでしたら大体流氷がいっぱいある時期なんですけど、ここ10年20年は流氷の勢力というか、オホーツク海の全部の面積の流氷が少なくなっていることは確かです。 それから流氷はやっぱり風の影響を受けるので、風で行ったり来たりするのが激しいですよね。

―― その時によって違った風景が見られるという感じなんですね。

山井:そうですね。

日本で唯一!流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱ船長に聞く ガリンコ号の今昔

―― 山井さんが考える北海道、紋別らしい音ってどんなものでしょうか?

山井:うーん、音ってあまり浮かばないのですが、自分が乗っているガリンコ号はガリガリと流氷を砕いて進む船だからガリンコ号という名前が付いているんです。 だから、ガリンコ号が流氷の中をガリガリと進む音が自分では紋別の音かなと(笑)。

―― 山井さんがずっと聴いてきたガリンコ号の音!紋別らしい音ですよね。 私も紋別に行ったらぜひ乗ってみたいです!

山井:氷のある時は結構ガリガリ鳴って面白いと思いますので、ぜひ流氷のある時に来てください!

―― はい!ありがとうございます。 ガリンコ号は朝6時発のサンライズクルーズから、16時10分のサンセットクルーズまで、1日最大7便を運航しています。 乗船は要予約なので、電話番号0158-24-8000までお問い合わせください。 この時間は、ガリンコ号の船長、山井茂さんにお話を伺いました!ありがとうございました。

山井:ありがとうございました。

ガリンコ号オフィシャルウェブサイト

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筆者について

ラウフェンくか

ラウフェンくか

2011年4月1日、札幌を中心に活動するlaufen・Cukaの故郷が世界自然遺産知床・斜里町であることから第14代オホーツク観光大使に任命された。2013年3月に連載スタートした「オホーツクまち発見!!旅紀行」では、オホーツク各地の魅力を発信する。